三方一両損(大岡越前裁き)
このブログにも書いた「ふく割」限定メガネクーポン
どういう経緯でメガネだけ3倍のクーポンが使えるのはは解りませんが、たぶん地場産業である眼鏡製造業界がコロナの打撃をもろに受けているのを鑑みての事のようです・・・・
眼鏡店の当店にとってもとてもありがたい政策で、他の業種の方からはメガネだけ良いな・・・・と言われたりします(笑)
この政策を受注したのが、TV系の広告代理店だけあって、TVや新聞でバンバン広告を打っているので県内での認知度は相当高く、当店にもお客様からの問い合わせも多いです。
2月1日からメガネが3,000円のクーポンがでるのなら・・・・
1月に広告で知った方の買い控えが起こります・・・
1月の中旬以降は、お渡し日を2月以降にしてクーポンを利用する人が続出
(お支払い時にしかクーポンは利用出来ないため)
メガネクーポンは2月1日の初日に7,000枚の限定数に1日で到達
当店で2月以降の受け取りにしていた人さえクーポンが所得出来なかった事例が続発・・・
(クーポン自体は大変お得なのですが、クーポンを取得出来なかった方は損したと感じてしまうのが割引の一番の怖い所・・・)
(クーポンが取得出来なかったから、メガネを買うのをやめた人が出ないことを祈る)
2月1日に発行されたクーポンは4種類
①第3回発行クーポン(通常)千円 5万枚
②飲食店限定クーポン 千円 4万枚
③衣料品店限定クーポン 千円 4.5万枚
④メガネ店限定クーポン 三千円 7千枚
(これだったら千円2.1万枚の方が同じ総金額で良いのに)
想像ですが、通常のクーポンを取りに行った方は、とりあえず4種類すべてのクーポンを取得した方が多いではないでしょうか??
で、一番少ない④メガネ店限定クーポンが1日で無くなった・・・
1月に眼鏡の買い控えを起こさせて、2月1日・初日にクーポンが無くなるという事実
眼鏡を応援してくれるどころか、足を引っ張られている感がいがめない。
で、事務局に色々確認してみると、なんか色々言い訳が・・・・
「業界からも県の産業政策課へ意見したら」との事で、僕は眼鏡技術者協会の福井県の末席理事もしているので、福井県の協会長から県の方に問い合わせをしてもらう。
メガネクーポンの使用率を鑑みて、連休頃に考えるとの返事だったらしい・・・
これまでの通常クーポン使用率は約7割で、結構いい数字だと事務局では考えているみたいですが・・
メガネクーポン7千枚の7割で、約5千枚
補助金額1千5百万円
経済効果・眼鏡2万円平均と考え、1億円
なかなか良い数字に見えますが、100店舗の眼鏡店が登録していて、1億円を100店舗で割れば、1店舗平均100万円の眼鏡の売り上げ分・・・・
(このクーポンがあったから売り上げが増加したかどうだか分析できないほどの金額)
この計算は7,000人の7割強の人が使用した場合を想定しておりますが、実際には眼鏡クーポン5割も使用しない気がします(個人的な憶測)
是非メガネクーポンを獲得出来た方7,000名は、無駄にすることなく、登録の眼鏡店のどこかで眼鏡を購入してくださいね(笑)
鯖江製のメガネなら更に3,000円キャッシュバック(めがねをかけようキャンペーン)
前置きが長くなりましたが・・・・
当店のお客様には、このキャンペーンをバンバンアナウンスしまくっていたもので・・・
まさか1日で無くなるほどクーポン枚数が少ないとは想定していませんでした。
メガネクーポンを取りそこなった方には、当店が1,000円分補填する事にしました!!
3,000円のクーポンを使うつもりが2,000円しか使えなくて1,000円損
県の補助も1,000円
当店も1,000円負担
3者が1,000円づつ負担しあう「大岡裁き」
当店で、通常の1,000円クーポンを当店で使用する方は、当店が1,000分上乗せ割引いたします。
GoTo地域クーポンも中止され、それに伴うクーポン「倍返し」キャンペーンもすぐ終了・・
緊急事態宣言に伴う規制・・・・
役人や政治家は自分の腹は痛まないのだろうが、振り回される我々は・・・・・・・・・・・
三方一両損とは
落語。講談に取材したもの。左官金太郎が3両拾い、落とし主の大工吉五郎に届けるが、吉五郎はいったん落とした以上、自分のものではないと受け取らない。大岡越前守は1両足して、2両ずつ両人に渡し、三方1両損にして解決する。↓
https://kotobank.jp/word/%E4%B8%89%E6%96%B9%E4%B8%80%E4%B8%A1%E6%90%8D-514820
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