お盆帰省
当店の定休日は水曜日です。
当店も、何年か前までは大手量販店のメガネ屋さんと同じく、年中無休をうたっていましたが、代替わりして、水曜日を定休日に固定しました。
定休日を作る事は、週1でも7日に一回売り上げゼロの日を作る訳で、商売的に恐怖でしたが、定休日無しで交代で休むにしてもスタッフのパフォーマンスとモチベーションの低下を考えると定休日を作って正解だったと思っています。
ただ、日本の休日は土日が主で、イベント事も土日に限っていて、水曜日が重なる事って、お盆とゴールデンウイークぐらいしかないのです・・・・
(お正月はお休みします)
で、今年の8月16日の水曜日に開催される「敦賀の花火大会」にお泊りで出かける予定をしていたのですが・・・・・
「台風のバカヤロ—-」
そんなお盆の連休ですが、たくさんの方が帰省したついでにメガネを作りに来店いただいています!!(本当にありがとうございます!)
そこで帰省してくる若者に一言!!
メガネってそこそこお高いので、里帰りしたついでに親に「メガネ作りたいんだけど!」の一言を(笑)
洋服を親と一緒に買いに行っても、好みが合わないと思うし・・・
家電もちょっと違う気がするし・・・
趣味の物もチャチャが入りそうだし・・・・
メガネが一番良い気がする!!!
似合い具合も見るのに、顔を見合わせてもそう恥ずかしくないから!!
お盆に帰省してきたお客様(20歳代女子)、
他覚検査値と自覚検査値の値が大分違う例
特に左目
AR値(他覚値)
S-3.0C-1.25AX100
#7(自覚値)
S-1.5C-2.0AX105
(近視(球面)が半分に乱視が倍に)
最近のAR(他覚の機械)の精度は良くて、こんなに値が違うのはそう多くは無いのですが。
他店購入の現在のメガネは、S-2.5C-0.5AX110と他覚値に近い・・・
他覚値は機械任せで測定者による誤差は少ないのですが、自覚値は測定者の腕の違いが出たりします・・・
当店の場合は主にクロスシリンダー法で乱視の角度と度数を出していくのですが、検者と被験者の息が合わないと、導いた度数が最高視力では無い場合があるので注意が必要です。
視力自体もしっかり、上記の自覚値が最高視力だと確認したうえで、もう一度AR(他覚)検査をします。
当店の他覚機は上位機種で、自動で角膜頂点に焦点を合わす機能が付いているので、その機能をオフにして、角膜頂点以外で試してみます。
その結果が・・・
測った順番がバラバラなので、こう表記されてしまったのですが、瞳孔の上方の部分の乱視は低く、下方の部分が乱視が高い。
こうして、当店では、いろんな角度からの測定値をみて、最終的なメガネの度数を決定しています。
見えるだけの度数なら難しくはないのですが、快適に見える度数は結構難しかったりします。
追記、
上のデータを見て角膜乱CYL〉の値が少ない事に気が付いて、お渡しの時にもう一度他覚検査をさせていただきました。左眼のみ
左から順に、①瞳孔の下方②上方③もう一度下方④鼻側⑤耳側、を三回づつ
やはり角膜乱視は安定している・・・
このデーターから読み解くと・・・・
眼鏡作製技能士の国家試験で出てくる「ジャバルの式」
全乱視=1.25×角膜乱視+(−0.50D AX90°)
は・・・どうなんだ(笑)
角膜乱視が安定しているという事は、角膜以外の乱視が安定していないとも考えられる。
調節した状態(近方視)の度数も測定しないといけないのか・・・
(20代で近用・遠用の使い分けも考えられないし、たぶん自覚値はそう変わらない気がする)
早くOPDスキャン入ってこないかな!!
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