No12 初心者?の為の眼鏡講座
当社に入社したら、まず教える眼の基礎です!!
昨日このブログを書いてて、まあ解りにくかったので、図解にして書いてみます・・・・
屈折異常が無い正視の状態です!
角膜と水晶体のレンズを通して、網膜に焦点が合っております!!
日本人に多い近視の状態
網膜より前に焦点が合ってしまっているので、ピントが合いません。
で、
マイナスレンズで、焦点を後ろに下げてピントを合わせます!
次は遠視の場合、網膜より後ろで焦点が合っていて、網膜上ではピントが合いません。
本来は、プラスレンズを用いて、焦点を網膜上に持ってくるのですが・・・・
毛様体筋という目の筋肉を使って、水晶体レンズを頑張って膨らませる事によって、自力でピントを合わせる事が出来るんです・・・
ただし、水晶体を膨らませてピントを合わせるのは、近くを見る為の機能で、遠くを見る時でさえ頑張って水晶体を膨らませて、近くを見る時は更に頑張って膨らませるので、相当疲れてしまうのです・・・・・
この状態が眼精疲労原因の第一位と言っても過言では無いはず。
この状態にあって目が疲れる肩こりがする等々の方は、遠視の眼鏡をかける事によって、簡単に改善出来ます。
同じ様に、近視の過矯正も同じ様に目が疲れてしまうので、眼鏡の度数を決定する際に、絶対にしてはいけません。
ここまで読んでくれてる人の為に、ちょっとレベルアップ!!!
一番最初に正視の画像↑と言いましたが、厳密にはこの状態はベストでは無いのです!
人間の調節機能は、安静時からちょっとだけマイナス調節も出来るのです!!
NHKの試してガッテンでも検証してましたね!!!
眼科や眼鏡店にある、オートレフという機械は、雲霧という調節を外す機能がついてます。
しっかりぼやけた気球を追いかけてみると、
水晶体をちょっとだけ伸ばしてマイナス調整を促しております!!!
(眼鏡の完全矯正の定義、最高視力で最弱度)
↑この状態がベストの状態!!!
安静時の状態の図解が↓
若干だけ網膜より前へ!!!!
(マイナス調整出来る分だけ弱くする)
ビジョントレーニングの遠方訓練も、ボ~~と遠くを見ていても効果は薄く、
遠くをグッと見る(山の上にクマが歩いていないかぐらい見る)事が大事です!!!
(意識的にマイナス調整する)
更にレベルアップ!!!
近視の過矯正は絶対ダメと書きましたが、近視の未矯正もダメなんです。
弱すぎるメガネで近くを見ると、水晶体が頑張らなくてもピントが合っている状態・・・・
よく僕がお店で説明するのが「歩かないでズット寝ていると楽ですが、足の筋肉が衰えて歩かれなくなるでしょう・・・」
水晶体を膨らます目の筋肉(毛様体筋)も使わないと、衰えてしまうのですね・・・・
近視の未矯正は、更に近視を進行させる原因にもなっております。
しかもボ~~とした像しか見てないと脳細胞に対しても良くありません。
皆さんよく言われるのが「メガネをかけると度が進む」
もはや風評被害というか間違った情報ですね!!
確かに強すぎる眼鏡をかけると度は進むかもしれませんが、
適切な度数の眼鏡は、かけた方が度は進まないのが専門家の常識!!
更にレベルアップすると、
乱視や不同視、不等像視、両眼視、眼位・・等々・・・・
上の図のように、目が一つで平面だったらまだ簡単なんですが、目は立体で二つある事によって、より複雑に・・・
人間の目って素晴らしいっていうか怖いっていうか、多少のズレは、自身の目と脳で合わせちゃうんですね・・・・
今の眼鏡測定機器、見えるだけの眼鏡の度数は簡単に測れちゃうんです・・・・
楽にちゃんと見える度数って奥が深いんですヨ!!!!
「あなたのその眼鏡、その度数で本当に大丈夫でしょうか!?」・・・(怖)