メガネのハートランド
福井県鯖江市産の眼鏡を販売。認定眼鏡士のいるお店。
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成長期の方に伝えてる事

技術的お話

この5月のゴールデンウイーク時期は、学生さんが多く来店いただきます。

4月の進入学を過ぎての大型連休で、メガネの事を考える時期なのでしょうか。

 

近視の進行のメカニズムとしての一因として、近くばかり見ている事が上げられます。

人間の身体は、走ってばっかりいると足が速くなり、

勉強ばっかりしてると、勉強出来るようになります。

同じように、近くばっかり見ていると、近くが見えやすくなるんです。

(老眼は除かせて)

ちゃんカワイさんがTV番組でアフリカで遠くばかり見ていたら、遠方視力が上がった事実もあります。

(過去このブログで紹介した記憶が)

スマホ等のディバイスの発達で世界中で近くを見る時間が増え、世界中で近視が増えているのも事実です。

 

今日の(2024年福井新聞7面から引用)新聞にも「小中高生の視力低下深刻」となっています。

 

今日の新中学1年生の男の子、昨年小学生の頃に購入いただいていたのですが、この1年で凄く大きく成長されて、メガネが小さくなってしまって新しくしにいらっしゃったのですが、度数がそう進んでいないのです!!

更にその前のメガネと前回のメガネの8カ月間の進み方が早かったので、近視が進む原理と日常生活での眼の使い方やストレッチの方法をレクチャーしていたのですが、それをしっかり1年間実践していてくれたらしいのです!!!

(成長期で近視が進みそうな方にはだいたい話していて、最後のオチもいつも一緒なので、前にも聞いたと言われるとかなり恥ずかしいです(汗))

(普通は直ぐに忘れてるので何回でも使えるネタですが、覚えてくれててちゃんと実践してくれていると嬉しく思います)

 

次の事例

新中学2年生の男の子、さっきの方がテニスでこの子が野球!スポーツ少年は(も)良いですね(笑)

来店理由がメガネが見にくくなった事でしたが、1年前に作っていただいたメガネと度数自体はほとんど変わっていなかったのです。

ただ、それなりの上下斜位があったので、ブロックストリングスで抑制の確認と眼のトレーニングの方法を説明したら・・・・

「おかあさん!あれの使い方解ったわ!」と・・・

 

そうなんです、1年前にも眼の状態を説明して、当店の手造り「ブロックストリングス」を購入してもらってたんですね!!

さすが俺!?眼位の状態を見逃していなかった(笑)

 

プリズムレンズで補正する事も可能ですが、近い将来コンタクトレンズを使用するかもしれない事を考えれば、自力でトレーニングする事を選択されました。

ただ、ブロックストリングスの使い方がしっかり伝わっていなかった事には反省です。

 

今回メガネが見えにくくなってた一番の原因は、レンズが傷だらけになっていた事。

野球で、砂埃が付いたままレンズを拭いた拭き傷が肉眼でも簡単に確認できるぐらい・・・

砂埃は、一度流水で流してからレンズを拭くと全然違うのですが・・・・

 

なんか当店の啓蒙努力が実ってきて、当店で購入されている成長期の子供たちの目の進み方が少なくなってきているのか???

 

ん!?それって商売的には(笑)どんどん進んでいった方がメガネの購買サイクルが早くなるのか・・・

(長い目で見ると信頼がおけるメガネ屋さんで買いたいですよね)

(当店はアンダー15システムで、15歳以下のお子様の度数の変化は1年間何回でも無償で交換できるシステムがあるので、進まない方が当店にとっても有益かも(笑))

 

調節力が豊富な成長期のお子様の、メガネの度数は慎重になる必要があります。

メガネが初めてのお子様や、調節の介入が疑われるお子様等は、一度眼科を受診してから再来店もらう場合もある事をご了承ください。

 

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半商・半医(と呼ばれていた時代)

お客様紹介

僕の上の世代(60代以降)のメガネ屋さんは、半分商売・半分医療などと呼ばれた時代がありました。

一部の眼鏡屋さんは白衣を着て商売しているお店もありましたね・・・・

(現在ならうさん臭く見えるだけですね)

当然、医療を行えるのは、医師免許を持っている医師だけですので、半分医などとは間違っても言ってはいけないのです。

 

