メガネのマーケティングのお話
二年ぶりに重い腰を上げて事業計画書を書き始めようと思っているのです・・・・
当店では男子の比率がちょっと高いので、数年前から女子率をちょっとでも上げようと女子ブランドを増やしたり、女子販売員の増員をしたり・・・・
(男子には女子の販売員でも良いと思うのですが、女子に販売する男子の販売員はかなり限定されると思うのです)
(↑この文は男女差別に該当するのか?)
当店は僕以外は全員女性です。
(って言ってもパートさん含めて5人しかいませんが(笑)
色々女子率を上げようと数年かけたのですが、当店の男女比率はそう変わらないのです。
勝手に、女子はメガネをかけるのが嫌でコンタクト率が高いのでは?
男子の方が買い替えサイクルが早いのでは?
とエビデンス無しの勝手な解釈を考えてしまうのは、フェイクニュースの元になってしまいますね(笑)
(今回のコロナでも勝手な情報が飛び交って訳が分からない状況ですね)
で、しっかりとした情報として、全国の眼鏡のマーケット資料を取り寄せてみました。
(事業計画書には根拠となるデータが必要ですから)
(眼鏡光学出版社から引用)
(この情報も自社で集めた1次情報では無いのですが・・・)
有名な話ですが、男女比率は5対5ではないのです。
男子の出生率は2.数パーセント高く、女性の方が長生きです。
世界の男女比率も、60数歳で逆転してトータルは女性の方が多いのです。
ただ、年齢を65歳までに絞れば、男性の方が多く、眼鏡の単価も高いのです。
メガネ店の戦略として、60歳以上をメインターゲットにすれば女性が増えて高単価の物を、若年層をメインターゲットにしたら、男性が増えて低単価の物を、というのがわかりますね。
自店の実情と、商品構成は重要です。
では、当店(ハートランド武生店)のメインターゲットを何処にしているか!!
当店の顧客様の年代を調べてみると、45歳以上の割合が多いのです・・・
が、
しかし、
日本の人口統計図を見てみると!
(総務省統計局のHPから引用)
日本全体も45歳以上の方が多いのです。
当店の顧客様で上の図を作ると、ほぼ合致した図が出来上がります!!!
当店のメインターゲットは「全世代の男女をターゲットとしております」
事業計画書は強み弱みを書いていくのですが「全世代の男女共に購入いただいてるのが当店の強みです」
と大風呂敷を広げて宣言してみます(笑)
(ターゲットをしっかり絞れていないと指摘されそう)
「地域に密着したメガネ超専門店」を目指していますので、今のままで良いのかなと思っています。
言い換えれば、どなた様からも紹介していただいても、しっかり対応できる商品構成・価格構成になっていますと言えますね。
紹介されてうれしいキーワードは
「親切にしてくれる」
「おしゃれなメガネがある」
「検査をしっかりしてくれる」
「サングラスがいっぱいある」
「素敵なフレームの提案がある」
「良心的な価格設定」
「フィッテングも上手」
「適切なレンズの提案がある」
「カッコイイ人がいる」
下の方に行けば行くほど難易度が高くなりますが・・・・
どうとらえていいか解らないのが、
「凄く安いメガネ屋さんやわ」
「思っていたより安かったわ」
地域に密着した超専門店である当店のメガネ一式の平均価格は、
上の表の男性価格とほぼ合致しています(タブン)
(ボリュームゾーンは違うような気がしますが未検証)
(上の表の20代~40代の女性のメガネ価格が安いのは、コンタクトレンズが主体だからか??)
メガネ産地鯖江が当店の商圏でもあるので、福井のメガネ産業が良くなると、間接的に当店にも好影響があると思って、鯖江のメガネが売れる方法を考えてみました。
国内の眼鏡の売り上げを上げるには、
メガネ全体の単価を上げるか、回転率を上げるか
(日本の人口を上げるは想定外)
(メガネが不必要な方の目を悪くする方法もあるな)
現在国内の眼鏡一式の平均価格は2万円で、買い替えサイクルは4年に1本となっています。
(今日眼鏡製造工場の社長さんと電話でしゃべっていたら、コロナ禍で製造原価を下げてしまってそれがスタンダードになりつつあるみたいな事を言ってました)
さばえのメガネをかけよう第3弾は!!
さばえのメガネを千円で下取り
(購入後2年以内壊れていないメガネ限定)
(4年に1本の回転率を倍に上げるため)
下取りしたメガネを、発展途上国のメガネが必要だけど買えない方々に贈る
(小売屋さんのグループではそのボランティア活動をしているグループがあります)
(もし集まり過ぎたら産業廃棄物になってしまう!?)
自分が安く買える企画より、誰かを応援出来る企画の方が良いような気がします。
(小売店も購入後2年以内に買い替えてくれるなら更なる特典も付けやすいかも)
(レンズメーカーも巻き込めそう)
まだ?二年しか経っていないメガネを手放す方の割合がどれくらいあるかが問題だな・・
(その手放すメガネが、とってもとっても誰かの役に立つというストーリーが必須)
当店が取る道は、結構な価格のメガネでも安く(買って良かったと)感じるような販売が出来る事ですね!!
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