冬でもサングラス!!
サングラスは夏のイメージが強いし、実際売れるピークも夏の前!!!
だだ、今の時期も太陽の高度が低いため、反射光等乱反射が酷く、凄く眩しいのです!!
特にスポーツ等には必須アイテム!!!
①オークリー、レーシングジャッケットに、タレックス度付偏光ミラーレンズ!!
穴あきベント加工付きで、かっこよくて曇りにくい!!
②オークリー、フラックドラフトに純正度付プリズムゴルフ!!
白いバックに白いフレームは迷彩で、フレームの感じが全く判りません(汗)
通常画像編集はめんどくさいので、撮影するときに露出を上げて撮るのですが、白いフレームだと・・・・
取り直すより、フォトショップで画像編集した方が楽と判断し、久々にフォトショップのアプリを開けた・・・・
人気のフラック2.0も良いのですが、どうしてもレンズが外れやすい・・・・
フラックドラフトは、レンズストッパーが装着されているので、レンズの脱着が簡単確実です!!
オークリーの名品!!鋳造チタン「ジュリエット」
1999年~2012年まで製造されており、イチローさんも長らく愛用していたのでも有名です。
可動式のブリッジのクッションが劣化して、テンプルのネジも中折れしていて、それを修理交換出来るなら、度付のレンズに交換したいとの事
ブリッジのクッション・ピン・テンプルネジを交換して、レンズもハイカーブ非球面度付ミラーレンズにして蘇りました!!!
[コメントする]プリズムメガネ特殊実例 二例
ちょっと特殊なプリズム実例を二例紹介します。
二十歳の男性学生さん
(上下合計18プリズム左右合計7プリズム)
眼筋の緊張を取れば取るほどズレが大きく出てきます。
強度近視ですが、両眼ともに視力はしっかり出ます。
が、抑制が入って、プリズムを入れても両眼融像視が出来ません・・・・
本人は覚えておりませんでしたが、一緒に来ていた祖母さんの話を聞くと、生後9か月の頃何かしら目の手術を行っておりました。
幼児の頃にしっかりトレーニングしないと片眼弱視になるケースです、トレーニングしたかどうだかは解らないとの事ですが、両眼共に補正視力はしっかり出ます!!
いわゆる交代性上下斜視・・・
驚くことにきっかけ(片眼遮蔽)を作らなくても、意識的に右目で見たり左目で見たりする事が出来ます。
こういう場合は、プリズム補正してもあまり意味は無く、逆に右目の像と左目の像のズレを少なくしたために複視になるケースもあります(ブログ内フレネル膜の時にも書いてます)
一般的に両眼視機能(立体的に見たり距離感が解ったり)は成長中の9歳頃までに形成され、成人してから機能成形は無いと言われてますが・・・・
成人してから形成(もしかしたら回復)出来た事例もあるとか・・・・
今回のお客様、20歳との年齢を考慮し、お客様と一緒に考えます。
装用テストでは、片眼抑制が入っているので、違和感無し、複視も無し
「意識的に右目と左目を切り替えた時の像の位置ズレが少ないから、楽なような気がする」との事・・・
「小さいころ何となく右目と左目の像を近づけて見ようとしてた時期があったけど超疲れるのでやめた」とも話していて・・・
(その時は同時視・融像視出来ていたのか?)
意識的に両目を使うトレーニングをすれば、両眼同時視、両眼融像視、あわよくば立体視まで出来るように(脳が思い出す?)なる可能性も・・・・
将来外科的な手術を考えても、なるべく早い段階でのトレーニング等を踏まえて、今回はプリズムメガネに挑戦する事になりました!!!
