遠近両用エキスパート
当店が加盟しているボランタリーチェンの本部から、「遠近両用エキスパート在籍店」のステッカーが送られてきました!!
って・・・・・・・
普通にメガネ店を営業していたら、遠近両用のエキスパートってアタリマエダのクラッカーじゃないの????
(遠近を販売しない、若年層に特化したメガネ屋ならありえるな)
(せっかく送っていただいたのですが、○○○ません)
なんか「エキスパート」って遠近両用を販売するのじゃ無くて使用するのが上手な方???
で、使用するのに一番適した設計の遠近両用に導くのだから「コンシェルジェ」の方が良いんじゃ・・・って直感的に思ったので調べて見ると・・・
エキスパート(専門家;熟練者,達人,くろうと)
コンシェルジェ(ホテルの宿泊客のあらゆる要望、案内に対応する「総合世話係」というような職務を担う人の職業名として使われている)
と出てくるので、やっぱり「エキスパート」が良いのかな・・・
他にも、
マスター(達人,名人;師匠,親方,先生;修士)
マイスター(その道を極めた人をマイスターと呼んでいます。 日本でも職人や専門家、プロフェッショナルを指す言葉として、マイスターは浸透しつつあります)
一年前に書いた記事
にも書いてますが、
当店の累進レンズの構成比のグラフをレンズメーカーさんが出してくれたものです。
年齢(加入度)・遠用度数・レンズ設計(スタイル)を分類した表です。
Field(水色) が遠近両用
City(深緑) が遠近と中近の間のレンズ
Room(黄色) が中近両用レンズ
Desk(赤色) が近々両用れんず
Assist(黄緑) がアシストレンズ(主に遠近前の世代に販売)
大人(老眼)世代の遠くと近くが見える累進(遠近)レンズと言っても、見える領域(設計)が色々あって、使用する目的に応じて最適な設計のレンズを選択すれば、より快適な見え方になります。
一年前のブログ記事には使用しなかったグラフ↓
たぶんそのメーカー全体の割合だと思います。
(2年前のデータだから時効かな)
スタイル構成比を見ると、Field(水色) の割合が高いのが解ると思います。
(↑票の右上部)
比べて見ると、当店もField(水色)が多いのは間違いが無いのですが、↑ほど割合が高くなく、他の設計もそれなりに満遍なく販売しているのが当店の特徴です。
ボヤ化しているので解りにくいですが、遠方度数によっても販売している設計の違いが出ています。
何が言いたいかと言うと、当店で販売している累進(遠近)レンズは、一般的な「Field(水色)」を単純に販売しているのではなく、使用するお客様の要望やニーズや使いやすいレンズ設計を提案して、納得いただいて販売している証拠ともいえる訳です。
眼鏡制作技能士(国家検定)の問題にも出てきますが、昔の遠近レンズは一定数の型に成形したインジェクションレンズだったのに対して、最近の遠近両用レンズは、個別にフリーホームで削りだしで製作しているので、より個別な設計の遠近両用レンズが出来上がっています。
当然いいかげんな測定で決定した度数のレンズは、良い最新のレンズ設計のレンズを使用したために見え方が悪くなる事も考えられるのです。
化学が進歩すればするほど、眼鏡技術者の技術も進歩しないと時代についていけなくなります!!(更にもっともっと化学が進歩すれば人工知能に頼る事になるのかもしれません)
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