内斜位 眼鏡 その1
当店で僕が目の度数を決める検査では、眼位の状態もルーティーンの中に入っています。
で、内斜位と外斜位、どっちが多いかと言われれば、外斜位の方が圧倒的に多いのです。
(欧米の資料では、内斜位の方が多いというデーターもありますが、民族やDNAの違いか?)
(個人的見解ですが、近視・遠視は遺伝要素が多い気がしますが、眼位は遺伝要素が少ない気がします)
内斜位と外斜位、どっちがましかと聞かれれば、強い輻輳力を使える外斜位の方が、ましなんでしょう・・・
今回のケースは、強い内斜位で、パソコン作業に支障をきたしているK様。
最初にプリズムを入れたのが、7年前・・・
それから徐々にプリズム量を増やして、今回で4本目
製作範囲外の度数なので、HOYAにオーバー手配をかけて、なおかつPDで調整して10△Dの度数で制作!!
薄い部分と分厚い部分がこんなに違うのが、プリズムレンズ!
光は分厚い方(ベース)に屈折する事を利用します。
ベースアウトの内斜位です。
球面度数と目の幅は僕とほぼ同じなので、かけさせてもらいました。
僕も若干の遠方内斜位があるのですが・・・さすがに20△のレンズをかけると、完全な複視(物が二つに見える現象)になります。
頑張って頑張って輻輳(目を寄せる事)させれば、一つになります。
20△の外斜位の方は、こんなに頑張ってみているのかとしみじみ感じるのと、俺の目の輻輳余力もまんざらでもないなと思いながら・・・・
ただ、色収差のせいで、周辺が若干青っぽく見えるのと、なぜか超立体的に見えるのです・・・・
製作出来るプリズム度数としては限界に近く(レンズに貼るタイプならまだまだ可能)あとは開散力(眼筋)強化のトレーニング!!
https://heart-land.jp/?post_type=post&s=%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0&x=48&y=4
前にも書いた「ブロックストリング」で近くから順に遠くを集中して見る事で、開散力の強化です!!!
↓「㈱普遊舎 出版 脳内視力で近視・老眼が治る」から引用
立体視が出来るのなら、昔に流行ったステレオグラムも効果的
平行法と交差法・・・
僕は交差法は出来ません(汗)
その②に続く・・・
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