No10紫外線とは
夏ですよ!! UV(紫外線)対策は万全ですか? よく一般消費者が勘違いしている事は、紫外線カットのレンズにすると眩しさが取れるという事。 この事は後に書きますが、先に紫外線とは何ぞや? 人間の見える光は可視光線と呼ばれ、約400ナノメーターから700ナノメーターの間です。 主に紫外線と言えば、380ナノメーター以下の波長の光で、人間の目で見える事はありません。 パワーが強く、人体に有害なのは、波長の短い電磁波なのですが、ガンマ(Γ)線やエックス(X)線UV-Cは地球上に降り注ぐ前に、オゾン層等々に阻まれ地上に届く事はありません。 地上に届く紫外線のうち、UV-Bはエネルギーが強く日焼け(炎症)を起こします。 比較的エネルギーの少ないUV-Aも肌の奥まで届き、シミ・シワの原因になると言われております。 最近のプラスティックレンズは、無色でもUVカットレンズは当たり前になっております!! さらに、UV-420ナノメーター近くまでカットするレンズも出てきております!! 410ナノメータの光は、人間の目で見る事が出来るので、実験してみました!!! https://youtu.be/yZ9BmnmJ518 一番最初のレンズは、ブルーカットレンズと言われるもの 目に見える410ナノメーターの波長の光は通してしまいます。 次のレンズは「セイコーフロンティア」410の波長の光線は見事にカット (420ナノメータの約80%までカットします) その次のレンズは「HOYAのレイガード435」 若干色が付いてますが、435ナノメーターまでカットするそうです。 最後のレンズは、調光レンズ、可視光線でも変色するレンズですが、当然紫外線にも強く反応して着色していきます!! 着色した状態になれば、かなり上のランクまでカットしていきます。 ただ、一番最初のブルーカットレンズも、410ナノメーターの光線は通しますが、PC等LEDに多く含まれる450ナノメータの光は、一番カット率が高いのです・・・・ 最近の研究データによると、眼鏡をかけてUV対策している目の眼病率がかなり低いとFBで流れてくる記事で読んだのですが・・・・元記事が解りません(汗) とにかく紫外線は目には良くないのは確かでございます!!! あっ!紫外線と眩しさの関係は・・・・ 光の明るさは、フォトン(光子)の量に比例します。 つまり、目に見えない紫外線をカットしても、光子が多ければ眩しいのです・・・ で、眩しさをカットするには、可視光線透過率を下げれば良いのです!! つまり、レンズに色を付ける、サングラスですね!!! 光はあらゆる所に当たって色んな方向に乱反射しております。 この乱反射を、フイルターを通す事によって、眩しくない一定方向だけの光を取り入れるレンズがあります。 いわゆる偏光レンズ!!! 当店で推奨している偏光レンズは可視光線透過率をそんなに落とさないで、眩しい光を抑える事が可能です!!! そんなに暗くならずに、眩しさを抑えます!!! ただ、偏光レンズは超デリケートで・・・・ レンズ自体の性能(あか抜け・あお抜け・歪み・プリズム)だけでなく、小売店のレンズ加工技術も多いに問われる為、注意が必要です!!!!もっと読む