メガネのハートランド
福井県鯖江市産の眼鏡を販売。認定眼鏡士のいるお店。
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技術的お話

スタッフブログ

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フチなしフレーム(ツーポイント)

技術的お話

32年ぶりの円安らしい・・・・

 

この頃のメガネは、ツーポイント(フチなし)フレームが、凄く良く売れていた時期だと思う!!!

(僕の結婚式の写真もツーポイントの眼鏡をかけていたので流行ったのはもう少し後かも)

 

あの頃のフチなしメガネのレンズ加工は、レンズに穴を開ける場所をマーキングして、手作業で仕上げていたので出来上がりに若干の差があったのですが・・・・

 

当店での現在のレンズ加工は、モニター画面にマーキングをすれば、機械が正確に穴を開けてくれる!!!

 

仕上がりがこちら(クロムハーツツーポ)

ってまだ仕上がってない・・・・

 

話を戻して・・・・

32年ぶりの円安って、聞いて悪いイメージを与えている報道のようですが・・・

 

僕はまだ社会人になりたての頃ですが、無茶苦茶景気が良くって、凄く楽しかった時期なんですね!!

確かにメガネの値段も円安で値上げ気味ですが・・・

食べ物の値段も世界に比べるとまだまだ安い・・・・

 

政府もドルを売りまくって、消費税をゼロにしてください(願)

 

前の国会答弁で減税は、税金をあまり納めていない層にとってメリットがあまりないと言っていましたが・・・

消費税は全員に平等にメリットがあり、お金をいっぱい持っている人がいっぱい使えば、景気が良くなる気がするのに(笑)たぶん経済はそう単純ではないのでしょう

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スーパーカーは死語!?

技術的お話

僕の子供の頃にあこがれた、スーパーカー「ランボルギーニLP500」

そんなスーパーカーに乗って、フィッテングの調整に遠くから来店いただきました!!!

(フィッテングの調整という表現は変だな(笑))

(メガネのかかり具合の調整が正解かな)

 

ランボルギーニ・ウラカン

折角なので、横に乗せていただきました((笑)

 

ニコンD500の設定が、メガネの物撮り用のままだった・・・・

 

地を這う低さで、軽自動車からも見降ろされた(笑)

 

 

メガネ屋として気になったのが、運転姿勢が寝そべる様になる事と、バックミラーがモニターだった事・・・・・

 

左ハンドルなので、右側に座った僕は足に力が入ってしまうと言うと、この車は、足では無く背中で体重を支える感じでとの事

 

O様のメガネレンズは遠近両用になっているのですが・・・・

寝そべった姿勢で運転するには、アイポイントと、フレームの傾斜角の考慮が必用!

 

「バックミラーがモニターなんですね」と聞くと・・・・

「ミラーだと後ろがまるで見えないんだよ・・・・」

と後ろを振り向くと、視野がほとんどない(笑)

外から見てもこんな感じ・・・・

 

鏡(カガミ)の場合は、実際の物が反射して写っているだけなので、自分の眼で鏡に写った遠くの物にも近くの物にもピントを合わす事が出来るのに対して、

モニターの場合は、モニターに連動したカメラのピントに合っている・・・・

もっと重要な事は、目の焦点距離(ピント)はモニター画面までの距離になる事!!!

 

運転中の眼の焦点距離は無限遠方に近い無調節状態なのに、バックモニターを見る時の焦点距離は60㎝ほどに、1.66ディオプトリーの調節が必要になる事。

(遠方視するカガミ(ミラー)の場合は、調節は必要ありません)

 

近い将来には技術の進歩で、鏡(ミラー)と同様のモニターカメラが出てくるような気がします。(現在のスマホ2眼カメラでもまだまだ)

 

ただ、後ろがほとんど見えないスーパーカーや貨物車などは、バックモニターが有効ですね!!

 

過去に購入いただいたメガネの調整のついでに、新しいメガネ2本ご注文いただきました!!!

 

レンズの設計や度数を、お客様に最適な物をお勧めしたいので、眼鏡を使うときの状況をお聞きするのですが、言葉で聞くよりも実体験する方が、色んなものが見えてくる気がします。

(聞き出す力も状況を理解するのも経験値が必要ですね)

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自覚なき自覚症状・・・

技術的お話

ウィキペディアによると、「自覚症状(じかくしょうじょう)とは、病気にかかっている者に感じられる症状であり、生活状況に大きな変化はもたらされていないというのに、痛みや苦しみや倦怠感などを感知するようになり、そこから自身が疾患状況であるということが自覚できるような状態であるときに、その際に感じられる痛みや苦しみなどの症状を指す。」

となっています。

 

これは、普通の(今までの)状態と違う状態になった時に、自身が感知られる症状・・・

 

(自覚症状は医療用語なのか???)

