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'ビジョントレーニング'の検索結果

スタッフブログ

「ビジョントレーニング」の検索結果 29件

斜位眼鏡(プリズム補正)

技術的お話

レンズ袋の度数を見てもらえば解りますが、この方裸眼視力はそう悪くありません。ゆるい遠視プラス加入度(ADD)は+2.25(遠近両用)で、結構な老眼ですね!

視力が良い方(眼鏡を常用しない方)の遠近累進レンズはそうお勧めではないのですが・・・(視力が良く眼鏡を常用しない方は中近両用がお勧めです)

レンズ袋をよく見ていただけると、P4.00DN P4.00UP の表記

いわゆる8Δの上下プリズム(斜位)

この方ちょっと前に「持ち込みフレーム」に、同度数同レンズで制作したところ、すこぶる調子が良く(今までの見え方が何だったのかとおしゃるほど)、知人からもらったフレームじゃない好きなフレームで作りたくなって即リピートいただきました!

オンビートのフレーム

眼鏡生産地で眼鏡の小売りをしていると、どうしても眼鏡製造関係者や家族や親戚や知人に眼鏡製造関係の方がいて、眼鏡フレームをいただく?て、持ち込まれてレンズを入れさせてもらう事もあります。

フレームの持ち込みもちゃんとしたフレームなら全然OKなのです・・・・・・

心の声(持ち込みフレームにレンズ加工している時に、初期不良(メッキ剥げ・ネジバカ・型崩れ)等々が有ったら・・・・
そもそも、メガネフレームをお顔にフィッテングする事・方直し視る事は、フレーム代金に入っている?それを販売した業者(ネット販売業者含む)がしなくてレンズを入れる小売店がするって・・・・!?」心の声ですよ(笑)

当店では、持ち込みフレームにレンズを入れる事もちゃんとしております。


話がだいぶんズレましたが、遠方プリズム眼鏡は常用が必須です!!


次の事例は、強度近視に大きい内斜位

物が二つに見える(複視)でお困りでした。

眼科にも相談に行ったみたいですが、斜位は病気と言うより特性なので斜視・斜位に力を入れている眼科さんはそう多くは無いです。(視能訓練士ORTさんがいる眼科さんや日本弱視斜視学会に所属している等は一つの目安です)

この方当店は初めてでしたが、当店のブログ等を見られたのと、この方の廻りの方に当店の顧客様が多かったのと、その方たちが当店をお勧めくれたので安心してご来店いただきました。

突然の複視には、脳障害が出た場合もあるので注意が必要です。
他にも、両眼視機能は自律神経にも直結しております。明るさで反応する瞳孔や近くを見る時にピントを合わせる毛様体筋は、自分の意思では動かせません。
自律神経に支配されている視機能は、強いストレスや疲労等で神経が乱れて一時的に斜視等になる場合も考えられます。


当然、我々眼鏡士は医師ではありませんので、そういう点には踏み込みませんが、眼鏡屋として出来る事を精一杯勉強してメガネを制作しております。


斜位等が強い方は、眼の眼筋を必要以上に一方方向に使う事がある為に、眼筋がこってる場合がほとんどです。そこで有効な事が「ビジョントレーニング」越前市の小学校では全校で実施されているのでお子様に聞くと良いかもしれません。


この方には店頭にある「ビジョントレーニング」の本をお貸して、返却に来られた時に眼鏡の調子を伺ったら、「すこぶる良い」と言う返事をいただきました!


特殊な度数のメガネはお渡しした後がそうとう気になります。

ただ「結婚式にはかけれない」とおっしゃるものだから・・・
でしたら「結婚式用のメガネを作りましょうか?」とちょいブラックで返してしまいました(笑)
寝る時以外は常にかけといてくださいとしつこく言ってあったためです(汗)

ハスキーノイズH148 48サイズ

強度近視で5ベースアウトで目の幅が狭いという悪条件(レンズの耳側だけ極端に厚くなる)事を解消する極小48サイズのハスキーノイズは、強度の方や小顔さんにもお勧めです!!