現在県外の大学に通っているので、帰省した時にでもその後を聞いてみたいです。
次の例も二十代女性のお客様
強度近視の内斜位(左右合計17プリズム)
内斜位で特に注意が必要なのが、調節の介入です。
近視の加矯正はもちろんですが
(近視を強く入れすぎると、ピントを合わせる為に調節が働き目が寄ってしまう)
(最近言うピントフリーズ現象も同様、近くを強く見続けると毛様体筋が緊張した状態でフリーズしてしまい、フリーズをしっかり解かないと加矯正の眼鏡になってしまう)
調節機能は、自律神経に支配されているので、ストレス等でも眼位異常が限定的に出る場合もあります。
この女性は強い複視(物が二つ見える)になっておりました。
突然起こった複視の場合は、脳障害の場合も考えられない事はありません。
僕たち眼鏡士は医師ではないので、診察も診断も当然出来ませんし、病気の事は判りません・・・
とてもデリケートに言葉を選んで説明するのですが、この方は看護師さんで、そんな説明は・・・・
「近くを見る時は、自律神経のなんとかを使って・・・遠くを見る時は自律神経のなんとか・・・」「え~~なんだっけな・・・」
お客様「交感神経と副交感神経ですか?」
「そう!それ!」
さすが看護師さん(笑)
眼鏡店で出来る、雲霧やフリッパーや眼球運動で調節の介入を除去をしてみても、数値は変わらず、複視が出たままでは日常生活や仕事に支障が出るとの事で、プリズム眼鏡を制作することに。
強度近視の内斜位の場合、レンズの外側は極端に分厚くなります・・・・
なるべくレンズ径の小さいメガネの方が厚みが薄くなるので、勧めてみても、本人の拒否反応が(笑)
もっと小さいレンズ径の方が薄くなるのですが、ギリギリの妥協点で厚みが目立たないデザイン!!
複視は解消出来ましたが、経過観察が必要かと・・・・
どちらのレンズも、制作範囲外のオーバー手配で、あえて球面設計にしてオーバー手配でも足りない分は加工PDで調整。
今回の20代の事例はレアな事例で・・・
10代20代の若者はコンタクトとの併用が多く、プリズム眼鏡とコンタクトの併用は基本無理だと思うし、20代の若者の目は調整力も十分なある場合が多い為、自身の目の状態を説明し理解してもらって、どうしてもの時や、加齢によるトラブルの時点で考える事が多くなります。
当店でプリズムレンズを入れさせていただいてる方は年間100人ぐらいですが、当店でメガネを購入いただいている全体からすると僅か数パーセントしかなりません・・・・
前のブログで、シェアードの基準値より外れる率は約20パーセントと書きましたが、目の状態を説明したうえで本当に困っている方にしかプリズムレンズは入れてないからです。
年間100人の中には、いろんな眼鏡店や眼科をめぐりにめぐって当店にたどり着いた方も数名いらしゃいますが、ほとんどの方が目からきている不都合だと気が付かずに、たまたま当店でメガネを購入して発見された方々です。
当店でも両眼視機能検査に力を入れる5年以上前は、目の不調を訴える人にしかプリズムは処方して無くて、年間実績は数えるほどしかありませんでした・・・・
当然プリズムを入れた年間100人の中の顧客さんも、その前のメガネを当店で購入された時に眼位異常を発見出来て無かった方も多くいて、その時は大変申し訳なく思うものです。
5年前の当店と同じく、両眼視機能検査に力を入れてない眼鏡店が日本の眼鏡店のほとんどと言っても過言ではないと思います。
(なんせ日本の眼鏡小売売上の60%が上位数社の大手小売店で、全体の80%がチェーン眼鏡量販店で占められてるのですから)
一方両眼視機能検査に力を入れて、その重要性を全国の眼鏡小売店に広める事に尽力を尽くし発信している方も居たりします!!
(そのお店のプリズム処方率はなんと7割以上!最近は9割近いのだとか!!)
