武生店
偏光調光 着色確認
ヘンコウ チョウコウ チャクショク カクニン
偏光 調光 着色 確認
4字熟語ではありません・・・・
ゴールデンウイークに間に合わせるように、紫外線によってレンズの濃度が変わるレンズが仕上がったので、着色確認してみました!!
某レンズメーカーさんのシステムエラーで、全レンズメーカーさんの納期が遅くなりましたが、何とか仕上がりました!!
あいにくの雲が厚い曇り空・・・・
調光レンズは気温が低い方が、紫外線が強い方が変色が早くて濃くなります。
逆にこれくらいの眩しさなら、あまり濃すぎない方が良いかも
条件が揃えば、動画の状態よりももっと濃くなります!!
↑昨年撮影した動画です。
調光レンズとは、文字通りレンズの濃度が変わり、光の量を調節するレンズです。
偏光レンズとは、レンズの偏光フイルターによって、四方八方に進んでいる光を一定の方向にだけ進ませる性質にして、一定方向の乱反射を取る事によって照り返しを除去したり、眩しさを軽減します。
一定方向の光線を偏光させているので、動画の中にもある様に、偏光角度を平行にすれば光はそのまま通過しますが、偏光角度を直交させれば、光は通過しにくくなりレンズの透過率が変わります。
2年前までは、調光レンズと偏光レンズが一つになっているレンズはありませんでした。
(原理は聞いてもよくわかりません!?)
下から
DUNLC019カーボンテンプル
オークリーACTUATOR
ロズヴィ209251614
ジクーFeiz
FERRAGAMOと9999のコラボモデルSF9011
[コメントする]他覚値 & 自覚値 パートⅡ
他覚値&自覚値 のパートⅠはこちら
他覚値 & 自覚値
今回はちょっと珍しい事例をご報告・・・・
他覚値(とくに左)
S-4.25C-0.25
自覚値
S-5.0C-0.0
(自覚値の方が強く出ています)
普通、他覚値より自覚値の方が強く出る事ってほとんど無いのです。
なぜなら、水晶体の調節が入ってしまうと他覚値が強く出てしまう事はありますが、その反対は無いからです。
(マイナス調整が強く入ったとしても、その度数で視力は出るはずです)
当店の自覚検査は、全員が他覚値から雲霧(度数を緩めた)をかけた状態から測定しだす事が必須になっています。緩めた状態から徐々に度数を上げていき、ある程度の度数になった時から度数を上げても視力が上がらなくなります。最高視力の最弱度が矯正度数の定義になっています。
普通は他覚の数値のちょい手前でその度数(視力が上がりにくくなる)になるのですが、他覚数値の度数でも0.7程度しか無く、更に度数を上げれば視力がもっと出だすのです・・・・
(他覚値の度数で0.7の視力の時はあるのですが、度数を更に上げても0.7かもしくは低下する事が多いのです)
おもわず、ピントフレーズ(調節が入ってしまった)時と同じように他覚値を取り直して見ました・・・
(他覚値より少なすぎる度数で視力が出た場合の確認)
当店の秘密兵器の角膜形状測定装置(OPDスキャン)で測定してみると!
「遠視眼矯正手術眼(80.8%)」と・・・・
念のためお客様に「レーシックみたいな眼の手術してませんよね?・・・」
当然答えはNOでした(笑)
今まで当店で「近視矯正手術眼」と出た方は100%の正解率なんですが(笑)
レーシック手術の場合、角膜の中心部分だけが扁平になっているのですが、
今回の事例は、角膜の中心だけが、ぽっこりしているのです。
(円錐角膜とは違います)
(診察や診断ではなく観察です)
前回のメガネは眼科さんにもかかっての処方箋でした。
(○○障の気はあるのとの診断だったらしい)
(けっこう度数には悩まれたらしい)
前の記事にも書きましたが、他覚機器(オートレフ)はある一定地点の測定値を(平均的に)数値化するために、複雑な形状(数値)だと、最適な度数とは違う度数に出ていて、今回は過剰に弱く出ていると判断して度数を決定しました。装用テストでは大丈夫そうでした。
(眼鏡店では近視の過矯正が一番NG)
(当店ではしませんが眼位の球面補正を狙って近視を過矯正にする場合もあります)
人間の身体って複雑に色んな所が係って難解で、単純な座学だけでは深く学べないです・・・
見えるだけのメガネの度数は、それなりに簡単に出せるのですが、快適なメガネの度数になると、測定値だけでは無く生活環境や用途によっても、変わって来るので相当な知識と経験値が必要なんですね・・・・
そんな事も将来は人工知能(AI)が数値化出来てしまうのでしょうか・・・・
[コメントする]迷惑メール
最近のお仕事はEメール無しでは出来ません・・・・
僕が若かりし頃は、PCを電話の回線に繋いで「ピ-グログロピー」って今のFAXみたいに長時間かかって接続していたのが、現在じゃ光回線で瞬間で・・・・
そんな文書だけでは無く、写真やデータ等まで簡単に世界中に送付出来る便利すぎるEメール!ですが、
迷惑メールが酷すぎる!?!?