次の事例

今日来られた70歳すぎのおじいちゃん、本当にゆるい遠視性乱視。
運転免許の高齢者向きの講習で、視力が足りないとの事で来店。

度数だけ見たら、十分に運転免許で必要な両眼で0.7はありそうですが、矯正視力も見えたり、見えなかったり安定しない。

軽い上下斜位もあるので、見ようとすればするほど辛いので、良く見るという事を放棄して、楽にボ~~とみている事が癖になっている感じ。

眼は脳に直結している臓器なんです!しっかり使って脳を動かせて刺激しないと機能自体が退化してしまいます。

本人は運転免許書に通るだけのメガネを買いに来た思いからか、
「メガネを常にかけているのは嫌」
とおっしゃるもので、理由を尋ねると

「なんか恥ずかしい」「年寄りに見られる」・・・

「メガネをかけるのが恥ずかしいというセリフは、10代の女の子のセリフですよ」「ゆうほどおじいさんの顔を誰も見てくれていませんよ」とブラックジョウクを「綾小路きみまろ」ばりに炸裂させてしまった(汗)

年寄りに見られない若々しく見えるメガネをご購入いただきました!!!











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プリズムメガネ

技術的お話

隠れ斜視(斜位)はほとんどの人にあります。

だって人間の目って機械で作ったものでは無いので、意識の無い状態(寝ている等)では多少は左右の目が違う方向(外を向いてたり内を向いてたり、上下に向いてたり)を向いてたりします。

でもどんな機械より凄いのが、ほとんどの方がちゃんと両目とも目標物に視線を合わせ、瞬時にピントまで合わせているのです!!

 

ただ、左右の眼位が離れすぎてる方とか、寄せる力が少ない方とかは、超頑張らないと左右の視線を同じ目標物に合わす事が出来ないのです。

有名な一つの解りやすい指標に「シェアードの基準」
「正常な両眼視を維持するためには、斜位量の2倍の輻輳余力が必要である」という考え方。

(他にもいろいろ分析法はありますが割愛)

 

若い時には目も頑張れたんだが、加齢と共に目も頑張れなくなった・・・
(若い時にも頑張りすぎるのは問題がある場合があります)

そんな悲鳴を上げている方がけっこういらっしゃるのです・・・

(ほぼ原因を自覚していない人が多いです)

 

 

 

パラサイトのレンズを新しくしていただきました。

既に何年も前からプリズムメガネを使用している方ですが、今回は上下のズレの矯正量を増やしました。
たぶん眼位のズレの量は生まれた時から決まっていて、成長が止まった時に定まる(諸説あり)

この方の場合、ズレ量が大きくなった訳では無く、加齢や眼筋の緊張がほぐれてきてアブリ出てきた感じです。まだ将来上下のズレ矯正は大きくなりそうです。
最初は娘さんの方が先に上下のズレが発見されました。

 

次の事例です。


次の方は40代で初めてのメガネ・・・

まあまあの装用度数ですが、全くの初めての眼鏡です!

 

運転免許書の視力測定に引っかかっての来店ですが・・・・
突っ込みどころが満載で、お客様に何から説明していいか迷ってしまいます。

左右度数が違う「不同視」に左目にそこそこの乱視・・・

上下左右のズレ・・・

 

まあ生活にはそう困らない片眼視力で、いわゆるモノビジョン片目の視力だけで見ていた感じ・・

 

この方が普通に片眼づつだけの視力測定で、片眼交互遮蔽で視力値だけを揃えたメガネ(左右バランスは視力値では無く調節値を揃えます)を作ったら、メガネをかけた矯正視力値は上がって免許の視力も通ると思いますが、とても常用する事は出来なくて運転でも危険な気がします・・・

片目で見えた映像の処理と両目で見えた映像の処理は、脳での処理量は両目の方が圧倒的に多くなりますが、ちゃんと正しく脳を使用しないと、脳に対しても良くないように思います。

 

右目もしっかり使ってやらないと、ますます右目の度数が強くなり左右の度数の差が大きくなる研究データ等もあるらしいです。

この眼鏡をしっかり使いこなしてほしいです!!

