深視力・三桿法・大型免許
福井出身・大阪在住・40代後半の女性が、大型けん引自動車免許を取得するのに、深視力が通らないので眼鏡を作りたいとの事で来店。
大型免許や二種免許等の運転免許には、普通免許よりも良い視力と、さらに立体感・距離感・奥行(深視力)が必要となります。
その深視力を測定する方法が「三桿法」で、三本の棒の真ん中の棒が前後に移動し、両サイドの棒と一直線に並ばないといけない検査法(誤差前後2㎝)
当店には深視力の検査器があります!!
上の写真で、真ん中の棒は両サイドの棒と平行に並んでいるでしょうか?
写真に撮った画像では解らなくて当然です!
人間は左右に目があり、それぞれの違う角度から物を見、それを一つの画像と認識する事により脳の中で、立体感・奥行・距離感が生まれます!!
単眼のカメラで撮った画像では、奥行きは解りにくいのです。
ちなみに前の写真では、真ん中の棒は、両サイドの棒に比べて2センチ以上前にあって、深視力の検査では合格範囲外です・・・・
話を最初に戻して・・・・
来店いただいた40代後半女性の眼を測定してみると、近視よりのミックス乱視があり、更に外斜位・若干の上下斜位がありました。
既に大型運転免許は裸眼で所得出来ていたところを見ると、加齢による色々な眼の調整力の低下によるところと思われます。
裸眼での深視力の検査は、ボロボロでしたが・・・・
しっかり矯正した眼鏡での検査では、しっかり合格ラインに収まります!!
次の再検査ではしっかり合格出来ると思います。
運転免許書には、眼鏡等(大型牽引時)と書かれて、普通自動車運転時には、眼鏡をかけなくても良いのでしょうね・・・・
条件は付かなくても、安全に運転するのと、眼鏡での見え方を脳がしっかり把握する意味でも、常に眼鏡をかけといた方が良い事はお伝えしてあります。