メガネのハートランド
福井県鯖江市産の眼鏡を販売。認定眼鏡士のいるお店。
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眼鏡と眼の知識

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眼鏡と眼の知識

メガネライフをもっと快適に、もっと楽しくする豆知識を紹介します。メガネのこと、眼のこと、見え方のこと、デザインのことなど公開していきます。

No.9 右目と左目の距離

眼鏡レンズには、光学中心があります。   その位置と目の中心を合わせる事は、大変重要な事です!!   左右の目の幅は、PDと言われ、だいたいミリ単位(片眼の場合は0.5ミリ単位)で、左右眼鏡レンズの光学中心の距離にキチンと入るように加工いたします。 (PD(瞳孔間距離)は、"Pupillary Distance" の略)   1㎜もズレると当然やり直しです!! (僕が眼鏡士を取得した時代は、完全手削り加工テストだったので、かなりの技術を要したのですが、最近の加工機はキチット設定すれば、ズレる事はまずありません)     1㎜もズレるとやり直しと書きましたが、目の測り方によって、1㎜ぐらい簡単に違うのです!?   今回、自分の遠近両用レンズを作るにあったって、4つの方法で測ってみました。   ①オートレフ(片眼遮蔽による架空固視点) ②写真撮影方式(アイメック) ③PDメジャーによる肉眼で読み取り式(遠方固視点方式) ④PD計方式(固視点の距離を計算で出す方法)   ②と④は片眼の距離が出ますが、①と④は合計の距離   ま、全部微妙に違うのです(笑)   (眼鏡士の会報で、眼鏡学校の生徒がどの方式が一番正確か?との研究発表が行われていて、ビデオ写真方式が、一番誤差が少ないとの結果だったような)   ①②③④、たぶんどの測り方も、正解なのです!!   人間の目は右を見たい時は右に動き、左は左、上は上に動きます。近くを見る時は目が寄りますし、真っすぐ光学中心だけでのみ見てる事など絶対にありません(笑)   あと人間の機能は凄くて、少々のズレなど、脳と眼筋が補正してしまうのです!!!     じゃ「1㎜もズレると当然やり直し」とは????     近視の外斜位系の人は、広めのPDの方が良いし、老眼の輻輳力が弱い人は狭めのPDの方が良い等々、 度数・眼位・輻輳力・年齢などを考慮して、多少違うPD数値の中から、最適なレンズのPDを決定しているのです!!   その方が、絶対快適な眼鏡に仕上がります!!!!     (偉そうに書きましたが、当店購入者全員には、2種類以上のPD測定はしておりません) (必要と感じる場合と、希望者には測定しておりますので、興味のあるかたはリクエスト下さい)
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No8 小児メガネの危険性!!

本日、メガネが初めてという小学6年生の男の子に来店いただきました。   普通、初めてメガネを作る小学生以下の児童ですと、眼科さんの処方箋を持ってこられる方が多いのですが、兄弟や家族の方が当店で購入いただいているので、来店いただいたみたいです。   まず、オートレフラクトメーターという機械で、他覚的に測定すると、ゆるい近視の数値。 (僕みたいなベテランになると、この数値だけでいろんなパターンの疑いが・・(笑))   で、問診   「黒板が見えにくい?」   「・・・ん~~黒板は見えるんだけど・・・・」 「近くが見えにくい?」   「・・・ん~~近くが見えにくいのかな・・・」   子供ですので、はっきり訴えられない お母さんも、「なんか見えにくいみたい・・・」   遠方裸眼視力も、0.7、8ぐらいあるし、   近方裸眼視力もそこそこ良い   輻輳近点(目がちゃんと寄り目出来るか)も問題ないし 調節近点(どこまで近くで見えるか)もそう問題ない   ただ、近方眼位が・・・(あとで解説)   両目に雲霧をかけて(プラスレンズを入れて調節を抜く事)慎重に両眼解放で検査してみても、ある程度で視力が上がらなくなる・・・・   普通眼鏡店には設置していない、当社の秘密兵器(調節機能解析スフトウェア)で調べてみようとすると・・・・   その機械を動かすPCの電源が入っていない(汗) やっと、起動したかと思ったら、ウインドウズがアップデイトしだすし(笑)     結果、FK-map(解析結果表示グラフ)が真っ赤っか!?   まあ、疑いが確信に変わりましたが、当然当店は医療機関ではありません。   「まずは、眼科さんを受診して、処方箋をもらってからまた来てくださいね」と   「その際に、先生に調節系みたいな事をメガネ屋さん言ってましたと伝えて下さい」   お母さんが「調節系って??」って心配されてましたので、   「例えばスマホ老眼みたいな・・・」   って図を使って説明すると、   「ほら、あんたスマホのやりすぎやわ!!」   と怒られていたので、そうじゃない事を弁明をしておきました(笑)    