 

 

最後の事例

まあまあ強い上下のズレです(片眼6Δづつ計12Δの制作範囲外オーバー手配度数)

しかも右目は球面度数無し、左もそう強くないの近方眼鏡

 

ほぼ同度数の眼鏡を紛失されて、新たにお造りいただきました・・

こんなにゆるい度数、しかも片眼は度数無しなら眼鏡は要らないと思う方もいるかもしれませんが・・・(数万円する眼鏡、無くして直ぐに造りに来ないといけないぐらい)

過去にもこの方の件でブログを書いた記憶がありますが・・・

(興味のあるかたは探してみてください。今度時間が有るときリンク張るかも)

 

この方、税〇士さんで主な仕事はデスクワーク。
通常は遠近両用と中近両用を使用しています。

当店でプリズムメガネに出会うまでは、片目で近方仕事をこなしてました・・・

この方、初めてプリズムメガネを作って、二回目に作るとき「プリズム量を落としてって」言われたのをあえて強くして作った方です。以前のブログで書いた気がします。

 

やっぱりプリズムレンズに頼る事に抵抗があるのか、午前中はゆるいプリズム量の遠近眼鏡、午後から強めのプリズム量の遠近眼鏡を使い分けているそうで・・・
(午前はゆるいのでもまあまあ使えているけど、午後にはゆるいのでは使えないらしい)

 

ある意味眼筋を鍛えるビジョントレーニングにはなると思います!!!

が、一方方向だけのトレーニングなのでどうなんでしょうか・・・

 

 

最初の事例の方の上下2.5Δはまだ潜伏量があると思われますが、最後の方の上下12Δは安定しております。

 

今日も複視(物が二つ見える)方がこのブログを見て来店いただいたりしております。

 

困ってたり、自覚が有ったり、過去にプリズムを入れて良かった方の買い替え等は説明も容易なのですが・・・・

 

自覚がないけど検査してみて,上に書いた「シェアードの基準」等から大きく外れている方の説明には本当に言葉を相当選んで説明します。

 

(当店では簡単な眼位測定は、ルーティーンで全員にしております)

 

当然、理解していただいてもプリズム度数を入れない方も多くいらしゃいます。

 

当店でのプリズムレンズを入れる割合はそう多くは無いのですが、年間ではのべ200名以上の方が当店でプリズムレンズを入れております。

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初心者?のための眼鏡講座!!

技術的お話

当社に入社したら、まず教える眼の基礎です!!

 

最近は人手不足なのでしょうか?

当社に魅力が無いのでしょうか?

ズ~~ト職安に募集をかけているのですが、全然応募がありません。

 

聞くところによりますと、最近の若者は、職安には求職に行かないらしい・・・

 

優秀な人材を募集するにも、それなりにお金をかけなければいけないらしいのですが、就職するには企業に魅力が無ければいけないのが第一ですわな・・・・

 

(当社に入社いただいたら、しっかり覚えてもらいます。現在当店眼鏡士2名、タブン夏には嫁も昨年落とした1教科合格して眼鏡士3名になる予定)

 

さて、

昨日このブログを書いてて、まあ解りにくかったので、図解にして書いてみます・・・・

 

屈折異常が無い正視の状態です!

角膜と水晶体のレンズを通して、網膜に焦点が合っております!!

 

日本人に多い近視の状態

網膜より前に焦点が合ってしまっているので、ピントが合いません。

 

で、

マイナスレンズで、焦点を後ろに下げてピントを合わせます!