今年、国家資格化された「眼鏡作製技能士」もそこの部分をことさら厳しく言っています。

(眼鏡作製技能士の試験問題では、屈折異常(近視・遠視・乱視)も病気と考えられていて、調節異常(老眼)は病気では無いとのガイドライン)

個人的見解ですが、屈折異常が病気なら、近視や乱視を矯正するレンズには、一部の外国みたいに、健康保険が適応しないといけないと思うのですが・・・・

 

 

この前置きを書いたうえで、先日お店であった出来事

 

約二年前に初めて当店でご購入いただいたS様

脳卒中後の複視(物が2つ見える)

二年前にもブログネタにしていました。

(その後一年前にもメガネを新調いただいています)

今回は大分リハビリを頑張ったのでしょうか、自身の足で歩いて来店いただきました。

(複視が続いていたら歩く事も・・・)

 

二年前の度数と、一年前の度数はそれなりに違ったのですが、

(斜位系の遠視系の乱視系の度数は、メガネを常用しだす前としだす後では、潜伏している度数が表に出てきて、それなりに変化する事が多々あります)

(前回このブログに書いた通り慣れるために、あえて変化を少なくする場合もあります)

 

今回は、1年前とそう自覚値の変化は無かったのです。

(他覚値は、それなりに変化していました)

 

あらためてS様に「今回はメガネを作りに来店されたのですか?」

と尋ねると・・・・

S様のご主人が「実は片目だけ何か見えにくいと言い出したので・・・」との事

 

「この場合は、当店よりも先に行くのは病院です・・・」

って伝えると、

「迷ったのですが、とりあえず当店にくれば何か解ると思って・・・」

 

当店にとっては、信頼が得ていてありがたい事なのでしょうが・・・・

当店はメガネ屋さんで、診察は出来ませんし、当然眼病等は解りません(汗)

 

「まずは眼科受診してみてから脳外科でしょうか・・・」

って伝えて病院受診を勧めてみました。

 

このブログを書きながら、眼科受診をするのなら過去のメガネのデーターが有ったら参考になると思い、お客様に連絡したところ・・・

「手術した脳外科を受診したが問題は無かったので、次は眼科を受診する」との事

 

♡ 初めての紹介状 ♡

それならば、↑で書いたテンプレを基にデータを記したのを

ちょっとだけ遠方から来てもらっているので、ご自宅に郵送させていたしました。

 

当社は営利を目的として経営を行っている営利企業ですが、顧客様の信頼があってこそのお店です。

どっかの眼鏡店でメガネの購入を考えているのなら、当店もその候補に加えていただけたら幸いです!

できたら当店での購入をお願いします(笑)

 

以上ステルスではない広告でした!!

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お盆帰省

お客様紹介

当店の定休日は水曜日です。

 

当店も、何年か前までは大手量販店のメガネ屋さんと同じく、年中無休をうたっていましたが、代替わりして、水曜日を定休日に固定しました。

 

定休日を作る事は、週1でも7日に一回売り上げゼロの日を作る訳で、商売的に恐怖でしたが、定休日無しで交代で休むにしてもスタッフのパフォーマンスとモチベーションの低下を考えると定休日を作って正解だったと思っています。

 

ただ、日本の休日は土日が主で、イベント事も土日に限っていて、水曜日が重なる事って、お盆とゴールデンウイークぐらいしかないのです・・・・

(お正月はお休みします)

 

で、今年の8月16日の水曜日に開催される「敦賀の花火大会」にお泊りで出かける予定をしていたのですが・・・・・

「台風のバカヤロ—-」

 

 

そんなお盆の連休ですが、たくさんの方が帰省したついでにメガネを作りに来店いただいています!!(本当にありがとうございます!)

 

そこで帰省してくる若者に一言!!

 

メガネってそこそこお高いので、里帰りしたついでに親に「メガネ作りたいんだけど!」の一言を(笑)

洋服を親と一緒に買いに行っても、好みが合わないと思うし・・・

家電もちょっと違う気がするし・・・

趣味の物もチャチャが入りそうだし・・・・

 

メガネが一番良い気がする!!!

 

似合い具合も見るのに、顔を見合わせてもそう恥ずかしくないから!!

