2019年4月
間欠性外斜視
「かんけつせいがいしゃい」
詳しくは下記の「日本弱視斜視学会」のホームページから
https://www.jasa-web.jp/general/medical-list/strabismus/strabismus2
https://www.jasa-web.jp/general/medical-list/strabismus/strabismus2
大きい斜位がある為に、時々斜視になりますよみたいな・・・
斜視になっている時は、利き目じゃない方は利き目と同じ方向を向いてない場合が多く、二つに見えると困るので、利き目じゃない方の見えているはずの画像は脳でシャットダウン(抑制)されている場合が多い。
ま、普通の生活にはそう支障がありません。
が、距離感が解りにくかったり、見ようとすればするほど疲れます。
今回のお客様の当店のカルテをひも解くと、14年前(05年)に初めてお買い上げいただいた時は、ハードコンタクトレンズと併用の強い-10.0の近視度数・・・
その後8年前(11年)にお買い上げいただいた時は、弱い度数で、上下左右のプリズムレンズを入れさせていただいてます。
8年以上前にレーシック手術をして、近視度数がが要らなくなったレベル・・・・
強度近視レンズ-10.0の場合、中心より1㎜ズレるだけで1プリズム発生するので少々の斜位は気にならない!?感じですが・・・
このお客様レーシック手術により近視は矯正されたのですが、眼鏡が必須となりました(確か関西の眼科さんでのオペだったはず)・・・・・
(福井県で現在レーシック手術をしている眼科さんは無いように聞いてます・・・・)
今回製作するメガネで、プリズムを入れるのは3本目になります。
最初は「どうも両眼視をしてないみたいで、今回はプリズムを抜いてみようかな」と来店されたのですが、
確かに両眼視していない、モノビジョン(片眼だけで見ている状態)の眼には、プリズムを入れようが入れまいがそう関係なく、逆に複視(物が二重に見える)になる場合もあります。
今回プリズムを入れたメガネと抜いたメガネを掛け比べてみてもらうと、抜いたメガネは掛けてられない事が体感でき理解いただきました。
で、今回はプリズムを抜くでもなく弱める訳でもなく、逆に強めました。(以前もこのブログで違う方で同じような内容を書いた気がします)これは斜位量がだんだん大きくなるわけでは無く、40代半ばの年齢になって、加齢による眼筋が弱くなり輻輳余力が弱くなったせいだと考えられます。
前置き!?が長くなりましたが、
上下4プリズム、左右14プリズムの制作範囲外のオーバー手配最大度数ですが、まだプリズム量が足りない為、球面レンズ設計でPDをずらしての更なるプリズム度数を上げました。
強度のプリズム度は、外面非球面より球面の方が球面より内面非球面の方が適していますが、内面や両面非球面はそう多くはプリズム度が入りません。
プリズムを抜きたい主訴の一つにレンズの厚さ・・・
度数が弱くてもプリズム度が強ければレンズが厚くなります。
外斜位の場合はレンズの内側(鼻側)が厚くなるのですが、なるべくメガネフレームを小さくする事によって、レンズの厚さを抑えます。
こういう検査は時間がかかりますので、時間の余裕をもってご来店ください。
当店は予約制ではありませんが、こういう検査ご希望の際には留守にしている場合もありますので、ご連絡をいただいてからの方が無難です。
また、眼鏡を作らずに精密検査だけ、というのは受け付けておりませんのでご了承下さい。
[コメントする]ありがとう!
オークリーも粋な事を!!
#サングラスが写っていない
#嫁はいやいやサングラスをかけてポスターを持っている
#引退会見見てました
#Thank you,ICHI
#teamoakley
[コメントする]5月1日(祭)水曜日はお休みいただきます。
知らぬうちに、ゴールデンウイークに突入してました!!!
我々小売業は、一般の人が休みの日が稼ぎ時なので、しっかりお仕事をしておりますヨ!!!!
今年に入ってからは週一(水曜日)にお休みをいただくようになって、5月1日の水曜日はどうしようか悩んだのですが・・・・
お休みをいただくことにしました!!!
一昨年までは、年中無休(正月以外)をうたって頑張って営業しておりましたが、週一お休みをいただくようになってからは、身体の方も慣れちゃって休まないといけなくなりますね(笑)
幸い顧客様にもご理解いただいていていると勝手に判断してますが、ご迷惑かけてたら申し訳ありません。
[コメントする]文書力
小学校3年生の時から、高校3年まで住んでいた実家を取り壊しました。
すでに20年以上前には他人に貸していたのを、その方達が退居した為一気に取り壊したみたいです。まだまだ元気なのですが、来年80歳になるお袋の終活の一つらしいです。
その時出てきたもの?か、俺が小学1年生の時の文集を持って来てくれたものです。
懐かしい!藁半紙にガリ版印刷ですね!!
