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スタッフブログ

外斜位

技術的お話

人間の眼は左右に二つあります。

(一つでも三つでもありません)

 

これは進化の過程で、そうなったのですが・・・・

(たぶん)

 

二つある事で、立体的なとらえ方や距離感がつかめる事や、万が一片眼を失ってもいいようにとの事だと思います。(たぶん)

 

立体的に見るためには、違う角度から見た二つの像を脳内で一つの像に融像する事で立体的に見ています。(確実)

 

 

人工で作った天然物だけに

(人の行為で作ったものですが)

(機械で正確に作ったものじゃない)

眼位(目の向き)は絶対的な人はいなくて、自身で調整しているのです。

 

 

図

日本人に圧倒的に多い外斜位↑

寝ている時とか意識の無い時に若干外側を向いてて、物を見る時に左右眼が同じ方向を見る。

 

眼の6本の眼筋が自動的に反応する神経(自律神経)で調整されています。

 

 

(シェアードの基準)正常な両眼視を維持するためには輻輳力・開散力が斜位量の2倍と等しいか、またはそれ以上なければならない。
とある通り、眼位が多少ズレていても、寄せる力(輻輳力)が十分にあれば何も問題はありません。

 

しかし、ズレが大きい場合等は正常な両眼視を維持するためには、ストレスになる場合も多いのです。

 

 

図

そういう場合には、プリズムレンズ等でサポートする事も可能なんです。

図

上記の例は外斜位(眼位が外向き)

人間の輻輳力(目を寄せる力)はけっこうたくさんあるのですが、

解散力(目を広げる力)や上下に揃える力は、少ないのです。

 

今回ご紹介する例は、16才の男の子

まだまだ成長期の子にプリズムレンズを入れる事は積極的にしないのですが・・・

 

自覚検査で遠方視のマイナス調節

https://heart-land.jp/archives/38839

↑以前のブログで説明してます。

 

普通遠方を見よう見ようとすれば、水晶体はマイナス方向に振れるのですが、外斜位が強いと輻輳と連動して水晶体はプラスに振れてしまう場合があります。

(両眼融像視(両眼開放片眼測定)の場合等は特に)

 

見よう見ようと思うほど調節が作用して遠方が見えにくくなってしまうのです。

 

特にこの子の場合、本人が近方視に不安を感じておりました。

 

眼鏡士のマニュアル通り、まずは眼科受診をお勧めいたしましたが、

(斜視・弱視学会を参考にしていただいて)

 

とりあえず不便なので、眼鏡を作ることに!

 

片眼10Δベースイン両眼20Δの特注レンズです。

幸いお顔も小さいので、レンズ経を極力小さくしてレンズの厚みを抑えた仕上がりになりました!!

 

 

20Δを入れる事で立体視も良好になり、近方視も改善いたしました。

 

 

(20Δでもカバーテストではブインブイン振れますが・・・)

(輻輳近点は結構近い)

(カメレオンを測った事は無いですが、それ並みの眼筋力)

(もしかしたらイーグルアイ(視野が広い)をお持ちの方もこのような眼?)

(草食動物は視野を肉食動物は距離感を出すため眼の位置が違う)

(現代の人間は近方視が最重要になってきた・・・)

 

お渡し時点でも、スートかけてフツーにかけて帰って行きました・・・

恐るべし10代!!!

 

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