マイナスドライバーからの・・・
いまや国産のメガネフレームに使用されてるほとんどネジは+(プラス)の頭のネジが使用されています。
ただ、海外製(ヨーロッパ)のフレームの多くや、見た目を考えてるデザイン等はマイナスネジが使われていたりします。
プラスネジは欠点は、上に書いた「見た目」と「ネジの頭がつぶれやすい」事
今回はネジ頭が潰れている例
写真を撮ったのが外れた後なんですが、レンズを止めるネジの頭が潰れています。
外しやすくするために、超音波洗浄や、オイルをしみ込ませたり、温風器でネジを熱くしたり冷やしたりして(ネジを熱で膨張)外していくのですが、今回はレンズが入ったままだったんで熱をかける事は出来ません。
国産のメガネネジは、プラスドライバーもマイナスドライバーも使用できるようになっています。
長さ2.5㎜(太さ1.4㎜)の店頭ストックです・・・
グチャグチャで頭の形状が解りにくいですよね・・・
更に単品にしてアップ!!
ネジも「メガネの街さばえ」で作られています!
(当店のネジは確実にそうです)
で、プラスのネジ頭が潰れてる時は、マイナスドライバーで回していくのですが・・・
今回のネジはなかなか頑固で・・・・
2本のマイナスドライバーの角が逝ってしまいました・・・・
(それでも取れない場合は、ルーターでネジ自体を削っていきます)
マイナスドライバーの場合は、店頭で研ぎ直す事が簡単ですのでご安心下さい!!
当店の加工場は狭いので、機器類が立体的に並んでたりします・・・
問題、この写真の中にモーターを使ってる機器は何種類あるでしょうか?
(機器の一部でも写っていればOKです)
正解を順番に書いていくと、
1.右側 レンズの面取りやサイズの微調整をする手摺機
2、真ん中 フレーム等の艶出しをするバフ機
3、真ん中下 バフ等の削り粉等を吸い取るケルヒャーの掃除機
(真ん中奥に見えるジャバラ左下の黄色いボディ)
4、左上 ネジ抜き等穴を開けたり研磨するルーター
(黒のコードしか見えてませんが)
5、中央の青いやつ ダイヤモンド砥石が付いたグラインダー
この5のグラインダーでマイナスドライバーのヘッドを研ぎ直しすれば!
角が逝ってしまった部分もしっかり復活いたします!!
昔はバフの反対につけたグラインダーでフリーハンドでマイナスヘッドを削っていたので、固定できる治具を探している時に、見つけました!!(包丁等の刃物の研ぎ機です)
たぶんアクリル系のデモレンズ等を削る時にも役に立つかも(未確認)
正解のモーターの数は5つでした!!
右上にある超音波洗浄機の振動は、モーターでは無く、特殊なスピーカー的なもので振動させています(超音波だけに音ですよね)
日本の総務省の「日本標準産業類」では、当社に位置付けは、
大分類 I(アイ)卸売業・小売業
中分類 60 その他の小売業
小分類 608 写真機・時計・眼鏡小売業
となっているけど・・・・
(国の補助金申請には必ず記入)
眼鏡店って、先端設備にも認定されている切削機(レンズ加工機)があったりして、製造業となった方が規定が広がる場合があります。
例えば僕が数回利用している「小規模持続化補助金」は小売業が5人以内に対して製造業は20人以内。
当社の従業員数が6人になったらこの補助金は使えなくなります。
(5人を超える人間を全部役員にしてしまえば良いのか(笑))
(役員は雇用保険に入れません)
で、眼鏡店は製造業としても良いのか???
「産業分類が統計のためのものであるため」と書いてあるので、自己申告か??
と思ったけど、よくよく調べると「付加価値額あるいは産出額が一番大きい部門」とあるので、レンズ加工の製造部門的な売り上げはほとんど無いので無理そうです。
いつも内容が飛びまくるので、まとめを書くと・・・
お客様には見えない努力をしていますので、応援よろしくね・・・
(すべてのブログネタに当てはまる(;’∀’)
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