発信している事で、プリズム眼鏡を必要と自覚しているお客さんが集まってきているのかも)
ただ、日本には薬事法があり、発信の仕方を誤ると法令違反だと指摘されません(汗)
当社が特許を取得した「眼精疲労を眼鏡で取る方法」を厚生労働省の出先機関に相談に行ったところ、厳しい指導をいただいた経緯があって、どういう表現が良くって、どういう表現がいけないかある程度理解出来ましたが、細かい微妙なところは誰にも判りません・・・・
コンプライアンスを重視している我が社は(笑)思い切った発信は出来ませんが・・・・
ビクビクしながらでも言葉を選んで発信する事が重要なんでしょうか!!!
当店の5年間でのべ数百人のお困りの方のプリズム処方は、多いのでしょうか?少ないのでしょうか?・・・・・
このブログで嫁が眼鏡士の試験を受けた事を書きましたが、言わなくてもいい事ですが、その試験の中で両眼視機能の問題は僅か2問ぐらい・・・・・
両眼視機能の事は全く理解できてなくても、眼鏡士の試験には通ります・・・
[コメントする]両眼視機能の為のプリズム補正
眼鏡は福井県の地場産業です!!
その福井県の助成を受けて開発中の眼精疲労軽減眼鏡!!
特許まで取れました!!!
特許の理論は、両眼視機能検査のプリズム補正理論を応用し、眼鏡フレームによってプリズムを発生させておこなう簡単なものです!!
当店では、構想した5年前頃から、ルーティーンで簡単な眼位測定を行うようにしております。
一番簡単で確実なのが、カバーテスト
左右の目を交互にカバーし眼球の動きの量を目分量で見ます。
度数測定の簡単な流れの中でも、問診→他覚検査→雲霧からの片眼検査→両眼解放バランス検査→抑制検査→上下左右斜位量検査→調節ラグ検査 等々と手際よく・・・・
斜位量に問題がありそうだと、シェアードの基準
「正常な両眼視を維持する為には、輻輳力・開散力が斜位の2倍と等しいか、またはそれ以上なければならない」
の原則から、外斜位量が多ければ輻輳余力を内斜位の場合は開散余力を測定します。
ここまでは、そう時間がかかりません・・・・
福井県の助成を受けた為の報告書が必要だったので、眼鏡を買いに来た約200人のデーターを集計分析してみれば、約20%の方が、このシェアードの基準値以上の斜位量だったのです!!
極端な話、計算上は、斜位量と余力値がイコールなら、複視等の問題は出ないのですが、めいいっぱいの眼筋力を使用して、物を見ている事を考えたら、疲労感は半端ない事を想像するのは容易な事です。
一定の目安「シェアードの基準」以上の方に更なる問診をすると、検査前の問診には答えなかった様々な自覚症状を認識して語り出します。
そこで、その方の眼の状態を説明して、持って生まれた自身の目の状態を認識してもらいます。
希望者には、更なる検査(遠く近く調節等々)をしていくのですが、ここからの検査は時間がかかりますし検査の為に目のと脳の負担も相当なもんです・・・・
今、両眼視機能検査を取り入れてる眼鏡小売店は、全体の数パーセントしかないと言われております・・・・
上に書いた「シェアードの基準」以上の眼位異常の方でも生まれ持っての事なので、こっちが「こんな症状やあんな症状ありませんか?」と聞くまで、目が原因との自覚がない場合が多いのです。
見えるだけの眼鏡を作るのは簡単なので、両眼視機能検査が普及しないのですね・・・・
両眼視機能検査を取り入れている眼鏡店でも二分していて、アメリカ式、ドイツ式と言われている二つの考え方が有ったりします・・・・
シェアードの基準はアメリカ式で、斜位が有っても輻輳力(開散力)をトレーニングして、ズレを補正するプリズムは少な目?にしましょう的な・・・
ドイツ式は、ズレがあれば補正プリズムレンズで楽にしてあげましょう的な
絶対的な数値が出ないのも、普及しない原因ではないでしょうか・・・・
見えるだけのメガネの度数は簡単ですが、当店が目指すものは「楽に見えるメガネ」!!!
奥が深いです!!!
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