夜間視力
会社の健康診断で、メガネの視力が悪かったとの事でご来店いただきました。
過去にこのブログにも書いた事があるのですが・・・
(探してリンクを張ろうとしたのですが埋もれています)
勤務中に会社内で、卓上型の測定器で測ると視力が上がりにくい場合があります。
こんな感じの覗くタイプ
原因は色々考えられるのですが、
①遠近両用レンズをかけて覗いた場合、近方用の度数の地点で見てしまっている。
②近接性調節が働いてしまっている。(機械近視)
(光学的に3~5mの距離になるようにしてあるのですが、脳が近くの物を見ていると感じると調節が入ってしまいます)
③仕事現場なのでPCとか使っていた直後に視力測定したために、調節が抜けきっていない場合
近方視する時は、目の中の水晶体を膨らませてピントを合わせているのですが、膨らませた状態が戻りきらないと遠方視力は下がります。
今回ご来店されたこの方も、来店直後の視力は0.6前後でしたが、調節を外して再測定すると、1.0にまで視力は上がりました。(調節の外し方は色々ありますので興味のある方は当店まで)
でも話を良く聞くと、仕事終わりの夜や雨降り時に、特に見にくいとの事で、専用のメガネを作りたいとの事でした。
誰でも夜間は、見えにくくなるのですが、特に夜間見えにくくなる目の状態もあるんです。
1月10日に同業者とのZOOM会議で出た案件ゆえに、お客様にご了承いただいた上で、通常の明るさと暗室での状態と自覚検査を2回測らせていただきました。
(1月11日検査日)
暗室にして、視標のコントラストと輝度を落として測定します。
(測定室を暗くしただけではあまり意味がありません)
当社の他覚検査機(覗くだけで自動で屈折値を測定してくれる機械)は、角膜の中心部分と周辺部分の屈折値を数値化してくれます。
[For day ][For night] と表記されます。
他覚検査だけで想像はついてましたが、自覚検査は更に度数が変わっていました。
ただ、夜間が見えにくいとしても、その夜間度数を常用する事はお勧めできかねます。
状況による複数のメガネを使い分ける事に同意していただいて、専用眼鏡をご購入いただきました。(当店ではおたかいメガネからお手軽価格メガネまで色々ありますよ)
また、当店では度数を決める事に対して、色々な質問をすることが多いです。
出来たらPCやTVまでの距離や高さや大きさ等々を測定して来ていただけると、より的確な提案が出来ます!!!
お客様に質問する内容に、年齢はマストで入っています・・・・
たまに、聞こえなかったふりをする女性がいますが、しつこく聞き直しますので、どうぞどうぞご了承いただきますようお願いします!!
(決して興味本位で聞いている訳ではありません)
(年齢はメガネ度数にとってとてもとても重要なファクターなんです)
[コメントする]