一番不幸なのが、オートレフの結果だけ見て、近視のメガネを安易に作る事・・・・

  商売熱心で知識があまり無い眼鏡店なら、近視のメガネを売ちゃいかねません・・・   たぶんこの子の目は、遠視が潜伏していて、常に頑張って調節しているので調節筋がフリーズしているのではないかと思われます。   最初に書いた眼位も、近見内斜位(調節性の内斜位)を示しています。 (目が必要以上に調節しているので、近くを見る時に寄り過ぎてしまう)   フリッパー(プラスレンズとマイナスレンズ)や、雲霧で、ある程度調節を取る事は可能ですが、やはり小児の場合は、眼科で目薬を使用しての検査、治療が本来ではないでしょうか!!   あくまで当店はメガネ屋であります。 ただ、快適な視生活を過ごしていただくために、全力で応援いたしております!!!
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No.7 「両眼解放検査」と「両眼視機能検査」

一般的な視力検査では、片眼を遮蔽し片眼づつ視力測定しますが、日常では両目同時に見ているので、「両眼視(融像)した状態で測定した方が良いのでは」という検査方法が、両眼解放検査です。   さらに、両眼を解放した状態で、左右の眼位の状態・輻輳力・開散力・調節力・眼球運動等、両目の視機能の検査をするのが、「両眼視機能検査」になります。   人間の目は左右二つあり、二つの像を脳で一つの像にします(融像) 左右の目の視差で、脳が近い遠いを判断し立体的に捉えます(立体視)   下の図は、深い眠りに入ってる等、眼に全く力がかかってない状態(絶対安静眼位)から、遠くの物を見た状態です。   左右の眼が一つの物にしっかりロックオンします!! (近くを見る時は、距離に応じて視線がハの字になります)       上の図は、安静眼位の左右のズレが大きかったり、調整力が少ない場合です。   しっかり両目で一つの物をとらえてますが、眼に無理がかかっております。 近くを見ようと思うと、更に無理がかかります。     両眼視機能の中の一つに、シェアードの基準があります。   (シェアードの基準)正常な両眼視を維持するためには輻輳力・開散力が斜位量の2倍と等しいか、またはそれ以上なければならない。   眼位はズレていても、調整力がズレの2倍以上あれば、両眼視が維持できますよとの事     では、ズレが大きい、もしくは調整力が少ない方はどうするか   プリズム効果のあるレンズを使って、無理なく両眼視の維持が出来るようにします。   今回の図の説明は外斜位の場合のざっくりな説明でした。     ただ、人間の身体はそんなに単純じゃないので、両眼視機能を考えたレンズの度数決定は実に奥が深いです。 バッチリ適合すれば、とても快適な視生活がおくれるようになります。              
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NO6 遠近両用 インデビジョンレンズ

今年はインデビジョン遠近レンズ元年とも言われ、各レンズメーカーから様々な高性能遠近両用レンズが発売されております。   現在の遠近両用レンズの進化はレンズ単体の設計だけではなく、フレームの形状・そり角・傾斜角を計測した上での、ユーザーの眼の状態・使用目的・左右別目の幅・寄せ具合等々を考慮して、完全オーダーメードで仕上げていきます!!!!   そう、測定する人の技量が問われるレンズなのです!!   適当に測って作った高価なインデビジョンレンズは、安価な汎用タイプのレンズより劣ってしまうのです。 http://www.nikon-lenswear.jp/sp/ai/ai/cyber.htm まずは、自分の眼鏡で制作して試すのが、一番!!!   この業界に入った頃は老眼の方の気持ちは、聞いた感覚しか解らなかったのが、今は自分で体感出来る年齢に来ております(笑) http://www.nikon-lenswear.jp/sp/ai/ai/cyber.htm 今回使用するレンズはNIKONの新発売レンズ「AIサイバー」   フレームの状態と目の状態を計測するのは、「アイメック」 http://www.eyemetrics.co.jp/eyemec     この機械で4方向から撮影します。   使用フレームは、先日鼻モリモリしたクロムハーツPENETRANUSⅡ   そり角は、その眼鏡だけで解るのですが、傾斜角はその人が実際にかけてみないと解りません   僕の左右の目の中心は、フレーム中心から左右に違いが出ていて、輻輳量(目の寄せ幅)も左右で違っておりました。   念の為、実際に装用して、アナログで目視で確認!!   僕の目の動きを確認して、レンズをオーダー!!   当然見え方だけではなく、眼鏡の見た目も考慮してレンズカーブまで指定!!   スペシャルな眼鏡に仕上がりました!!!!   HOYAの定規を使用しておりますが、レンズはニコン最上位レンズ「AIサイバー1.74ブルーカットコート」          
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No.5 フレームが広がりにくいヤゲン加工について

  レンズをフレームに入れる場合、フレームの溝にレンズが外れずに入るように、レンズに山(ヤゲン)を作ります。 当然レンズの度数が強いと、削った後のレンズ厚も分厚くなります。 セル枠の場合は、普通に削るとフレームが干渉して、余計に広がろうとしてしまうのです。 当店では、度数の強いレンズの場合、ヤゲンの外側に角度を付けて削ることにより、レンズの厚みを抑えるだけではなく、フレームと広がりにくくしているのです。 見えないところですが、末永く快適に使えるように、当店では一工夫ひと手間かけて真心を込めてレンズ加工を行っております。   こういった見えないこだわりも、メガネ選びのひとつとしてお考えくださいませ。   強度レンズ、フレームが広がりにくいヤゲン加工 http://pqheart.blog109.fc2.com/blog-entry-2080.html  
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