当社の代表メールアドレスが2個あるのですが、特に公開しているアドレスには毎日毎日迷惑メールが・・・
同じドメインの個人のアドレスには来ない事から、どこかで出回って晒されているのでしょうか・・・
代表のメールアドレスなので、全スタッフが共有している為、プロバイダー内のレンタルサーバーで、迷惑メールアドレスを学習させているのですが、手を変え品を変えアドレスを変えて、毎日飽きもせずに送ってきます・・・・
先日のレンズメーカーのシステムエラーも、ランサムウエアー(身代金を要求される?)だと噂されてたりします(怖)
で、宅急便社と名乗る方から来た今回のメールが・・・
置き配サービスについてのこのメール
ここの運送便社のメールアドレスは登録したフォルダーに分別されるのですが、いつも送られてくるアドレスと違う為に、迷惑メールと同じ登録の無い別ののトレイに入っていたのです。
下の方には迷惑メールに注意みたいな事も書かれてたりします。
(迷惑メールには必ず入っている)
ただドメインは、いつも来るドメインと一緒なので、本物!?だとは思いますが、怖くてクリック出来ない(笑)
[コメントする]約40年ぶりの再会!?
大阪にあった眼鏡の専門学校の下宿での1年先輩の武田さんが、鯖江の眼鏡工場見学に来るついでに当店も見学したいとの事で、来店いただきました。
あいにくの水曜日(当店の定休日)ですが、遠く福岡県から来るのでおもてなし(笑)
眼鏡学校で1年違えば交流はほとんど無いのですが、当時の下宿は共同生活みたいな感じだったので当時の事を色々思い出しました。40年経つとお互いの容姿はずいぶん変わりましたが、中身はそう変わるものではないらしく、昔のままのノリ突っ込みでいけましたね!!
当時住んでいた下宿は4畳半1間の、風呂無し、共同キッチン共同トイレ、家賃1万円・・・
しかも4畳半の空中に押し入れがあって、その下にベットを置いてある感じ・・・
ネットで拾った画像ですが、こんな感じのお部屋!!!
1973年に大ヒットした「かぐや姫の神田川」にも、「三畳一間の小さな下宿」とありますが、昔はこんな感じが当たり前だったのでしょう!!
現代も三畳のワンルームがけっこう人気だったりするみたいですね(笑)
(バス、トイレが付いてますが)
当時は皆で声かけあって銭湯や屋台へ行ったりして結構楽しかった思い出がありますね。
で、同業の方が当店に来られた時は、お店の悪い所を指摘してもらう事にしています。
ズート同じ店にいると、色々見えなくなってくるので・・・・
指摘してもらった事は、
商品が多すぎて雑に並んでいる事、
ポップが手造りすぎる事
レンズ価格表がダサイ事(武田メガネではタブレットらしい)
あと色々・・・・
悪い点だけだと落ち込むので、良い点も催促して(笑)
カウンターの椅子の高さが高めで良い
ディスプレイ台の高さも高めで良い
取扱いのブランドの表示も
あとなんだっけか・・・
その後折角鯖江に来たのだからと、メガネ会館に行ってみたら水曜日は定休日でした。
桜も終わってるし、時間も16時半だし・・・
あっメガネの修理工場は?と聞いてみたら「行ってみたい」との事でアポ無し突撃!!
