NO15 両眼視検査アプリ(当社開発)
新規のお客様から「明視域」を測定してください。 と電話予約が入りました。 そこで、当店スタッフに問題を出してみました。 「完全矯正値が-2.0Dの方で、調節力が1.0Dあり、-1.5Dの眼鏡をかけている方の明視域は?」 ま、眼鏡士なら簡単な問題です・・・・・ 机上の計算だけなら、完全矯正値も調節力も絶対的な数値なんですが、僕たちが測定するのは、完全矯正値や調節力なんですね!!!! 常に完全調整値も調節力も疑って測定しないと、本当に良いメガネが出来ないのです!!! 予約の日時に来店されたのは20代女性・・・・ (主に明視域を考えながら度数を決定するのは、調節力が低下した老眼世代です) (上の問題は60歳ぐらいを想定して、遠点2m~66.7㎝近点の明視域です) 他覚検査機(オートレフ)の数値はほぼゼロ値で、裸眼視力も、輻輳、調節近点も良好 (この方の明視域と聞かれれば、無限遠方から眼後まで・・・決して後ろが見える訳ではありません) 後で、何故「明視域を測って?」って聞いたら、誰かのSNSで、眼鏡店に明視域を測ってと聞くとその店の腕前が試せる?みたいな書き込みがあって、良い眼鏡が作れたみたいで・・・ 当店も試された訳ですね((笑) (眼鏡店を試すなら両眼視機能まで考慮した測定が出来ますか?がいいんじゃ!?) (両眼開放検査だけじゃ弱いよ) 予約までして、当店に来店いただいたのは、目にそれなりの問題があっての事だろうと思い両眼視機能まで検査いたしました。 目の中の眼病等は、医師免許が当然必要で、当店では検査もアドバイスも何も出来ません。 (当店は屈折的な眼鏡の事しか出来ませんし、やりません) (たまに遠方からメールや電話での視力的相談がありますが、冷たい用ですがコンプライアンス上何もアドバイスする事は出来ません) 他覚検査ではほぼゼロの数値も、丁寧に雲霧をかけて測定すると、+0.5Dぐらいの遠視を検出し・・・ 両眼機能検査では、下記の画像の数値 このアプリケーションは、当社が開発したアプリで、後半に動画で説明しますネ。 気になる事は、輻輳余力割合が遠方・近方共に少な目な事と、外斜位量が遠方と近方の差が多い事。 何回も書きますが、試験問題の斜位量や度数は絶対的なものですが、現場で起こってる事は全然違っていていたりします。 たぶんこの方は、もっともっと遠視が潜伏している可能性がこの数値から読み取れます。 遠視を入れて測定すれば、特に遠方斜位量が増える事が予想されて、AC/A比もノーマルに、輻輳余力割合も強い事になります。 完全矯正値が違っていると、斜位量・余力・調節力・等々すべてが変わってしまいます。 この20代女性にご自身の眼の事を簡単に説明して(難しくも説明できない)メガネを作る気があるかを確認後、装用検査に入って最終度数を決定したのですが・・・・ (裸眼でも見る事だけには不自由は無いから) (決定度数にはそれなりの根拠があって俺的に凄い満足な度数を出したけど) 気に入ったフレームが無かったのか・・・・・ また、出直して来ると言って帰られました(汗) あるコンテスト用に作ったプレゼン動画です!!! https://youtu.be/nINVTwNDWvQ たぶん両眼視機能検査を導入して実施しているメガネ屋さんは決して多くはないと思います・・・ 今後導入したいと考えているメガネ屋さんにとっては、凄い使えるアプリだと思いますが・・・ 興味のある眼鏡店さんの問合せをお待ちしております。もっと読む