ピントフリーズには大きく2パターンあります。
ピントフリーズ現象と呼ばれている、調節系が不善の状態には2パターンあると考えています。
2年前のコロナ禍で不安を極度に煽られてた頃に多かったこのパターン
https://heart-land.jp/wp-admin/post.php?post=42007&action=edit
https://heart-land.jp/archives/44303
過去の事例2件の過去のブログ↑
今回の事例は、12歳の男の子
検査しながら、ヒヤリングしていきます。
(国家検定、眼鏡制作技能士の実技試験でも、ヒヤリングは大きな点数が付きます)
俺「今のメガネずっとかけてるの?」
「学校で黒板を見る時にはかけています」
俺「サッカーしてるの?」
(おもいきりサッカーの恰好してた)
「はい」
俺「サッカーの時メガネかけてる?」
「いいえ」
俺「今日のコスタリカ戦みるの?」
「たぶん」
(たぶん!?って と思ったけど、福井の地上波は朝日系列が無いので、ケーブルTVに入ってるかネットで見るかだからか?」
俺「メガネをズート掛けるの嫌?」
「そうでもない」
俺「メガネ友達になんか言われる?」
「そんなことないけど」
で、裸眼視力が0.1 今持っている1年前に購入したメガネで0.3(眼科処方箋)
で自覚検査でも、視力がスート出にくい違和感で・・・・
ヒヤリングと自覚検査で、何となく理由が想像出来たけど、念のために調節微動検査をします。
はい、疑念が確信にかわります・・・・
(疑念だけで決めつけてしまうと、過矯正(近視の強すぎる)な辛いメガネになってしまう事を避けるため)(調節した状態でフレーズしている場合は、フリーズを解く事が最優先)
あきらかに過去の2例のブログの時と、グラフの色が違うのが判ると思います。
過去の2例は、調節した状態でフリーズしていて、今回は調節をしない状態でフリーズしている事が予想されますね。
(老眼の眼をこれで測定した結果と似ています)
原因は近視眼の未矯正による、調節不履行とでもいいましょうか???
近視眼は遠方視した時の焦点は、ご覧の通りで網膜より前にピントが合ってしまい、遠方視の視力が悪いのです。
正視やしっかりメガネ等で矯正した場合は、
網膜上にピント(焦点)が合い、遠方視力は良好です。
この目で近方視をする場合は、水晶体を膨らませて
ピント(焦点)を網膜上に調節するのですが、未矯正の近視(一番上の図)の場合、調節すると逆にピントが合わなくなるために、無調節で近見視してしまいます。
そのために調節・非調節の運動をしなくなるために、水晶体がフリズーしてしまう場合があるのです。
ピントフリーズ現象は、調節をし続けた事により「水晶体が膨らんだ状態でフリーズ」と「水晶体を調節しなさ過ぎてフリーズ」の2パターンが考えられます。
この調節微動測定を子供にすると、調節力が旺盛で赤色が多く見られがちですが・・・・
今回の事例は、こんだけ緑色で右上がりに上がっていかない12歳も珍しい
でもご安心ください!!
ちゃんと、遠方も近方しっかり見る癖をつければ、たちまち元に戻ると思います。
(皆普通にしてる事です)
目の使い方の練習(トレーニング)は、店頭でしっかりレクチャーしてますので、お気軽に!!
当店で若年層の方には、近視進行抑制の理屈と目の使い方をレクチャーしていますので、当店の若年層の顧客様はたぶん近視の進み方が早くないはず(しらんけど)
短絡的な商売としては、どんどん目が悪くなってもらった方が売り上げが上がりそうに見えるかも知れませんが、長いメ(ガネ)で見ると、信頼を得た方が良いと思っている真面目なメガネ屋さんでありたい。
(こんな当たり前の事を書いてる時点で腹黒さがみえてきますね(笑))
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