偏光レンズ とは
当店でも、一押しの偏光レンズ(Polarized lens)
良い点と悪い点を書いてみます!!
偏光レンズの事は、高校の物理で習うのでしょうか・・・
偏光フイルターは、ハーバード・ランド博士が、今から90年前に発明してます。
ハーバード・ランド・・・・うちの社名に似てますが、たぶん関係はありません・・・
タレックスの看板の画像です!!
スリッド状のフィルターを通すと、いろんな方向に反射していた光が、一定方向に偏光されるのです!!
一定方向の光に整えられるおかげで、水面や道路面のギラギラが無くなり、安定した見え方が確保されます!!
随分前に、雪上で試した画像です。
(水面のギラギラはネット上でいっぱい出てますので)
魚釣りをするにはマストのサングラスレンズです!
染色した薄いフイルムをびゆ~~って横に伸ばしただけですけど・・・・・
現在の薄型液晶画面もこの偏光技術が無ければ成立しない大発明!!
ここで問題です!
このスリッド状の偏光レンズを平行に重ねた時と直角に重ねた時の、レンズの濃度はどうなるか??
偏光軸に平行にレンズを重ねると、ほとんど濃さが変わりません!
(向かって真ん中が重なった部分です)
(偏光性は維持)
偏光軸を垂直にすると、真っ暗になります!!
(偏光性は無くなる)
偏光軸を何度に重ねると、濃さは何パーセント?
という計算式も過去に学びましたが、計算式は全然覚えておりません・・・・
斜めに重ねると円偏光になります・・・・
メリットは、濃度がそう濃くなくても眩しさを取る
乱反射を整えるので、水面や路面のぎらつきが無くなる。
ってメリットは沢山あります!!!
かなり過去に書いた僕が手作りした近見偏光視力表!
これも偏光レンズの特性を利用して、両眼を同時に使いながら片眼づつを別々に測れる視力検査表です!!
3D立体視を強制的に見せるのも、偏光膜を利用します!
デメリットは・・・・
ブラインド状のスレッドがあるので、レンズ加工が悪く歪が出ていると、ブラインドから光が漏れる感じになり、逆にチラチラになります。
向かって左側がレンズに歪があるので、丁寧にレンズ加工をして歪を取る必要があります。
無色でもレンズに歪が有ると、空間が揺れて酔う感覚になります。
(個人差がかなりあります)
(無色でも揺れるので偏光レンズだと最悪です)
偏光レンズメーカーによっては、歪が無くても揺れます・・・
(偏光軸のせい?)
(偏光酔いの原因?)
(偏光軸に平行の場合は揺れずに、縦の動きに揺れを感じるメーカーもあります)
レンズとレンズの間に偏光膜をサンドイッチにするので、若干な光線ズレ(プリズム)が発生する場合があります。
(光線ズレがあると揺れ揺れです)
完成品を出荷検品の良品の基準が、レンズメーカー毎に違いがそうとう有る気がします。
正面の見え方は良いのに横の見え方が悪くなる
(車のフロントガラスは良いけどサイドガラスは良くない)
(ゴルフのパターで構えた横の視線)
乱反射が無くなるので、距離感が取りにくく、平面的に見える
偏光レンズは、超デリケートです!
メリット・デメリットを良く考えて、信頼できる眼鏡店で!!!
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