メガネのハートランド
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間欠性外斜視

間欠性外斜位と呼んだ方が良いのか??

通常は両目でしっかり両眼視出来ているのに、疲れて来ると片目が遊び、斜視状態になる事です。正常な眼位から間欠性の斜視になる事は無く、斜位からの間欠性の斜視になります。(難しいですね・・・)


この無理して両眼視している状態から、無理が出来なくなって片目のみ違う方向を向いてしまう状態ですね・・・・

今回ご紹介する例は、遠視眼の不同視で結構な外斜位。

通常こんな強い遠視があると、左目が弱視(矯正視力が出ない)になりがちで、幼少期にアイパッチ等で訓練しないといけない場合が多いのですが、強い外斜位のおかげで、訓練無しでも視力が出て、両眼視機能自体も良好です!!!
(ただ常に強い調節輻輳(より目)を強要されていて眼精疲労が出ていたはずです)

今回ご注文いただいたメガネは近用眼鏡

遠用でも強い寄り目が必要になるのに、近用を両目で見る為には更なる輻輳が必要になりますが・・・・年齢的に眼筋も毛様体筋も・・・・

で、加入(老眼度数)度だけを強くしてしまうと、輻輳・調節する事が出来にくくなり、モノビジョン(片目で見る)事になります。

決してモノビジョンが悪い訳ではないのですが、今回は両方の見え方を比べてもらい、輻輳・調節のきっかけを作って両眼視して近用作業をする事が良いとの事になりました。

そうなると、製作出来るレンズを探します・・・・
(度数・プリズム度が強くなると製作範囲が極端に少なくなります)

なんとか出来るのが東海光学さんの、世界一高屈折レンズが、オーバー手配でレンズ径が50径でギリギリです・・・・
超高屈折レンズはアッベ数が低くプリズム度数が強いので色収差が気になりますが、レンズの厚みを考えると・・・・・

プリズムΔレンズは、厚いところと薄いところが極端で正にΔレンズ・・・

当初決めていた普通のサイズの眼鏡にはレンズ径が収まらず・・・・

グルーバーのこの小ぶりなフレームに決定!!!

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