ブルーライトメガネの報道に関して
↓ネットニュースで流れてきたこのニュースを読んでみました。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35207965.html(リンク)
個人的見解で見て見ると・・・
タイトル「ブルーライトカットのめがね、目の負担軽減の助けにならず 国際研究で結論」
と なっていますが、
これだけ読むと、ブルーカットレンズが眼に対して悪い印象を受けるのは僕だけでしょうか?
『論文を発表したオーストラリア・メルボルン大学のローラ・ダウニー氏は、「コンピューター使用に伴う目の疲れを軽減するためのブルーライトフィルター付きめがねレンズを使っても、短期的にはメリットがない可能性があることが分かった」と解説する』引用
↑この解りにくい表現は、長期的にはどうだか解らない、短期的にもメリットが無い可能性・・
可能性だけで、ブルーライトカットレンズを悪者にしている印象
forbesの(←リンク)海外ニュースの原文を見て見ると日本の文面に無いこんな文言が・・・・
『ブルーライト眼鏡の着用は有害ではないが、患者が光に敏感な場合は、代わりにFL-41の色合いを検討すべきだと語った』翻訳引用
なんだか、FL-41という色付きレンズの宣伝!?
東海レンズさんのHPhttps://www.tokaiopt.jp/product/bcc/
から引用したブルーカットレンズの分光透過率曲線
ほぼ透明のレンズに、ブルーミラーコーティングを施す事により、380nmから500nm(青色光域)までのパワーの強い光を14.4%もカットしているのです!!!
https://www.gankaikai.or.jp/info/20210414_bluelight.pdf
↑以前に日本の眼科学会が発表した、のに対しての僕の見解↓
https://heart-land.jp/archives/42170
「小児のブルーライトカット眼鏡の装用は、ブルーライトの曝露自体よりも有害である可能性が否定できません」(引用)
https://www.dovepress.com/the-role-of-time-exposed-to-outdoor-light-for-myopia-prevalence-and-pr-peer-reviewed-fulltext-article-OPTH
↑今一度、子供に対する医師会の根拠の原文を翻訳して読んで見ましたが・・・
「屋外=紫外線」になっていて・・・・
僕の個人的見解は「屋外=遠方視」の気がしてしかたないのですが・・・
(遠方視をする事により近視抑制の効果)
たった14%しかカットしていないのに、ブルーカット眼鏡が小児にとって有害なのか!?(眼科学会はブルーライトを受けると近視抑制になるからブルーライトがカットされたメガネをかけるのが有害と言っている)
https://heart-land.jp/archives/42534
『論文の筆頭筆者でメルボルン大学研究員のスメール・シン氏によると、ブルーライトフィルターレンズでカットできるのは、コンピューター画面などから放出されるブルーライトの10~25%のみ。しかも、ブルーライトは「私たちが自然光から浴びる光のわずか1000分の1」にすぎないという』(引用)
コンピューター画面の1000倍もある太陽光のブルー光線を、14.4%もカットしてくれるレンズは、目にとっても良くない(笑)
『めがねにブルーライトをカットするフィルターを付けても、コンピューター作業による目の負担を軽減したり、網膜を保護したり、睡眠の質を改善したりする効果は期待できないかもしれない――。そんな研究結果が17日の学術誌に発表された』引用
冒頭にこう書いているのですが、普段メガネをかけていない方が、PC作業の時だけにブルーライトカットのメガネをかけても、確かに効果はさほど期待できないと思います。
太陽光下を含んだの日常生活の中で、無色に近いコーティングによるブルーカットレンズは、眩しさを軽減しコントラストを上げているのは間違いが無いのです!!!!!!!
(レンズに色を付けて眩しさやコントラストを上げるのは簡単です)
僕もブルーカットメガネを愛用していますが、睡眠の質を改善したりする効果には期待してませんが、PC作業でもコントラストが上げって悪い感じはしません・・・
https://heart-land.jp/archives/33331
UV420の記事↑
当店でこのUV420カットのレンズを販売した実績はほとんどありませんが・・・・
(可視光線(400nm~800nm)のうちの20分の1(5%)である20nmが増えたからどうなん?と思ってしまっていて)(420nmまでもカットしてくれるのは凄い)
ブルーカットコーティングの販売実績は、むちゃくちゃあるのです。
ただ、やみくもに販売している訳では無く、状況に応じた方に販売しています。
例えば、近く専用メガネ(いわゆる老眼鏡)で、新聞や書類などを主に使う場合(バックパネルに光源があるPCやタブレット以外)は、ブルーカットコートが入っていると、透過率が悪いので暗くなるためブルーカットレンズは提案販売していません。
色を見る仕事の方にも、販売はしていません。
青い反射光が嫌な方やそもそも必要ない方も多数います。
この論文の原文自体を探したのですが、ネットでは探せなくて、ニュース記事を読んでも、ブルーライトカット自体には害は無いと書いてある。
『今回の研究は、ブルーライトカットのレンズに眼科的なメリットがあるかどうかをめぐる論争に答えを出す目的で実施したとダウニー氏は説明する』(引用)
眼科的な論争は、最初からしてませんが・・・・
下に書いたタバコみたいに数十年後に差が出る可能性もあるかもしれません。
無色に近いレンズで、パワーの強い青色光を一部カットしているのも事実です!!!
追記
話を変えて
たばこは、肺がんの原因の一つか?
有名なグラフに、
たばこの喫煙率は減っているのに、肺がんによる死亡者数は増えている・・・
ただ、年齢を調整した死亡率で見ると、30年後から減り始めている・・・
このグラフを乗せたのは「紫外線は白内障の原因の一つ」って言われている事に対して
UVカットのメガネをかけている方と、メガネをかけていない方との白内障の発症率をググッテも出てきません(ググり方が悪いのかも)
(上の文言でググルと眼科のHPでUV透過率と色の濃さは関係ないと謝った事が書いてあるページが多い)(ネットニュースの誤情報が眼科業界内に浸透しているのか)(瞳孔を開くほどの色の濃いサングラスでUVをバンバン通すレンズが在ったら大発明)
「UVカットのメガネをかけている方と、メガネをかけていない方との白内障の発症率」
のデーターは見つかりませんが・・・
想像するにそう大差がない気がします。
理由はガンと同じく加齢(老化)による事が一番の原因だから(個人的な見解です)
たばこもUV(ブルー光線含め)も眼にとって良い事は無いのは間違いが無いと思います。
ブルーライトメガネは体にとって有害では無いのは間違いが無いと思います。
[コメントする]