 

次は遠視の場合、網膜より後ろで焦点が合っていて、網膜上ではピントが合いません。

本来は、プラスレンズを用いて、焦点を網膜上に持ってくるのですが・・・・

 

 

 

毛様体筋という目の筋肉を使って、水晶体レンズを頑張って膨らませる事によって、自力でピントを合わせる事が出来るんです・・・

ただし、水晶体を膨らませてピントを合わせるのは、近くを見る為の機能で、遠くを見る時でさえ頑張って水晶体を膨らませて、近くを見る時は更に頑張って膨らませるので、相当疲れてしまうのです・・・・・

 

この状態が眼精疲労原因の第一位と言っても過言では無いはず。

 

この状態にあって目が疲れる肩こりがする等々の方は、遠視の眼鏡をかける事によって、簡単に改善出来ます。

 

同じ様に、近視の過矯正も同じ様に目が疲れてしまうので、眼鏡の度数を決定する際に、絶対にしてはいけません。

 

 

ここまで読んでくれてる人の為に、ちょっとレベルアップ!!!

 

一番最初に正視の画像↑と言いましたが、厳密にはこの状態はベストでは無いのです!

 

人間の調節機能は、安静時からちょっとだけマイナス調節も出来るのです!!

NHKの試してガッテンでも検証してましたね!!!

 

眼科や眼鏡店にある、オートレフという機械は、雲霧という調節を外す機能がついてます。

 

しっかりぼやけた気球を追いかけてみると、

 

水晶体をちょっとだけ伸ばしてマイナス調整を促しております!!!

(眼鏡の完全矯正の定義、最高視力で最弱度)

 

↑この状態がベストの状態!!!

 

安静時の状態の図解が↓

 

若干だけ網膜より前へ!!!!

(マイナス調整出来る分だけ弱くする)

 

ビジョントレーニングの遠方訓練も、ボ~~と遠くを見ていても効果は薄く、

遠くをグッと見る(山の上にクマが歩いていないかぐらい見る)事が大事です!!!

(意識的にマイナス調整する)

 

更にレベルアップ!!!

 

近視の過矯正は絶対ダメと書きましたが、近視の未矯正もダメなんです。

 

通常近くを見る時は、水晶体を膨らませて焦点を網膜上に合わすのですが、

近視の目の未矯正状態、又は弱すぎるメガネで近くを見ると、水晶体が頑張らなくてもピントが合っている状態になっているのです。

 

よく僕がお店で説明するのが「歩かないでズット寝ていると楽ですが、足の筋肉が衰えて歩かれなくなるでしょう・・・」

 

水晶体を膨らます目の筋肉(毛様体筋)も使わないと、衰えてしまうのですね・・・・

 

近視の未矯正は、更に近視を進行させる原因にもなっております。

 

しかもボ~~とした像しか見てないと脳細胞に対しても良くありません。

 

皆さんよく言われるのが「メガネをかけると度が進む」

もはや風評被害というか間違った情報ですね!!

確かに強すぎる眼鏡をかけると度は進むかもしれませんが、

適切な度数の眼鏡は、かけた方が度は進まないのが専門家の常識!!

 

更にレベルアップすると、

 

乱視や不同視、不等像視、両眼視、眼位・・等々・・・・

 

上の図のように、目が一つで平面だったらまだ簡単なんですが、目は立体で二つある事によって、より複雑に・・・

 

 

人間の目って素晴らしいっていうか怖いっていうか、多少のズレは、自身の目と脳で合わせちゃうんですね・・・・

 

今の眼鏡測定機器、見えるだけの眼鏡の度数は簡単に測れちゃうんです・・・・

 

 

楽にちゃんと見える度数って奥が深いんですヨ!!!!

 

「あなたのその眼鏡、その度数で本当に大丈夫でしょうか!?」・・・(怖)

 

 

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度数決定の重要性!!

技術的お話

春休みです!!

 

学生さん等の眼をご紹介!!

 

今春から新社会人になられる、21歳のフレッシュマン!!

 

受け答えもハキハキしていて、気持ち良い若者です!!