 

 

お盆に帰省してきたお客様(20歳代女子)、

他覚検査値と自覚検査値の値が大分違う例

特に左目

AR値(他覚値)

S-3.0C-1.25AX100

#7(自覚値)

S-1.5C-2.0AX105

(近視(球面)が半分に乱視が倍に)

 

最近のAR(他覚の機械)の精度は良くて、こんなに値が違うのはそう多くは無いのですが。

他店購入の現在のメガネは、S-2.5C-0.5AX110と他覚値に近い・・・

 

他覚値は機械任せで測定者による誤差は少ないのですが、自覚値は測定者の腕の違いが出たりします・・・

当店の場合は主にクロスシリンダー法で乱視の角度と度数を出していくのですが、検者と被験者の息が合わないと、導いた度数が最高視力では無い場合があるので注意が必要です。

 

視力自体もしっかり、上記の自覚値が最高視力だと確認したうえで、もう一度AR(他覚)検査をします。

当店の他覚機は上位機種で、自動で角膜頂点に焦点を合わす機能が付いているので、その機能をオフにして、角膜頂点以外で試してみます。

その結果が・・・

測った順番がバラバラなので、こう表記されてしまったのですが、瞳孔の上方の部分の乱視は低く、下方の部分が乱視が高い。

 

こうして、当店では、いろんな角度からの測定値をみて、最終的なメガネの度数を決定しています。

 

見えるだけの度数なら難しくはないのですが、快適に見える度数は結構難しかったりします。

 

 

 

 

追記、

上のデータを見て角膜乱CYL〉の値が少ない事に気が付いて、お渡しの時にもう一度他覚検査をさせていただきました。左眼のみ

左から順に、①瞳孔の下方②上方③もう一度下方④鼻側⑤耳側、を三回づつ

やはり角膜乱視は安定している・・・

 

このデーターから読み解くと・・・・

眼鏡作製技能士の国家試験で出てくる「ジャバルの式」

全乱視=1.25×角膜乱視+(−0.50D AX90°)

は・・・どうなんだ(笑)

 

角膜乱視が安定しているという事は、角膜以外の乱視が安定していないとも考えられる。

調節した状態(近方視)の度数も測定しないといけないのか・・・

(20代で近用・遠用の使い分けも考えられないし、たぶん自覚値はそう変わらない気がする)

 

早くOPDスキャン入ってこないかな!!

 

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国家資格 リカレント教育セミナー

技術的お話

テックノロジーの発達で、自宅や会社で講習を受けれる時代になりました。

 

先日書いたレイバンのエキスパート講習もインターネットを利用した講習会で、今回の国家認定「眼鏡作製技能士」のリカレント講習もインターネットで動画を見て、問題に答えて及第点を出せればポイントが付くシステム。

 

既に録画したのを見る講習よりも、ライブで感じる講習の方が何倍も良い気がするのはそうなんでしょうね・・・・

(講師の技量もあると思いますが)

音楽のライブも録画をTV画面で見ても盛り上がれないですよね・・・・

(もしかしたら大勢で見れば盛り上がれるのか?)

 

今回、その講習は、【(引用)第一回のセミナーは、レンズメーカー4社にご協力いただき、「難易度の高い厄介な累進屈折力レンズのクレーム実例と対処例」を、各社の講師の方よりご説明いただきます。(引用終わり】となっていて、レンズメーカーさんに丸投げ!?した内容になっています。

 

その中のニコンの講習動画は、遠近両用だけでは無く中近両用設計を上手に提案出来れば、問題が解決する場合があるみたいな事を数値を交えて解説してくれているのです、

 

ちょっと前に、HOYAさんが当店の累進レンズ(遠近両用等)の販売実績をグラフに纏めてくれていた2022年2月~9月までの実績(細かい実績数値はぼかしました)

縦項目がスタイル(設計)違いと加入度(年齢)、横の項目が遠用度数です。

 

当店だけの数値を見てもピンとこないので、他社を含めたと思われる全体の実績表も同封されていて比較できるようにしてくれていました。(以前に解説してくれたけれどあまり覚えていない)

 

全体と思われる数値は、当社データでは無いので載せませんが、重要なのはボカしていない上の「スタイル構成比」

コッソリ当店の累進レンズの販売実績データを公開してみます!!!

