マドックス桿・視力条件
昨日のブログで、運転免許書の条件に三桿法(立体視)の事を書いて思い出したのですが・・・・
「 三桿法 (サンカンホウ)の 「桿 」(カン)の字が単漢字でも出てこなくわざわざ「操縦桿」(ソウジュウカン)で入力して操縦の部分を消す作業が・・・」(マドックス小 桿 も同様)(どうでもいい話)
「斜視検査出来ますか?」みたいな内容の電話予約がありました。
訪れたのは、10代後半の好青年!!
普通に電話問い合わせで「斜視検査」「両眼視検査」「斜位測定」「複視」「深視力」等々のキーワードで訪れて来る方は、中年以降の方が圧倒的多数なんです。
色々話を聞いてみると
好青年「視力検査のマドックス値が範囲外だったんです」
俺「・・・・・」
好青年「マドックスって解ります?」
俺「もちろん解るよ!ただ当店はフォン・グレーフェ法を主にしているよ」
と、一般の人からマドックスと言うワードが出てきたので、唖然として、普通に業界人に返すような受け答えをしてしまったのですが・・・・・
もしかして、他のメガネ屋さんに「マドックス」の事を言っても解らない場合が多かったのかもしれません・・・・
さらに話を伺うと、身体検査の合格基準の中の眼の項目は、
①視力(裸眼・矯正・遠距離・中距離・近距離)②斜位③輻輳近点④眼球運動⑤色覚⑥深視力⑦視野⑧夜間視力
の8項目
なんかこちらが勉強になります(笑)
問題だったのが④の斜位で、マドックスの測定値が外斜位で6Δ内斜位で10Δ上下が1.5Δ以内との事
(何故に内斜位が外斜位より大きい数値なのか?逆じゃ??とその時は思ったのですが、今書いていて測り方によって運動性融像や輻輳・調節が作用して内斜位方向に数値が出やすいのを考慮しているのかなと・・・・)
その好青年を測定してみると、確かに外斜位があり、輻輳近点もその合格基準値の中ではあるもののちょっと遠め・・・・
マドックス値も頑張ればその合格基準値内・・・・・
ガンバレバ・・・・・
ただ、裸眼じゃなく眼鏡での矯正値でOKなので、しっかりメガネで矯正は可能です!!!
その場合はその仕事中にすぐかけなおせる予備の眼鏡を携帯しないといけないらしい・・・・
一般の人もそうなった方が業界の為だが・・・・
まず俺が常に予備眼鏡を携帯しよう・・・・(笑)
追記、身体検査の合格基準は航空学校の入学基準でした。