レンズの熱クラック
PL法(製造物責任法)が始まった頃は、プラスチックレンズのマルチ(多層膜)コートの使用上の注意を、お渡しの時に説明してました。
「プラスチックテンズの反射防止(多層膜)コーティングは熱に弱く、素材のプラスチックと金属コーティングの熱膨張率が違うためにひび割れが起きる現象の事を熱クラックといい、夏場の車中の放置だとか、サウナとか焚火だとかに注意してください」みたいな・・・
今回のお客様、サウナにメガネ着用のまま入られて・・・・
写真では解りにくいですが、コーテングがバキバキです・・・・
高温のサウナに入っていたらこうなったそうです・・・・・
特殊フィルターを通してレンズを見てみると、レンズ自体が変形してしまってます。(当店で販売・加工したメガネは全て歪計でチェックしてます。販売時にはこのような変形はありませんでした)
僕が眼鏡業界に入った時は、ガラスレンズとプラステックレンズの割合が半々ぐらいだったのが、現在はよっぽどの指定が無い限りプラスチックレンズとなってます。(安全面・重さ等から)
当店オリジナルの取り扱い説明書には詳しく解説しておりますが、周知の事実だとなってきているので、説明は簡素化されているのが事実です。
初詣などの焚火にも注意してくださいね・・・・