SS級認定眼鏡士 お受験の勧め!!パートⅡ
先日も書きましたが、https://heart-land.jp/archives/32508
認定眼鏡士のお受験してきました!!・・・・嫁が・・・・
先日の学科5教科に続いて、今日は実技3教科!!
(レンズ加工・フィッテング・度数検眼)
まずはレンズ加工・・・
事前に試験用フレームとレンズが送られてきていて、自店の加工機で0.5ミリ大き目に削った物を実技前にチェックしてもらって・・・・
たら・・・・
「1.5㎜以上大きいね・・・こんなに大きかったら軸やPDもズレやすいし、僕でも時間内で出来るかな・・・」
ってのっけから言われたらしい・・・
ま、初受験だけに感覚がわかんね(汗)
小さすぎて、手刷りする前から失格よりましか・・・
ただ、事前に自店で試した時はその大きさでも問題無かったけど、試験会場の砥石が当店の砥石より削れないのと、緊張から相当焦ったらしいです・・・・
フィッテングは、学校にあるマネキンにメタル枠をフィッテング!!
「どんなマネキンか写真撮ってきてっ」て頼んでおいたのに、写真無・・・
一緒に受けた方も、このマネキンが夢に出てくるほど鬼門らしい・・・
で、検眼!!
当店では、最新のデジタル機器を揃えて
独自のプログラムで手順に沿って測定すれば問題ないのですが・・・・
まあ当然アナログ・・・
普段使ったことの無い機械は怖いので、原点のかけ枠での測定を選択。
嫁の前の受験生が放射線指標で測定していて、直前になって電話がかかってきて、
「放射線指標の場合、注意点は何だっけ?」
「自分事前にクロスシリンダーを選択したんだろ」
と、既にかなりテンパッテおります(汗)
(乱視をアナログで算出する場合、雲霧をかけた放射線指標法と、最小錯乱円を利用したクロスシリンダー法があります)
(当店で検査しているお客さんなら解ると思いますが、当店の普段の測定は、1番と2番どっちがクッキリしますかとやってるクロスシリンダー方です)
このような手持ちの「クロスシリンダー」で最適度数を探っていきます!!
教える為に超久々にレフ値無しで、手持ちクロスシリンダーをクリンクリンしてみたら、まあ楽しい!!!
クロスシリンダーを考えた昔のえらい人最高!!!
パズルを解くみたいな感覚で、答えを探っていきます!!
30年前の眼鏡学校時代、大阪医科大学付属病院眼科で一カ月研修を受けた時は、毎朝行列の患者さんの目を、他覚値なしでスピーディに大量に測った経験が、大いに役に立っています!!
アナログで測定する場合、原理が解ってないと、ともすると迷宮に陥ってしまいます。
今回の実技での視力測定は、他覚値が解らないものと思っていたら、他覚値を最初に参考値として教えてくれたそう・・・・
(逆に他覚参考値を見てしまうとそちらに引っ張られそうです)
今これを書いてて思ったのが、その手書きの他覚値、いじってんな・・・・たぶん・・・(笑)
しかも被検者、かなりの不同視の外斜位だったらしい・・・・
終わった後、試験官に「左目はスムーズに行けましたね」と言われたらしい・・・・
それって、右目はスムーズに行ってないってことジャン・・・・
なんか超緊張してどれもうまく行かなかったらしい・・・・
なんか教え子を試合や試験に送り出す、先生の気持ちが解るような気がする・・・
全教科落ちてたら、教えた俺が悪いという事で・・・・
ま、生徒(嫁)も先生(俺)も初挑戦だったので、要領がよく解らなかって実力が出せなかったという事で・・・・
結構なお受験料ですが、お勉強して損はないと思います。
眼鏡学校へ通わずに眼鏡士の資格を取れる事を僕も知りませんでしたが、もし眼鏡士を持ってない眼鏡店スタッフはどんどん挑戦してみた方が良いと思います!!
当然眼鏡学校で勉強した方が、もっともっと広く深く学ぶ事が出来ると思いますが。
3年間のうちに8教科全て合格できたら、認定眼鏡士になれます!!
落ちた教科があれば、来年ももっともっと実力を上げて、再挑戦いたします!!
・・・・・・嫁が・・・・・
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