メガネのハートランド
福井県鯖江市産の眼鏡を販売。認定眼鏡士のいるお店。
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眼鏡と眼の知識

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眼鏡と眼の知識

メガネライフをもっと快適に、もっと楽しくする豆知識を紹介します。メガネのこと、眼のこと、見え方のこと、デザインのことなど公開していきます。

NO6 遠近両用 インデビジョンレンズ

今年はインデビジョン遠近レンズ元年とも言われ、各レンズメーカーから様々な高性能遠近両用レンズが発売されております。   現在の遠近両用レンズの進化はレンズ単体の設計だけではなく、フレームの形状・そり角・傾斜角を計測した上での、ユーザーの眼の状態・使用目的・左右別目の幅・寄せ具合等々を考慮して、完全オーダーメードで仕上げていきます!!!!   そう、測定する人の技量が問われるレンズなのです!!   適当に測って作った高価なインデビジョンレンズは、安価な汎用タイプのレンズより劣ってしまうのです。 http://www.nikon-lenswear.jp/sp/ai/ai/cyber.htm まずは、自分の眼鏡で制作して試すのが、一番!!!   この業界に入った頃は老眼の方の気持ちは、聞いた感覚しか解らなかったのが、今は自分で体感出来る年齢に来ております(笑) http://www.nikon-lenswear.jp/sp/ai/ai/cyber.htm 今回使用するレンズはNIKONの新発売レンズ「AIサイバー」   フレームの状態と目の状態を計測するのは、「アイメック」 http://www.eyemetrics.co.jp/eyemec     この機械で4方向から撮影します。   使用フレームは、先日鼻モリモリしたクロムハーツPENETRANUSⅡ   そり角は、その眼鏡だけで解るのですが、傾斜角はその人が実際にかけてみないと解りません   僕の左右の目の中心は、フレーム中心から左右に違いが出ていて、輻輳量(目の寄せ幅)も左右で違っておりました。   念の為、実際に装用して、アナログで目視で確認!!   僕の目の動きを確認して、レンズをオーダー!!   当然見え方だけではなく、眼鏡の見た目も考慮してレンズカーブまで指定!!   スペシャルな眼鏡に仕上がりました!!!!   HOYAの定規を使用しておりますが、レンズはニコン最上位レンズ「AIサイバー1.74ブルーカットコート」          
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No.5 フレームが広がりにくいヤゲン加工について

  レンズをフレームに入れる場合、フレームの溝にレンズが外れずに入るように、レンズに山(ヤゲン)を作ります。 当然レンズの度数が強いと、削った後のレンズ厚も分厚くなります。 セル枠の場合は、普通に削るとフレームが干渉して、余計に広がろうとしてしまうのです。 当店では、度数の強いレンズの場合、ヤゲンの外側に角度を付けて削ることにより、レンズの厚みを抑えるだけではなく、フレームと広がりにくくしているのです。 見えないところですが、末永く快適に使えるように、当店では一工夫ひと手間かけて真心を込めてレンズ加工を行っております。   こういった見えないこだわりも、メガネ選びのひとつとしてお考えくださいませ。   強度レンズ、フレームが広がりにくいヤゲン加工 http://pqheart.blog109.fc2.com/blog-entry-2080.html  
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No.4 レンズを薄型に仕上げるために

  レンズの度数は、表カーブと裏カーブの差で決定します。   レンズの表のカーブが4カーブ・裏面のカーブが0カーブの下図の場合、度数は+4Dとなります。     上の4つのレンズ度数は全て同じ度数になります。   屈折率が同じレンズ素材の場合、レンズ径が大きくなると、中心厚が分厚いレンズになります。   大きいレンズ径のまま発注してレンズ加工すると、上から2番目のレンズになり分厚く重いレンズになります。 眼鏡フレームギリギリのレンズ径で発注してレンズ加工すると、4番目のレンズになり薄く軽くなります。(プラス度数のレンズの場合です)   眼鏡フレームがまん丸で目の中心がレンズの中心に来ていれば計算も楽なのですが・・・・   ほとんどの眼鏡フレームの玉型は縦より横が広い・・・   それで、下の写真のようなフレームトレーサーの機械で、フレームの玉型・カーブ・左右のそり角・等計測して、入れるレンズに最適なレンズレイアウトでレンズを制作するのです。     レンズのレイアウトを確認して各レンズメーカーにオンラインでデータを送れば、フレームの形状にレンズカットした状態で送られてきます。   しかしこのレンズは、当店の合格基準より若干大きいサイズで送られてくるのです。 レンズメーカーもフレームぴったりに製作をしたいそうですが、データだけで実際のフレームが無いため、微妙な微調整が出来ません。 ですから少々大きめで製作しているのでしょう。そのままフレームに枠入れすると若干の歪みもあります。   そのままの状態では見えないレンズの歪を、TALEXの歪計を通して可視化してみます。   向かって左側(右目)がそのまま入れた状態 向かって右側(左目)が手削り修正後のレンズの状態   メガネのハートランドの基準では、メーカーから送られてきたカットレンズも、手削りにより、歪みを取り除いて快適な視生活になるようにひと手間かけております。  
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No.3 レンズ選びに重要なこと