中身を見ると、各学年の代表男女一人づつの作文が載せられています。
当然覚えておりませんが、小学校1年生の俺が書いた作文・・・
ぼくの かぞく 1年 まるやま みちのり
ぼくのうちの かぞくは、おとうさんと おかあさんと おにいさんと ぼくと おとうとの5人です。おとうさんは めがねのしごとをしています。
しごとが いそがしいときは よるもねないで するときがあります。それで おかあさんは「ねむい、ねむい」といっています。だけど おとうさんは いつもげんきです。おかあさんが いそがしいとき おにいちゃんがかいものをします。おにいちゃんは よく本をよみます。とくにすいりしょうせつやでんきものがたりです。おとうとは ほいくえんにいっています。ほいくえんから かえったら よくおかあさんのそばにいきます。
ぼくと おとうとは よくけんかをして おかあさんにしかられます。よるは ぼくたち きょうだい3人で おとうさんにけんかごっこをしてもらったり、しごとのやすみには あそびにつれていってもらったりします。そんなときは とても うれしいです。
家族の情景が浮かびますね(笑)6歳が書いた文章としては天才かもしれません!!!
いま会社の事業計画書を、締め切り間近で、必死になって「イぃぃぃぃ・・・」ってなって書いておりますが・・・・
四十数年前の方が文書力があったかも(笑)
当社が過去三回挑戦した小規模補助金がまもなく募集されると思いますが、今回は「ものづくり補助金」に挑戦してみます。
[コメントする]プリズムメガネ
当店では、両眼視機能検査に力をいれております。
片眼づつの視力が良くても、両眼で機能的、立体的に像を捉えるのを苦手にしている方もけっこういたりします。
精密機械で作られたわけでは無いので当たり前ですが、図のように寝ている時や意識の無い状態では、ほとんどの人間の眼位は、多かれ少なかれ左右の眼は別々の方を向いております。
物を見ようと思うと、無意識に左右の眼が同じ対象物にロックオンします。自律神経を使って6本の眼筋や調節筋を動かすのです。
右眼と左眼は離れたところに付いているので、同じ物を見ているのですが、左右微妙に違う角度の為、像が違うのです。それを頭の中の脳が一つの物と判断して、右目の像と左目の像を融像させて立体的に見えるのです!!距離感も右眼の像と左眼の像が近いと遠くに感じ離れていると近くに感じる・・・・
なんか凄くないですか!!!!!
一時流行った3D映画とかも、偏光レンズ等を使って右眼と左眼の画像を強制的に別々に見させて、ドーンと飛び出して見えるのです!!(最近は家電売り場でもめっきり見なくなりましたね・・・)
ただ左右眼のズレが大きい方や、調節(輻輳等)する力が弱い人はちゃんと立体的に見えているけど、超疲れてしまいます。
人間は目を寄せる力(輻輳力)は強いけど上下に寄せる力や、眼を開ける力(開散力)は弱いのです。
眼位のズレの量や調整する力や、その他もろもろ両眼での機能を測定するのが、両眼視機能検査です。
光を屈折させるプリズムレンズを使えば、左右眼のズレが多い場合や調整力が弱い等を助けてあげる事が出来ます!!!
前置きが長くなりましたが・・・・
今回ご紹介する例は、37歳黒人のアメリカ人
ま、外国語はペラペラなので、検査の会話コミニュケーションはバッチリです!!!!!
僕じゃないですよ、アメリカ人のお客様が日本語バッチリなのです(笑)
お話を聞くと、当店にいらっしゃる前に眼科さんを受診されていました。「最近近くを見たり遠くを見たりした時にピントが合いにくくなったので」との事。「眼病は無いので、眼鏡の度数を弱めたら良いですよ」との事。
確かに主訴は老眼と同じ症状で、片眼遮蔽度数検査では、度数を弱めても視力はちゃんと出ます。
ただ、両眼視機能検査では、大きな外斜位・・・
度数を弱めてしまうと、両眼視に問題が生じます。
輻輳するときに調節を使って見ているので、片眼では見えていても両眼では視力が落ちてしまうし、輻輳するきっかけが無くなってしまうので複視(物が二つに見える事)になりかねません。
結果、度数を弱めた上で、上下左右を調整したプリズムレンズでメガネをお作りいただきました。
調節力も十分にありますので、老眼にはまだ早いです。
学校の先生なので、学校で行っているビジョントレーニングを生徒さんと一緒に頑張って下さい!!!
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