鼈甲フレーム
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製造されてから、50年はたってそうな総鼈甲の眼鏡フレーム
よく見ると、虫食いや、白く艶が無くなった状態に・・・
ある社長さんの、先代の親父さんが生前愛用していた眼鏡が出てきたとの事で修理とレンズ交換を依頼された物です。
「虫食い」
洋服タンスの中等に入れておき、虫が食べた後・・・
高級なウールの洋服等に見られる虫食いと同じです。
当然、化学繊維やセルフレーム等は虫も食べません・・・高級品は美味しいのでしょうか・・・
ナフタリン等防虫剤で予防できます。
白く年輪の様に変色した鼈甲の腕。
整髪料や汗等が、鼈甲の繊維の中に染込んでツヤが無くなった状態。
毎回眼鏡使用後に、乾いた布でキチンと拭き取る事で予防する事が出来ます。
(セルロイドやアセチ等プラスチックフレームも同様に毎回乾いた布で磨いてください)
プロの鼈甲職人にかかれば、この様に新品の仕上がり。
こちらも「ピッカピカ」
今流行りの本物のクラシック
これだけの鼈甲の眼鏡フレーム、今作れば凄い金額になります。
この社長さん冗談で「何なら売ろうか!?」と言われますが、この場合骨董品扱いで、本当に欲しい方がいて初めて成立する売買になります。
18金の眼鏡の場合は、金相場が有るのでグラム換算で買い取る事は出来るのですが・・・