♡ 初めての紹介状 ♡
昨年から始まった、国家検定「眼鏡制作技能士」の中で眼科医との連携が最重要項目になっています。
日本では、メガネを作る為の視力測定は医療行為にあたるのか?の論議が昔ありましたが、
国会答弁の中で「人体に害を及ぼすおそれがほとんどない視力検査であれば、医師等の資格を持たない者であっても視力検査を行うことができる」となっています。
度数を決定する行為も、
「顧客に対して視力補正用眼鏡等の適合の度合を確認する等の補助的な行為であり、視力検査の結果に大きな誤りは生じないと考えられることから、危険性がほとんどないと考えているものである」
となっていて、医療行為とはみなしていません。
裁判所の判例が無いなか、担当大臣(や官僚)の国会答弁もいいかげんな事を発言したら大変なんですね!!(最近の国会で放送法について同じ答弁を繰り返してた)
当然眼鏡店は医師免許を持っていない為、診断等を行ったら罰せられます。
僕が受けた試験にこんな問題が!
問題自体は覚えていないため、答えを書くと「近視や遠視」は言っては行けなくて、老眼は言って良い・・・・
「近視や遠視」は病気で、老眼は老化現象なので病気では無いとの考えからです・・・
僕も入っている眼鏡店の勉強会のクロージングサイトで、眼科さんに紹介する場合紹介状はどうする?みたいな議論がありました。
眼鏡店は診察や診断は出来ないので、ほとんど書く内容が無いので、僕自身は紹介状を書いたことはありませんが、メガネを作る時に測定していて、矯正視力が出にくいとか、色々な違和感がある時は、メガネを作る前にお客様に眼科受診をお勧めしています。
そういう時には、お客さんには「視力が出にくいので先に眼科さんへ行ってみてからにしましょうね」ぐらいしか言えません・・・
当然お客さんは不安になって色々聞いてくるのですが・・・「お年もだいぶんいってますからね」とか「一応念のために・・・」ぐらいしか言えないのです・・・・
クロージングサイトの中で他店様が書いててあツそれ良いなと思う事例があったので今回真似して初めて紹介状みたいなのを書いてみました!!!
眼鏡店に出来る事は視力測定ぐらいで、それはそこに被検者が居ればわざわざお知らせする必要が無いのですが、過去にその方がどれぐらいの矯正度数でどれくらいの視力が有ったのかは、そこにお客さん(患者)がいても判らないのです!!
で今回書いた書類が、
二年前と現在の他覚値と自覚値と矯正視力のみ
(その時作ったメガネの装用度数とは違います)
今回は、他覚値と自覚値の違いも大きくて、特に左目が視力が出にくい状態です。
矯正度数も2年半前と大きく変わっています。
僕の矯正最高視力の導き方が不完全で、もっと度数によっては視力が出たと思われる方もいるかも知れませんが(笑)
自分で言うのもなんですが、僕割と上手なんです(滝汗)
メガネを制作するうえで色々聞いていますが、メガネ店が法令を遵守したうえで書ける部分だけお知らせしてみました。
今回はかかりつけ眼科さんが無いとの事で、宛名は記入しませんでした。
前もって定型文(テンプレ)を用意してなかったので、実際に書いたのとは若干違いますが、今後はこれをテンプレに使おうと思っています。
(次は会社名では無く屋号の「メガネのハートランド」の方が良いかも・・・)
僕が30年以上前に眼鏡学校で、病院研修に3か月眼科実習に入った時の事
当時僕が行った大学病院では、他覚測定機は特別な限り使わせてもらえず、ほぼゼロベースからの検眼でした。で、カルテには「この度数ではこの視力」を度数を徐々に上げた状態を全部メモ代りに書いて行ったのです。当然カルテの半分以上が僕の汚い字で埋められていきます。
それで怒られたことはないのですが(笑)
大学病院ですので、視力が上がりにくい患者さんが多くて、測定する患者さんの数も半端ない・・・(検査員も沢山いましたが)
そこでの経験値は、かけがえのない物となっています。
話を戻して・・・・
この眼科で診てもらう予定のお客様、眼に問題が無ければいいのですが。
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