インディビジョン 遠近両用
今年はインデビジョン遠近レンズ元年とも言われ、各レンズメーカーから様々な高性能遠近両用レンズが発売されております。
僕がこの業界に入った時(約30年前)の遠近両用レンズは「境目の無い遠近両用HOYAバリラックスⅡ」が境目のあるバイフォーカルレンズからの切り替えの時期でした。この時は、ガラスレンズとプラスティックレンズの需要が半々・・・(現在ほぼプラスティックレンズ)レンズ価格も凄い高額でした・・・
その当時の遠近両用レンズは、大変高額の割りに使いにくかったイメージがあります。
(当時の僕は20代で実際装用したことが無いので感覚ですが)
現在の遠近両用レンズの進化はレンズ単体の設計だけではなく、フレームの形状・そり角・傾斜角を計測した上での、ユーザーの眼の状態・使用目的・左右別目の幅・寄せ具合等々を考慮して、完全オーダーメードで仕上げていきます!!!!
そう、測定する人の技量が問われるレンズなのです!!
適当に測って作った高価なインデビジョンレンズは、安価な汎用タイプのレンズより劣ってしまうのです。
http://www.nikon-lenswear.jp/sp/ai/ai/cyber.htm
まずは、自分の眼鏡で制作して試すのが、一番!!!
この業界に入った頃は老眼の方の気持ちは、聞いた感覚しか解らなかったのが、今は自分で体感出来る年齢に来ております(笑)
http://www.nikon-lenswear.jp/sp/ai/ai/cyber.htm
今回使用するレンズはNIKONの新発売レンズ「AIサイバー」
フレームの状態と目の状態を計測するのは、「アイメック」
http://www.eyemetrics.co.jp/eyemec
この機械で4か所のカメラで撮影します。
使用フレームは、先日鼻モリモリしたクロムハーツPENETRANUSⅡ
そり角は、その眼鏡だけで解るのですが、傾斜角はその人が実際にかけてみないと解りません
僕の左右の目の中心は、フレーム中心から左右に違いが出ていて、輻輳量(目の寄せ幅)も左右で違っておりました。
念の為、実際に装用して、アナログで目視で確認!!
僕の目の動きを確認して、レンズをオーダー!!
当然見え方だけではなく、眼鏡の見た目も考慮してレンズカーブまで指定!!
スペシャルな眼鏡に仕上がりました!!!!
HOYAの定規を使用しておりますが、レンズはニコン最上位レンズ「AIサイバー1.74ブルーカットコート」
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