鼈甲リフォーム(泥磨き)
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色々お世話になっているS社長様の先代様の眼鏡。
本鼈甲のブローラインにK18無垢のコンビフレーム。
約50年前のフレームらしい。
今現在、若者のお洒落上級者のあいだでも、レトロフレームが流行しているので、上手くアレンジしたらまだまだいけそうな雰囲気。
その先代様の眼鏡が、現在のS社長の目に合って来たとの事で磨き直しする事に・・
50年前という事は、S社長が10代半ば。推測するに、当時の先代様が40代から50代前半?
当時の写真を見せてもらったら、先代は別のオール鼈甲のフレームを掛けている。
という事は・・・先代様は遠視があって、これを当時老眼として使用してたのかな・・
その眼鏡を、還暦すぎた現在のS社長が使用し親子2代に渡って利用できる、そんなステキな高級眼鏡。
次の三代目も現在の目の状態からすれば、還暦後ぐらいに利用出来る筈。
今小学生の4代目は、既に近眼で、この眼鏡は使用できないが・・・・
このレンズを使用せずレンズのみ入れ替えれば、いつでも使えますが・・・・・
ひび割れ、欠け、虫食い、変色も無く、保存状態は凄く良いが、ツヤが無くなり、年輪状の成長痕凹凸が見受けられる。
鼈甲磨きのプロが磨くと、御覧の通り「ビッカピカ」
年輪状の凹凸もなくなり光も抜けて凄く綺麗。
鼈甲フレームはプラフレームと違い、熱やけも無く磨き安く、当店のバフ機でも磨けるのだが、超微粒子のドロ状のコンパウンドを使用し、低速回転のバフ機で研磨した方が美しく仕上がる。
(当然、本職との腕の差もあるが・・・)
今回は解らないが、状態(表面が白く変色)によっては、超音波洗浄機にかけ、内部に浸み込んだ汗や整髪料の汚れを表面に浮かび上がらせ、薄いカッター状の刃物で削り取り、ペーパーやすりで磨いてからのバフがけと、手間と愛情をかけての磨き上げとなる。
自分も若き修行時代に店頭サービスで、知らずにお客様の鼈甲フレームを超音波洗浄機にかけて白くツヤが無くなってしまい、お客さんや先輩にドツカレそうになった嫌な思い出を思い出す・・・・
もし、家に眠っている金無垢フレーム、鼈甲フレーム、サンプラチナフレーム御座いましたら、数千円でプロが磨き上げてくれます。
また、金無垢、プラチナ等の貴金属のグラム買取もしておりますので、興味のある方は一度ご相談くださいませ。
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