ハートランドでは検眼の前に、快適な度数を測定する為に、いろいろと質問をします。   どんな目的で使用する? メガネを常用している? コンタクトとの併用?   みたいな眼鏡店では当たり前の質問から・・・・   年齢や、近くを見る頻度・見たい距離・ライフスタイル・仕事や日常の状況など、事細かに聞く場合もあります。   決して興味本位で伺っているのではありません。   どんな時に、どんな風に見えたらよいか、というご希望により対応するレンズが変わるからです。 コンタクトを外している時期だけ使いたい、近用(老眼)専用に使いたい、遠近両用で使いたい、中近両用で使いたい、パソコンをするときだけ使いたい。 このようなご希望に合わせて、当店スタッフが最適なレンズを提案いたします。   レンズの種類は多種多様で、度数との相性・眼鏡フレームの相性、等 組み合わせは無限大にあります。   レンズコーティングも、反射しにくい、曇りにくい、傷がつきにくい、疲れにくくするため、コントラストを上げるため、あえて反射させたり、肌をよく見せる 等々・・・   さらにレンズカラーもファッション目的ではない、用途に合わせた遮光カラー等もあったり・・・   ご予算・ご要望に合ったベストなレンズをチョイス出来るよう、日々精進して引き出しが多くなるよう頑張っております。              
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No.2 ハートランドの度数検査について

  当店の設備機器と簡単な紹介から   NIDEK ARK-1S オートレフケラメーター   一番最初に使用する機械で、他覚的に目の状態を測定する機械です。   近視・乱視・遠視のだいたいの状態が数値で解ります。   当店の使用しているARK-1Sはケラトメーター機能が付いているので、更に角膜カーブ・角膜乱視まで測れます。さらに、水晶体の透過率までも測定出来る優れもの!! 直接眼鏡の度数には関係ないようですが、この後測る自覚検査の参考データになります。   大体の目の状態を確認した上で、現状の眼鏡(裸眼)の見え方、見え方等で困っている事、を問診します。   その後、自覚検査に入ります。 当店の使用している機器は、NIDEK RT-5100(システム検眼機)       当店独自の過矯正になりにくい検査方法をプログラムしてあり、若干時間がかかりますが、ご負担が無いように、流れるように検査していきます。   眼位検査・両眼解放バランス検査・調節力検査は通常検査にプログラムされております。   さらに、必要を感じたら、両眼視検査に入ります。 (目に負担や時間がかかりますので、基本予約制) 当店のシステム機器には、米国式21項目検査のプログラムが装備されております。   さらにさらに、調節機能解析スフトウェア(AA-2) も導入しておりますので、調節系の異常もグラフで解析いたします。 今言われている、スマホ老眼や、IT眼症、調節緊張、調節痙攣、等も解析できます。 必要に応じて、ビジョントレーニングの指導、眼科への紹介等も行っております。     一通り検査が終わったら、ここで更に詳しく問診   どうゆうスチェーションで使う・ライフスタイル・仕事での目の環境(パソコンの時間) 室外が中心・室内が中心・運転用・・・・等々・・・・   使う状況や、目的によって、お勧めする眼鏡の度数も変わってきます。     通常は省スペース用の視力表で検査しておりますが、必要に応じて 5メートルの視力表で確認検査もいたしております。     また、遠近両用レンズになると、使用状況を詳しく問診   遠近と言われる累進レンズにも、様々な設計があって、 遠方中心の遠近両用 近方中心の遠近両用 遠方よりの中近両用 中方よりの中近両用 近方よりの中近両用 中方よりの近々両用 近方よりの近々両用   更にレンズメーカーによって、設計も変わるし・・・ わけわからんですよね(笑)   ライフスタイルやスチュエーション、度数や予算に応じて最適なレンズを提案できるよう常に勉強しております。     また当店では、アイメトリクス社の「アイメック」を 導入して、より詳しい目の癖を測定して快適な遠近両用レンズになるように努力いたしております。(詳しくはNO6をご覧ください)      
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