 

サンプル数は十分なんで、年間数と相違はないと思います。

Field(水色)  が遠近両用

City(深緑)  が遠近と中近の間のレンズ

Room(黄色) が中近両用レンズ

Desk(赤色) が近々両用れんず

Assist(黄緑)  がアシストレンズ(主に遠近前の世代に販売)

 

どんな割合が正解というのは無いと思いますが、一般的と思われる数値より、ばらけていて、Fieldの割合が少ないのです。(一般的な資料はFieldが約80%)

(当店の方が低加入度の割合も高い)

(遠近両用と中近両用の設計ごとに使用メーカーを分けている場合は1社だけのデーターでは解りません)

 

当店のこのデーターを贔屓目にみて読み取れるのは、お客様の使用状況や要望をしっかりヒヤリングして、その状況に一番適してると思うレンズ設計を提案販売出来ている!!!

とうぬぼれています(笑)

 

テクノロジーの発達で、一定の型を使用してレンズ製作する時代から、フリーフォームで個別にレンズ製作出来る時代になっています(試験に出るところ)

 

お客様の見え方の要望に合わせた「レンズスタイル(設計)」「度数」が重要で、価格が高いレンズほど測り方や度数が重要です。

 

高額なレンズでも選択が間違えば、安いレンズよりも満足度が落ちるので、レンズメーカーは小売店の技量を上げるのが重要なんですね。

 

総括すると、当店はお客様の要望に応じた累進レンズを提案販売出来るので、出来たら当店で買ってね!!!

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不同視、不等像視、とプリズム効果 パートⅡ

お客様紹介

前のパートⅠと別のお客様が、3か月点検に来店いただきました!

 

前の記事の方より更に左右度数差が大きく、やはり片目は平面です。

 

お二方共に、利き目が度数の強い方の目です。

(もしかしたら逆だったらメガネ屋に行こうとは思わなかったかも)

 

購入いただいてまだ3か月しか経っていないので、「メガネの都合が悪かったのかな」と思ったのですが・・・・最初は違和感が有ったけど、今は普通に常用いただいているとの事。

 

単純な不同視の場合は、片眼コンタクトレンズで矯正した方が、不等像視やレンズの上下側方視のプリズムも発生しない(前記事参照)ので、メガネよりコンタクトの方が適しているのですが、今回は大き目の内斜位もありメガネでの矯正補正となりました。

 

 

パートⅠパートⅡどちらのメガネも、かければそのまま両眼視が機能して簡単に使用できるメガネではありません。

 

どちらかというと使いにくい眼鏡です。

(片眼視力が良好で、今までメガネ無しで問題なく生活できてました)

でも、当店を訪ねてきたという事は、ご自身の眼に対して何らかの疑問があったからだと思います。

もし、両眼視を考慮しないで、視力不良の眼にだけ度数を入れたメガネを作ったら、確かに見えにくい方の目も見えるようにはなりますが、そのメガネをかける事をしないでメガネが放置される事は安易に想像できます。

(その時は売り上げが上がるかもしれませんが)

長い目でみたら、その子にとっても良い事とは言えず、当店にとってもプラスではありません。

 

そういう場合、当店では、自身の眼の状態をしっかり理解していただいて、プラスの面、マイナスの面を説明したうえで体感していただいて、今後はどうしていくかを自分で決めていただいています。

(どうしても商売なので、説明に一定のバイアスはかかってしまっていると思いますが・・・)

(かけこなすことが無理だとこちらが判断してしまう事もあります)

(業界の格言に寝た子を起こすなともありますが、起きるか寝たままかを決めるのは寝た子です)

 

不安を煽った内容になっていますが、ご安心ください!このような眼に該当するのは、たぶん数%と僅かな方だけだと思います。

 

当店ではそのような方が来店された場合も、見逃さないように来店いただいた方の眼をしっかりみさせていただいています。

 

何だ数パーセントだけか・・・と思わないでください・・・・

その数パーセントの方々も自覚は無くて来店いただいているのです。

(自覚症状は出てるけど覚がないのです難解)

 

言い訳!?しておくと、当店ではややこしい目の方を募集している訳ではありません。

逆にそんな方ばかりしか来店されないような眼鏡店になった場合、経営が厳しくなってしまいます。(そうなった場合は1本単価が超高くなっても来てくれる店にしないといけませんね)

 

安い眼鏡やさんも、オシャレなメガネ屋さんも当店いがいにも沢山ありますが、当社コンセプトは、総ての当店利用いただいたお客様に喜んで貰う眼鏡店を目指しています!!

(応援よろしくお願いします)

 

上の測定データーを乗せたのは、上下プリズムの耐性がデータ的におかしいぐらいあるみたいな事が書きたかったけど・・・いつものように内容が思っていたのと違ってます。

 

 

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