終了時間ギリギリで「レーザー溶接だけでも見せてもらえませんか?」と直撃したら快く見学させて貰えました!!
昔は、左横にちょっとだけ写っている水素ガスによるロー付けだったのが、最近はほぼほぼレーザー溶接での修理との事でした。
ついでに、カラー塗装の現場も解説いただきました!
当然のお願いにも快く対応いただきありがとうございます!!
その後、武田先輩から自店の参考画像を何枚も送ってきてくれました!!
40年前は学生どうしでバカな事ばっかりやってましたが(笑)
スタッフが300名以上いる会社の役員さんになって、しっかりしてるように見えましたが・・・
人間の中身はお互いにそう変わっていないような気がします。
当店も今一度レイアウトを見直してみました・・・・
ただ、思うのですが。メガネ店って・・・
極端に言うと、高級ブランドのスタイリッシュで入り口にガードマンが立っていそうな、あえて気軽には入りにくい雰囲気にするのか、ドンキホーテのようにダサくて圧縮陳列の誰でもスリッパでも入りやすい雰囲気にするのか・・・・極端すぎますね・・・・
当店はお客様からどう見えているのでしょうか????
[コメントする]他覚値 & 自覚値
メガネ屋さんでメガネを作る為に、度数を測定する時に最初の方でするヤツ・・・
あの気球がぼやけたり、ハッキリ見えたりするヤツ!
あの機械がオートレフメーターと呼ばれる機器で「見ているだけで」勝手に測定する「他覚機器」略して「AR」
その後に、両目で覗き込んで、「1番と2番」とか「赤6と緑9」とか「縦線か横線」どっちがくっきり見えますか?とお客様に尋ねて測定するのが「自覚検査」
僕がこの業界に入る頃にはARはある程度普及していたのですが・・・
研修に行っていた大学病院では、よっぽどの事がないと使わせて貰えなくて、ゼロからの自覚検査で、凄く鍛えられました(笑)
現在では国家検定の試験でも、ARの値は与えてもらえて、そこからの検査になってたりします。
添付した、レシートの右眼のデータを見てもらうと、
AR値 S-0.50C-1.25AX82°(他覚値)
#7値 S-0.75C-0.50AX145°(自覚値)
「Sの値は球面」で「Cの値は乱視」で「AXは乱視の角度」・・・・
だめだ、メガネ屋の新人研修でも理解してもらうには、相当に時間をかけないと理解できない無いようなのでこのブログ向きでは無い気がする(汗)
伝えたい重要な事は乱視の角度で、眼球をラクビーボールに例えるなら、ラクビーボールが縦に立っているか横に寝ているか、斜めになっているか・・・・
ま、どんだけ説明しても伝わらない気しかしない(笑)
近視や乱視の度数が若干変わっても、それほど影響が無いのですが、上のデータの様に乱視の角度が60°も変化すると、全然違う度数になってしまうのです。
では、他覚値と自覚値が違う場合どちらを信用するか?
もちのロン自覚値です!!
(よっぽど変な測り方をしない限り)
では、なぜ他覚機器は違う角度の数値を出したのか?
当店には、角膜形状をスキャン出来る他覚機器があり、その数値を見ると
強めの角膜乱視(153°)が、自覚値(145°)の近くに・・・
人間(生物)の目は、カメラのレンズとは違って人工物では無いので、色々なデコボコ(収差等)があって均一ではありません。
他覚機器はある一定の数値を取って平均化するので、正確に測定しててもメガネの度数として数値化すると、最良とは言えない数値が出る事もあるので、自覚検査も合わせて行います。
この内容は難しいですか?
眼鏡屋さんが受けるの研修や座学でも、基本的に教えられる事は、人工物的な数値の眼なんで・・・
乱視でも、メガネレンズによって焦点が一つに集められる様に習いますが、実際はそう単純ではないのです。
視力が出るだけのメガネの度数と、楽に見えるメガネの度数は違ったりもするので、信頼のおけるメガネ屋さんで・・・・
出来たら当店でよろしくお願いします。
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