(医療用語なら超慎重に書かなくては・・・)

 

図

図

上の図は、外斜位が普通の場合と、大きい場合の図です。

(何回も使いまわした図で、調節では無く調整の方が良い表現かも)

 

人間の目は、左右に1つづつあり、見る物に向かって左右の目が真っすぐに向かいます。

 

左右の眼位のズレが大きいか寄せる力が少ないと、下の図のように無理がかかるのですね。

 

ただ、上の図の方も、下の図の方も両眼視は普通に出来ています。

 

数十年前に外国のシェアードさんが考えた眼鏡業界では有名な基準に、

(シェアードの基準)正常な両眼視を維持するためには輻輳力・開散力が斜位量の2倍と等しいか、またはそれ以上なければならない」

(シェアードが人名なのか?どこの国なのか?何十年前か?は・ググッても判らない(;’∀’)

 

上の図は、眼位がズレているけど、合わせる輻輳力がズレの2倍以上ある状態で、下の図は2倍は無いけど合わせられる状態。

(合わせる力よりズレの方が大きいと斜視(複視又は片眼抑制)になります。

 

計算式もあって、「Δ=2×斜位量ー余力÷3」なんですが・・・・・

このΔ数値はあくまでズレ量の倍に等しい値で、斜位量や余力の測定も簡単ではないのです。

 

本題は・・・・・

下側の図の方は、無理して調整しているけれど、生まれてからズ~~トその状態で、他人とは比較出来ないので、自覚が無いのです・・・・・

 

加齢による眼筋力(余力)の低下や、目の周りの筋肉の低下(サギングアイ)による、加齢による自覚症状は出るものの(特に複視)、40台まではそれが当たり前で自覚が無いのが普通です。

 

当店では、当店でメガネを作る方ほぼ全員の斜位量を測定しています。

 

で、下の図の状態の方には、説明はしますが・・・・

自覚がないので、深く理解するのはそう簡単ではありません。

 

特に若い方は、一応自身の眼の状態を簡単に理解だけしてもらっています。

 

で・・・・・

 

次にメガネを作りに来られた時に検査して・・・・

同じような数値が出て・・・・

前にもこんな説明しましたかと聞いて・・・・

 

今回は、アレを試してみます事になり・・・・

 

出来上がったメガネたちが

 

たまたま別の方の眼鏡の仕上がりが3つ重なりました・・・・

いわゆる「プリズムレンズ」赤い丸がプリズムΔ度数です。

 

図

内斜位の場合はレンズの向きが逆になり、上下斜位の場合は、上下になります。

 

補正するプリズム量は、矯正度数や調節性輻輳量とも連動してくるので・・・・

独自でこんなアプリを制作しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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TV番組「それって!?実際どうなの課」

9月7日福井放送11:59PM から放送された「それって!?実際どうなの課」

https://www.ctv.co.jp/dounanoka/article/hddn95hiw2weu8bw.html

 

バードウオッチングをしたら、視力が回復するのか!?

 

ちょうど1年前にも、同番組で同じ企画があったのを・・・

https://heart-land.jp/archives/42573

↑このブログで書いていたりしてます↑

結果は!!!!!

!!!!!!!

!!!!!!!!!!

 

5日間で「0.4」から「1.0」まで回復しました!!!!

 

メガネ屋的にも、ありえない話では無くて・・・・

動物の身体の機能は、状況によって変化して行く・・・・

その変化が世代も超えるのが進化・・・・

 

ようは、近くが見やすい眼は近視で、近くばかり見ていると近くが見やすい眼(遠くが見えにくい)眼になって行く傾向にあります。

 

人類が文字もスマホも無い時代、狩猟を行っていた時代は、近視などほとんど無かったと思います(主観ですが)

 

調節は自律神経によってコントロールされており、遠方調整は交感神経、近方調整は副交感神経が作用します。

 

狩猟は、体を活発にする交感神経を使うので、身体の理にもかなっているのです。

 

図

当店の眼鏡の度数調整の基本は、網膜より少し前に焦点が合うような度数に調整出来るように心がけています。

(ユーザーの環境や要望・年齢により変えることもあります)

 

 

図

 

