お店に虹を見た!!
当店の床に虹が出来てた・・・
光源をたどっていくと・・・
姿見の鏡の面取りした部分に日光が反射しているみたいで、太陽が低い高度にあって、鏡がちょうどそこに、その角度であったための奇跡・・・・・
(そう大袈裟でもないかも)
勉強しているメガネ屋なら知っている光のスペクトル!!
光は、色(波長)によって屈折率が違うため、虹の様に7色に分離するのです。
(虹が7色と認識しているのは日本ぐらいで他の国はもっと少なかったりします)
当店で良く使用するプリズムレンズの図↑
図の下から入って来た光は、レンズの分厚い方に屈折します。
(面倒なので作図しませんが想像してください)
屈折率が高い色(波長)が大きく屈折するので、この図で言うと、一番左側に紫色が来て一番右に赤色がきて層(虹)の様になります。
その光の色での屈折力の違いを利用して、メガネの測定に利用しているのが・・・
レットグリーン検査!!
緑色が強く見えれば近視の過矯正・・・
屈折力の違いなら、一番離れている赤と紫を使えば良いように思いませんか?
ただ赤色の反対色が緑色なので、赤緑が色々と便利なんですね!
何色に見えますか?
前も書きましたが、度が入っているレンズは全てプリズムレンズなので、屈折力の高い薄型レンズは、この色収差が強く出やすいのです・・・
その数値をアッベ数というのですが(昔は試験に出るとこ)最近は高屈折レンズが主流ですから、アッベ数を誰もが言わなくなりましたね(汗)
ここだけの話、プラレンズではもう使わなくなった素材CR-39のベースカーブが8に近い球面レンズが、光学的には一番優れてると思ってるのは僕だけでしょうか(笑)
[コメントする]国家資格「眼鏡作製技能士」
昨年にも書いていますが・・・
「眼鏡作製技能士」第二回国家試験
眼鏡店の国家資格化が始まって、当店では第一回の認定試験で僕を含めて2名の1級合格者が在籍しています。
第二回目の試験で、更に1名が1級に合格いたしました!!
第一回目合格時の時と厚生労働大臣の名前が変わっていますね・・・
上のリンクにも書いていますが、店頭では、A3からA4に縮小してレプリカを飾っています。このモザイクをかけている個人情報の部分を井上直子さんは、どうするのか見ものですね(笑)
(レプリカなので飾る証書は消しても良いですよ(藁)とここで連絡してみる・・・(笑))
日本の役所の長になると、筆で自分の名前を直筆で書いたものが証状になるので、練習しとかないと今の僕の字じゃこっぱずかしいな・・・・
(俺では役所の長には絶対になれませんが・・・)
加藤勝信さんは達筆だな・・・
眼鏡作製技能士に来年も当店のスタッフに挑戦させますので、引き続き応援よろしくお願いします!!
(努力しやすいように、当店では資格手当をしっかり付けています)
[コメントする]レンズメーカー新製品説明会
ニコンレンズの新製品の説明会が福井市の商工会議所で開催されたので行ってきました!
「2023年の秋ミニセミナー」という題材で全国14会場で開催されてたみたいです。
全国14か所で開催するのに田舎の福井が入っているのは、福井の眼鏡店が熱心なのか、福井地区を担当しているニコンの営業さんが熱心なのかでしょうか??
コロナ禍があったので、対面でするセミナーは4年ぶりぐらいらしいです・・・
参加した当店のスタッフも当店の定休日だったので、「ZOOMでもいいのに・・・」
とすっかり、説明会の様式も大分変わっていきますね・・・
ただ、今回のレンズのセミナーは、眩しさをカットしつつ明るさを補うというレンズなので、実際に体感しながらなので、対面の方が分かりやすいと判断したのでしょうか??
資料等を事前に各店に郵送しておいて、ZOOMでやる方式も出来そうですが、今回の資料(サンプルレンズやカウンターマット等)はそれなりにコストがかかっていると思うので、セミナーに参加するほど熱心な取扱店だけに絞った方が、効果もコストも効果的かも知れません(知らんけど)
当店は複数人で参加したので相当勉強熱心です(笑)
で、このニコンレンズの「シーコートネクスト・リヴィール」の特徴は!
眼に有害な短波長(紫外線等)を効果的にカットしたうえに、明るく感じる「光感度サポートコーテング」を施し、人が明るさを感じやすい555㎚付近を約10%カットしているので、まぶしさ(特に夜間)を低減します。
確かに目にあてて確認してみると、コントラストが上がってクッキリ見えるし、眩しさも軽減されている様に感じます!!
眼に見える可視光線で、最も短波長の410㎚付近もしっかりカットします・・・・
↑この実験、当店のお客様で店頭でUV420のデモを見た事のある方はほとんどいないと思います(笑)
(ブログには書いたことはありますが)
実際販売実績も当店ではほとんどありません・・・
(お客様からの指定があった場合はしっかり販売しています)
言い訳ではありませんが、紫外線の恐怖を煽った売り方に違和感を感じてしまっているためで・・・
確かに可視光線である410㎚付近をカットしているのは凄いと思いますが・・・
当店のレンズは全て、眼に見えない光線(紫外線)である400㎚まではしっかりカットしているのです!!!
紫外線の定義は、100㎚~400㎚となっており、100㎚よりもっと下の短波長はX線となります。
何が言いたいのかと言うと、可視光線のほんのちょっとの部分の違い(400㎚と410㎚)をカットしているのは確かに凄いのですが、デモンストレーションをして不安を煽る販売方法が・・・・
(決して否定している訳ではありません・・と言い訳してみる(笑))
(410㎚は人間の眼に見えて400㎚は眼に見えない)
410㎚カットレンズはほとんど販売実績がありませんが、一時メディア等で叩かれたブルーカットレンズ(450㎚付近をほんのちょっとカットする)はしっかり販売しています。
(詳細は過去のブログで色々見解を書いています)
総合的に見て今回のニコンレンズの「シーコートネクスト・リヴィール」は悪くない!
ブルーカットコート特有の青い反射光が無い
顔色も明るく見える
コントラストが上がり、クッキリ見える
視界も鮮やかになる
眩しさも軽減される
店頭にテストレンズをご用意していますので、実際に体感できますので是非是非!!
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