2021年8月
眼鏡士の試験対策
ほぼ最後になる眼鏡士SSの学科試験・・・
(来年初期に落ちた方の救済試験があるとか無いとか)
https://heart-land.jp/archives/43244
このブログでも書きましたが、眼鏡士が国家資格の眼鏡製作技能士に来年変わるのです。
当店の眼鏡士3名のうち1名だけS級なので、国家試験開始の前にSS級に昇格しておいた方が良いらしい・・・との事で、約一名猛勉強中!!!!
で、解らないところがあったらしく、先輩SS級に質問が飛んできました!!
その問題は、当店ではメガネを作る時全員にしている検査項目で、原理をしっかり理解していれば測定時迷宮に入りません。
調節力&調節ラグを測る検査で、老若男女問わず全員対象の検査です。
試験問題は、「調節力が1.5Dの眼で、クロスシリンダーを凹90度に入れた場合、縦線横線どちらが濃く見えて、前焦線か後焦線どちらが網膜に近くなるか?」という問題
解答は5択(縦か横か・前か後か・真ん中か)
とても良い問題です!!
実務の検査では、当店の高額な測定器で測ると、横線の場合はダイヤルを左に(または+ボタン)(縦線の場合は逆)のガイドの案内が出て、理屈が解ってなくてもそれなりに測れます。
(理屈が解ってないと迷宮入りしやすい)
教える方がちゃんと理解していないと解りやすく教えられないし、教える方がアウトプット出来て勉強になります。
(国家試験に移行する時にSS級も試験があるらしい)
嫁は、僕の教え方が良くてSS級を一般試験から一発でクリアー出来ました!!
理解してもらうには作図が必要で、クロスシリンダーを通した完全矯正の場合
クロスシリンダに使われるレンズの度数は、マイナス度数とプラス度数が均等に入ったレンズで、作図すると上の図になります。
(ニデックさんの測定器に入っている図を流用してます)
今回の問題を図にすると・・・
これもニデックさんの資料を利用してますが・・・
網膜と焦点の位置関係は合ってますが、この図では光線のはじまりが遠方視になってます
で、正解は「横で前」
この図をちゃんと理解できて作図が出来れば、条件を替えられてもちゃんと対応出来ますが・・・
深堀りすれば、問題的に条件を替えずらい・・・
クロスシリンダーの向きを変えるのも一般的では無くなるし、調節力をもっとあるように設定すると、調節ラグがあって注釈がややこしいので・・・
ドラゴン桜的な受験対策は!!!!!!
こんな問題がでたら「横で前」の一択で、理解できていなくても正解出来るはずです!?
(間違えても僕には責任を取れませんが)
一般の方には難解で全然面白くも無い内容ですが・・・・・・
当店はなんとなくしっかりしてるな!!と思っていただけたら幸いです!!
追記・・・・
当店スタッフの試験日程が明日の9月1日で、前泊して名古屋に宿泊の予定でしたが・・・
1日前の今日、コロナの影響で試験日が延期になったと!?本人に連絡がつかないのでお店に協会から連絡が入りました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんなことある?誰かのいたずらじゃ??と思いこちらから協会に確認したらホームページにも書いてありました・・・・
(ホテル代とか電車代とか大丈夫だったのでしょうか)
[コメントする]オークリ カスタム度付き
小学生女子がクラブチームでテニスをするための度付きサングラス
ハーフジャケット2.0 カスタムカラー 純正度付き仕様
ジュニアサイズには「フラック2.0XS」もあるのですが、
この子には、大きさと視野の広さはハーフジャケットの方がピッタリでした。
「ハーフジャケット2.0 カスタムカラー」
アイコンのピンクも、シューズのカラーにマッチングしてるらしくご満足いただけたみたいです。
話は少し変わりますが、僕自身も高校時代に公式テニス部に所属していたのです。
その時のチームメイトに色弱の子がいて言っていたのが、クレーコートでちょっと古くなった練習球だと、地面とボールが同化してとても見えにくかったそうです。
その時に今回のようなコントラストレンズが有れば、さぞかしボールは見やすかったように思います。
スポーツサングラスやスポーツメガネだけでは無く、普通のメガネにも言える事ですが、そのメガネをかけてしっかり練習をして、メガネを使用しての距離感を得ておいてください。
いきなり試合で使ったら距離感が合いません。
出来たらさらにグランドに入る数時間前からそのメガネをかけておくことをお勧めします。
[コメントする]訪問者
保護色なお客様がご来店いただきました!!!