ぐっと遠方調整(マイナス調節)する事で、最高視力が出るのが理想ですし、そのような眼の使い方を意識出来ていれば、近視の進行も抑制できると思っています・

(マイナス調整は個人差や眼の使い方の差があります)

当店の測定器で、他覚的(?)に測れる装置もあります・・・

この横軸の一番最初の「fog」部分・・・

 

メガネ屋さんや眼科で「オートレフ」で測定した方なら判るとおもいますが「気球がボ~ト、ぼやける」アレ・・・・

ボ~としてくる時に、しっかり見ようと努力しないといけませんが、見れる人と見れない人がいたりします。

 

当店でメガネを作った学生さんに説明する中で・・・・・

スマホ勉強も止めて、アフリカでライオンを追いかける生活をすれば視力も悪くならない」

と良く説明してウケを狙いに行くのですが・・・・

 

学生にはウケは良いのですが、親御さんは苦笑い・・・・

 

「スマホもゲームも」と言えば親御さんのウケは良くなると思いますが、そこは忖度せずにあえて「勉強」も(笑)

 

話をTV番組に戻して・・・・・

 

1年前の記事のリンクを見てもらえば判るのですが・・・・

1年前に0.4⇒0.8に上がったのに・・・・・

 

今回の実験の前の検査では、0.4だったのです(笑)

 

この事実で僕が言いたいのは・・・・・・

折角あがった視力が、1年で元に戻った事では無く・・・・・

 

0.4から悪くなっていなかった事実なのです(笑)

 

この検証も0.4以下の裸眼視力では、検証出来ず、ベスト視力は0.6~0.8ぐらいがマイナス調整しやすい視力(度数)ではないでしょうか!!

 

あっ・・・

前回の実験では、0.4⇒0.8 だったのが

今回は、0.4⇒1.0 になったのは!!!!

動く鳥を探すことで、眼球運動が大きくかかわっているような気がします!!!

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熱によるレンズコーティングのクラック

まだまだ暑いです・・・

 

暦の上では8月7日が立秋で、すでに残暑になっていたりして・・・

 

もう秋なの???

 

秋分の日が9月23日でそれ以後が秋なの・・・・

 

ググッてみると、昼と夜が同じ長さになるのが秋分の日で、夏至(昼が一番長い日)と秋分の日のちょうど間が立秋で、立秋からが秋らしい・・・・

 

で今日はすでに秋!!!

 

このブログは大変お勉強になりますね!!!!

(当然調べて書く僕のお勉強ですよ)

 

メガネのレンズ(プラスティック)って何層にもコーティングが施されています。

 

傷つきにくいハードコーティングや、反射を抑えるためのコーティング等々・・・

 

反射防止コーティングって、多層膜にコーティングして、コートとコートが反射しまくる事により反射が無くなるんだって・・・・

実験するとそうなんですが・・・・頭の中では理解出来ないよね・・・・

 

カガミとカガミを合わせると、永遠に鏡の中に反射しあってる感じ(どんな感じ)

 

 

その何層にもコーティングする材料が金属だったりガラスだったりするんですね・・・

 

中のプラスティック素材は熱で膨張してしまうけど、金属コーティングは膨張しない(膨張係数が違う)ので、コーティングがひび割れしてしまうのです。

 

で冷えるとプラスティックは縮む・・・・

 

 

メガネをかけたまま、高温のサウナに入ったり、真夏の車の中にメガネを放置したり、バーベキューや焚火で熱風を浴びたりいたら、一瞬でクラックが入ったりしちゃいます・・・・

 

たぶん長時間暑い中にいても、ジワーとレンズは膨張していて、そのまま涼しい室内に入ったりしてもクラックが入る場合もあります。

 

ある程度弾力があるプラスティックだけに強い衝撃や圧力がかかったりしても同様です。

 

ぱっと見ただけでは判らない場合があるので、動画にしてみました!!

 

 

 

反射の角度によって、よく判る角度と解りにくい角度がある事が解るでしょうか?

 

これはレンズのキズでは無く、コーティングのクラックです。

 

 

眼鏡小売業界もPL法が施行された時は、どのお店も注意事項を色々説明してましたよね・・・

(現在は何割ぐらいのお店がしっかり説明をしているのでしょうか????)

 

当店では、12ページにわたるカラーの冊子をお付けしています。
(特に初めて購入した子供には口頭による詳しい説明を徹底し直さないといけませんね)

 

皆様も本当に暑さにはご用心下さいませ。

 

 

 

 

 

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