ビンテージ リメイク
たぶん20年以上前の、ランセルのサングラス
お客様の持ち込みフレームです。
このお客様、最近のフレームで幾つも作っていただいているのですが、この昔のフレームに思い入れがあるみたいで・・・
「ただ、洋服と同じで、二十数年前の服をタンスから引っ張り出して着てもどこかおかしいのと一緒で、レンズを現在の目の物に入れ替えても、タブン掛けないですから勿体無いですよ・・・」と説明して、レンズ交換しない事に
翌日ヤッパリレンズを入れたいとの事で再来店!!!
それならば、ツーポ(ふちなし)フレームでレンズの形をある程度変えれるので、「若干小さく特に下方の膨らみを無くしましょう」と玉型変更でお作りになる事に!!!
翌々日リメイクする玉型を製作している時に、電話が・・・「やっぱり元の形のまま作りたい」との事
このI様 女性で高齢ですが、背が高く恰幅の良いスタイルで、お顔立ちもはっきりしたハデ顔
ちょっと違いますが、塩沢トキさんを思い出していただいたら解りやすいかと
このハデでデカイフレームも良く似合っておられるんです!!!!
「形が古いだの、掛けないかも・・・なんて余計なアドバイスでしか無かったんです(反省)」
けっしてダイヤカットの加工が出来ないからじゃないんです(汗)
ちゃんと出来るところをお見せいたしましょう(爆)
さあ、久々の数年ぶりのパセッタ(ダイヤカット)加工(笑)
レンズをトレースして平摺り鏡面加工 穴あけ加工
久々すぎて、いきなり高額なレンズで本番は怖いので、練習レンズで腕試し(笑)
けっこう指先は覚えているもんです(笑)
練習レンズはCRの-レンズだったのでサクサク削れましたが、本番は高屈折レンズでちょっと硬いが・・・
まあ大丈夫です(笑) コツは、角度は守って一気に削る!!躊躇してたら凸凹になちゃいます
後はガードテープを貼って、磨きあげます!!!
昔にガラスレンズでも鏡面に出来るステージが回転するマシーンが有ったのですが・・・
ほとんど使用しなくなったのと、幾度かの改装・移転のためマシーンが見当たらない(汗)
でも大丈夫!!!
バフ機を使用すると表面のマルチコーティングが剥げる恐れがあるため、原始的ですが確実な手磨きで、ピカピカに!!!
で、完成!!!!!!
ちゃんと似合っておられましたら、ビンテージフレームが復活するのもいいもんですね!!!
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