2016年4月
インディビジョン 遠近両用
今年はインデビジョン遠近レンズ元年とも言われ、各レンズメーカーから様々な高性能遠近両用レンズが発売されております。
僕がこの業界に入った時(約30年前)の遠近両用レンズは「境目の無い遠近両用HOYAバリラックスⅡ」が境目のあるバイフォーカルレンズからの切り替えの時期でした。この時は、ガラスレンズとプラスティックレンズの需要が半々・・・(現在ほぼプラスティックレンズ)レンズ価格も凄い高額でした・・・
その当時の遠近両用レンズは、大変高額の割りに使いにくかったイメージがあります。
(当時の僕は20代で実際装用したことが無いので感覚ですが)
現在の遠近両用レンズの進化はレンズ単体の設計だけではなく、フレームの形状・そり角・傾斜角を計測した上での、ユーザーの眼の状態・使用目的・左右別目の幅・寄せ具合等々を考慮して、完全オーダーメードで仕上げていきます!!!!
そう、測定する人の技量が問われるレンズなのです!!
適当に測って作った高価なインデビジョンレンズは、安価な汎用タイプのレンズより劣ってしまうのです。
http://www.nikon-lenswear.jp/sp/ai/ai/cyber.htm
まずは、自分の眼鏡で制作して試すのが、一番!!!
この業界に入った頃は老眼の方の気持ちは、聞いた感覚しか解らなかったのが、今は自分で体感出来る年齢に来ております(笑)
http://www.nikon-lenswear.jp/sp/ai/ai/cyber.htm
今回使用するレンズはNIKONの新発売レンズ「AIサイバー」
フレームの状態と目の状態を計測するのは、「アイメック」
http://www.eyemetrics.co.jp/eyemec
この機械で4か所のカメラで撮影します。
使用フレームは、先日鼻モリモリしたクロムハーツPENETRANUSⅡ
そり角は、その眼鏡だけで解るのですが、傾斜角はその人が実際にかけてみないと解りません
僕の左右の目の中心は、フレーム中心から左右に違いが出ていて、輻輳量(目の寄せ幅)も左右で違っておりました。
念の為、実際に装用して、アナログで目視で確認!!
僕の目の動きを確認して、レンズをオーダー!!
当然見え方だけではなく、眼鏡の見た目も考慮してレンズカーブまで指定!!
スペシャルな眼鏡に仕上がりました!!!!
HOYAの定規を使用しておりますが、レンズはニコン最上位レンズ「AIサイバー1.74ブルーカットコート」
[コメントする]A´rossvy 2016 新作入荷!!
ロズヴィーの新作が入荷してきました!!
今年の限定数は100セット!
なかなかの秀作揃いです!!
今年はシルバーアクセサリーも同時入荷!!!
[コメントする]Plaus Mix 新作入荷!!
プラスミックスの新作の一部が入荷いたしております。
国産で、売れ筋デザイン、福士蒼汰君をイメージキャラクターに使い、板バネ蝶番、しかもリーズナブル!!
当店でも最も回転率の高いブランドの一つです!!
PX13273
PX13274
PX13551
[コメントする]スポーツメガネ!!
オークリーのフラック2.0を使用した度付のスポーツメガネ
フラック2.0のオークリー純正レンズ(無色)の製作範囲が狭いのよね・・・・
オークリーEDGEのカラーが付いた偏光レンズなら制作範囲か広いのに・・・・
しかたがないので、HOYAのハイカーブ非球面で制作!!
オークリー純正度付レンズは、度数等何も考えずに処方度数を入力してオーダーすればそのフレームに応じた最適な度数を算出して枠入れ加工までしてくれるので超楽ちんなのです。
無色純正レンズよりちょっと出ているだけなのに・・・・
昔ならオーバー手配で制作してくれていたのに・・・・
(HOYAレンズも普通のフレームならば専用トレーサーで測れば数値を算出できるのですが、フラック2.0みたいな特殊形状のフレームには対応してないのですよね・・・
でも大丈夫!!
当社にはしっかりプリズム補正・度数補正・特殊形状レンズ加工・が出来る経験と実績があります!!
どういう事かと説明すると
レンズ面に垂直に当てて度数を見ると、当然レンズ袋に印字された度数と同度数なんですが・・・・・
お顔のアールに沿ったスポーツグラスの場合、レンズは垂直じゃなくちょっと斜めから見るようになります。
そうこのように!!
(解りにくい・・)
当然度数も変わって、この場合乱視の軸などは全くの反対に出るのです!!!
(レンズ面に斜めでの計測で計測部分からちょいと浮かしているので数値も微妙ですが・・)
狙った度数になるように超複雑な計算が要るのです!!!
当然このメガネを使う左右の目の情報も重要になってきます!!
極端に言えば、内斜位よりの人は、プリズム補正が少なくなるし、外斜位よりの人はより多くなる・・・・(計算ではそうなりますが、そう単純でもありません・・)
ここらへんのノウハウは過去の経験と実績と失敗によって蓄積されております。
興味がある方は是非店頭まで!!!
[コメントする]鼻モリモリ!!
カラーのハナモリ編
僕個人が所有しているクロムハーツ(PENETRANUSⅡ)のメガネ!!
日本製(鯖江)なんですが、全世界に供給しているブランドだけに、鼻パットがちょっと低めなんですね・・・・単に僕の鼻が平たいだけかもしれませんが・・・・・
(鼻が低いというよりも、太り気味の為ほっぺに当たり、ぽっちゃりの証の汗をかくためレンズが曇っちゃうんですよハイ)
こんなニッパで、元々付いているパットを切断!!
ガードテープを張って、荒ヤスリ
細かいヤスリ → 紙やすり
バフをかけてピカピカに!!!
通常だとこの後に、金属のアームが付いた鼻パットに交換(金属アームのパットは、付けた後に高さや角度調整がしやすい)なんですが・・・・
今回は見た目を重視して、カラーのアセチパットにカスタマイズします。
ブラックの高さが高めの通常パットか、もっと高い長靴型の微調整可能なパットか、両面テープで仮付して、鼻のあたりや高さを確認いたします!!!
でぶっちょの僕ちゃんは、高い長靴型のパットに決定!!!
特殊液で溶着していきます!!
接着じゃ無く、溶かして溶着です!!
一晩たてば出来上がり!!!!
レンズを入れて、パチリ!!
自撮りは難しいデス・・・・ハイ
ついでに、カラーパットも色々な色を在庫しておこうと思ったのですが、カラーの種類が豊富過ぎるのと、付ける元の眼鏡のカラーが確定しないと組み合わせがイメージ出来ないので、「その都度身に来たら」の提案通りにする事にしました。
眼鏡産地で営業しているメリットですね!!!
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