不同視、不等像視、とプリズム効果 パートⅡ
前のパートⅠと別のお客様が、3か月点検に来店いただきました!
前の記事の方より更に左右度数差が大きく、やはり片目は平面です。
お二方共に、利き目が度数の強い方の目です。
(もしかしたら逆だったらメガネ屋に行こうとは思わなかったかも)
購入いただいてまだ3か月しか経っていないので、「メガネの都合が悪かったのかな」と思ったのですが・・・・最初は違和感が有ったけど、今は普通に常用いただいているとの事。
単純な不同視の場合は、片眼コンタクトレンズで矯正した方が、不等像視やレンズの上下側方視のプリズムも発生しない(前記事参照)ので、メガネよりコンタクトの方が適しているのですが、今回は大き目の内斜位もありメガネでの矯正補正となりました。
パートⅠパートⅡどちらのメガネも、かければそのまま両眼視が機能して簡単に使用できるメガネではありません。
どちらかというと使いにくい眼鏡です。
(片眼視力が良好で、今までメガネ無しで問題なく生活できてました)
でも、当店を訪ねてきたという事は、ご自身の眼に対して何らかの疑問があったからだと思います。
もし、両眼視を考慮しないで、視力不良の眼にだけ度数を入れたメガネを作ったら、確かに見えにくい方の目も見えるようにはなりますが、そのメガネをかける事をしないでメガネが放置される事は安易に想像できます。
(その時は売り上げが上がるかもしれませんが)
長い目でみたら、その子にとっても良い事とは言えず、当店にとってもプラスではありません。
そういう場合、当店では、自身の眼の状態をしっかり理解していただいて、プラスの面、マイナスの面を説明したうえで体感していただいて、今後はどうしていくかを自分で決めていただいています。
(どうしても商売なので、説明に一定のバイアスはかかってしまっていると思いますが・・・)
(かけこなすことが無理だとこちらが判断してしまう事もあります)
(業界の格言に寝た子を起こすなともありますが、起きるか寝たままかを決めるのは寝た子です)
不安を煽った内容になっていますが、ご安心ください!このような眼に該当するのは、たぶん数%と僅かな方だけだと思います。
当店ではそのような方が来店された場合も、見逃さないように来店いただいた方の眼をしっかりみさせていただいています。
何だ数パーセントだけか・・・と思わないでください・・・・
その数パーセントの方々も自覚は無くて来店いただいているのです。
(自覚症状は出てるけど覚がないのです難解)
言い訳!?しておくと、当店ではややこしい目の方を募集している訳ではありません。
逆にそんな方ばかりしか来店されないような眼鏡店になった場合、経営が厳しくなってしまいます。(そうなった場合は1本単価が超高くなっても来てくれる店にしないといけませんね)
安い眼鏡やさんも、オシャレなメガネ屋さんも当店いがいにも沢山ありますが、当社コンセプトは、総ての当店利用いただいたお客様に喜んで貰う眼鏡店を目指しています!!
(応援よろしくお願いします)
上の測定データーを乗せたのは、上下プリズムの耐性がデータ的におかしいぐらいあるみたいな事が書きたかったけど・・・いつものように内容が思っていたのと違ってます。
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