アマガエル・・・・
緑色のイメージがありますが、見事に当店の床のカーペットの色に同化していますね・・・
保護しようと追いかけたら、違う色の部分に行ったので、色の変化を見たかったのですが・・・
暫く観察していても、色が変わりません・・・・
(ネットで調べたら、4~50分かかるみたいなことが書かれていました)
(周りのチラシは、それに乗って貰おうと思って・・・)
お店の横の用水路にお帰りいただきました・・・・
[コメントする]鯖江のメガネ ブランディング
福井県鯖江市は眼鏡の世界的産地であります。
総数量でいくと、某国に圧倒的な差をつけられていますが、高級品(高精度)でいくと今のところ世界最高と言っていいでしょう。
日本国内だけでいうと、生産数が96%を占める「めがねのまち」も間違いではないです。
(厳密には鯖江市だけでは無く鯖江方面ですが(笑)
ただこのポップの中に、間違いがあります・・・
(そんなに大きい間違いではありませんが)
写真のステンレス製のメガネのオブジェが現在は「赤色」に塗られているんですね・・・・
このオブジェは鯖江駅の真ん前に設置されていて、僕たち地元民は結構目にするので、結構な違和感が(笑)
当社も所属するボランタリーの本部(東京)が制作した物で、そう目にする事がないので違和感が無かったのでしょう・・・・
(実際最初はステンレスのままでピカピカの銀色でした)
鯖江(福井県)は自治体としても主力の産業の一つで、市役所にも県庁にも専属の部署があるほどです。
地元自治体も眼鏡小売りも鯖江のメガネのブランディングはウインウインの関係にあるわけですが・・・
一部の市民の意識は低く・・・・
(もう過去の話になりつつありますが)
(さらに…)
[コメントする]新規のお客様へお願い
お客様の目を見て眼鏡の度数をお客様と一緒に決めるのですが・・・
そのお客様の使用する環境や状況によって決定する度数は変わってきます。
特に調節力が低下した、第二次成長期(老齢期)の方には、詳しく尋ねる事が多くなります。
(成長期 ➡ 安定期 ➡ 第二次成長期)
安定期のお客さんは、使用する状況はそう重要ではない訳ではないのですが、今までの眼鏡の見え方とどう違う(替える)のかの方が優先度が高くなります。
当店の電子カルテには、二十数年前からのデータを厳重に管理してますので、過去に購入いただいたメガネの度数はメガネを持ってきていなくても判るのですが、新規のお客様は当然解りません。
度入りのメガネをかけてきてくれれば、その度数を調べるのは数秒で解るのですが、コンタクトレンズだけで来店されると、こちらが解る情報がグンと下がります。
特にハードコンタクトレンズを長時間装用後は、角膜のカーブ等がハードコンタクトに影響を受けてしまう事が多いのです。
(使い捨てのコンタクトレンズの場合はレンズ自体が凄く柔らかいため角膜に対する影響は少ないし、コンタクトレンズの度数もパッケージに明記されているので、こちらの知りたい情報が少しは増えますが、パッケージが無ければ度数が解らない場合が多いです。)
文字での説明が難しく前置きが長くなったのですが・・・・
当店で初めてメガネを作りに来られる場合は、出来たら今まで使っていたメガネをお持ちいただいて、コンタクトのパッケージもお持ちいただくと、より納得いくご説明が出来るかと思います。(当店だけでなく初めて行くメガネ屋さん全部に言えますが)
先日同じ日にあった事例 2件のご紹介
二組共新規でコンタクトのみで度数が解らずご来店です。
折角来ていただいたので、眼鏡を持ってきて下さいとか、コンタクトの度数を調べてきてくださいとは、なるべくならないようにします。
持っているメガネ(コンタクト)は何年前に購入したものとか、その眼鏡(コンタクト)はどれぐらい見えているとか、その時度数を変えたとか、その他いろいろ質問して、その度数を絞っていくのですが、メガネが有ればそのメガネの度数は一瞬で解るのです。
今書きながら思ったのですが、逆に質問しすぎて不安になるのでしょうか?
事例1件目
新しく作ったメガネが強く感じるとの事で再来店いただきました。
今回は、購入時に持ってなかった今までのメガネとコンタクトレンズのパッケージを持ってきてくださいました。
結果は、
旧眼鏡・コンタクト共に利き目の方の度数が弱く、バランスが悪かったのですが、それに脳が慣れてしまっているので、クッキリ・立体的に見えるので強く感じてしまっていた事。
決して強すぎる(過矯正)では無いのですが、脳は良くも悪くも、バランスが悪いメガネに慣れてしまっているので、今までと違う事(違和感)と感じてしまうのです。
購入時に説明出来ると納得して理解してもらってから購入いただけるのですが、購入後の説明ではこちらが入れ替えたくないために言い訳してるように聞こえかねません。
今回は、過去のメガネをかけてもらって検証出来たので、ご納得いただけましたが、お客様のご希望なら過去の度数に入れ替える事も無料で出来ます。
事例2例目
新しく作ったメガネが弱くて見えにくい。
コンタクトレンズのパッケージをご持参いただきました。
比べてみると、購入いただいたメガネの度数より強いコンタクトレンズの度数でした。
近視の場合、コンタクトレンズの度数とメガネの度数が同じ場合、コンタクトレンズの方が強くなります(網膜とレンズの距離が離れている方が弱くなります)
当店のメガネの決定度数は、近視抑制を考慮したマイナス調節を意識した度数にしております。
安定眼位↑
マイナス調整時
特に近くを見つづけたパソコン等の後は、調節が完全に抜けないと遠方視力が出にくくなります。
今回の事例2は、コンタクトレンズの度数は変えれないので、説明したうえでメガネの度数を無料で交換いたしました。
当店では一定期間内なら、1回は無料でレンズ交換をお受けいたしております。
(何回でも無制限に交換する事は経営的に出来ません)
(製品が不良品だった場合はこの限りではありません)
(ほんの一部無料交換に応じられないレンズもあります(購入時に説明はします))
(15歳以下のレンズは度数変化の場合等は1年間無制限で交換出来ます)
この2例の場合は、最初に使ってるメガネやコンタクトの度数が解っていれば、再度ご来店いただく手間が無かったような気がします。
この2例とも、こちらから再来店の際に古いメガネやコンタクトのパッケージを持ってきてと伝えなくても持って来てくれたのは、最初の購入時の測定に旧度数が解らないことに不安を感じさせてしまったのでしょうか???
(言い訳では無いのですが、旧度数が解らない場合でも、再検査になる事はほとんどありません)
(見えにくい等のレンズ入れ替えは喜んで受けさせていただいてますが、なるべく当店の女性店員に伝えて下さい)(苦笑)
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