 

選ばれたメガネは、トレンドも押さえた黒縁メガネ

 

メガネフレームはシンプルですが、メガネの度数は普通ではありません。

写真を見てもらえば解る通り

右目は強い乱視

左目はほんとに弱い近視

 

眼鏡が無くても、21年生活していて何の不自由もない視力ですが・・・・

 

視力の左右差や、自身の目が何となくおかしい眼だという事は本人も自覚がありました。

社会人になるにあったって最近「コンタクトレンズ」を右目だけ作ったそうです。

 

右目が乱視からくる軽い弱視

http://www.nichigan.or.jp/public/disease/hoka_amblyopia.jsp

弱視の説明↑

最近は乳児の検診が進んでいるので本気の弱視になるケースは少ないですが、親御さんの注意は必要です。

 

それと眼鏡関係者なら写真から解る、上下斜位と外斜位

 

幸い、近方視時に調節と輻輳が入ると、両眼融像視になり立体視もしっかり出来る機能がありましたが、遠方視は抑制が入った斜視状態でした。

 

 

そこで、お客様の目の状態を説明させていただき、今後どうしていくかを相談します。

 

{当方眼鏡店で、あくまで診察や診断は致しておりません}

 

今まで眼鏡無しで生活出来てきた事、抑制が入った目にコンタクトをしてもあまり意味が無い事、両眼視に慣れるのは相当に大変で、ずっと眼鏡をかけ続けなくては意味が無い事

 

抑制がかかった眼に下手にプリズム等を入れると、複視や眼性疲労が発生する場合があります。

「寝た子をおこすな」という眼科用語があるくらい。

 

「いったん良く考えます」との事でその時は帰られましたが、数時間後に覚悟を決めて来店いただきました。

 

本日お渡しだったのですが、調節解析装置を使用して検査して無かったので、データ取りの為測定させていただきました。

 

ま、予想通りの調節微動が発生しており、右目は調節力自体も弱い結果に。

 

お渡し直後は、まだ右目が遊んでしまっていましたが、頑張って徐々に両眼視が機能しだし、強い違和が感発生・・・・

20年間?慣れていた脳と眼筋が、びっくりしている状態です。

 

次第に遠方不良だった立体視も出来るようになってきましたが、今後は本人の努力次第です。

 

 

 

 

次のお客様は、15歳の男の子

 

最初の来店は2年前、眼科処方箋でかなりゆるい度数で制作

その時も眼位の事だけ親御さんに説明

その一か月後に見えにくくなったとの事で、当店測定度数を上げて若干のプリズムも入れました。

が、その数日後別の眼科さんでの処方箋で、同度数でプリズムは入れなくても良いとの事。

(当店にはアンダー15保障システムがありますので、度数の入れ替えは無料です)

 

で、二年後の今回、当店で測定すると、近視の進行と、外斜位に上下斜位・・・

成長期の子供に下手にプリズム眼鏡はお勧めできません・・・

二年前には導入して無かった、調節機能解析装置で測定すると・・・

画像にして説明出来ると、説得力が増しますね。

 

一度専門医に見てもらってからとなりました。

 

数ある眼科さんの中でも、どの眼科さんが斜位に強いのかは、解りません・・・

ただ、弱視斜視学会に所属している眼科さんは、日本弱視斜視学会ホームページに公開されていますので一つの目安になるのではないでしょうか。

 

 

次のお客様は11歳の女の子

 

眼科さんで眼鏡を作ってもいいよと言われてのご来店

(処方箋無し)

普通に他覚検査しても、矯正視力が出にくいです。

調節解析装置で測定してみると、調節緊張の傾向と

タブン今言う「スマホ老眼」とか「ピントフリーズ現象」

 

フリッパーやビジョントレーニングで、眼筋や毛様体筋を動かしてやると、良好な矯正視力が出るようになりました。

 

今後の目の使い方等を説明させていただいた上での眼鏡制作になりました。

 

眼の調節機能や開散機能は、自律神経に支配されております。

思春期の特に女性は、心意的に視力や視野がおかしくなることもあります。

 

 

次のお客様は、7歳の男の子

 

弱視治療の為の強い遠視の眼鏡です。

眼科さんによるアイパッチ訓練で、両眼とも矯正視力は良好です。

 

7歳ぐらいのお子様は、調節力が強いので調節麻痺の目薬を差して測定するのが普通なので、眼科による処方箋が通常で今回も眼科さんの処方箋です。

 

強い遠視の度数でも、フレームに合わせたレンズ設計で別作HELP加工による薄く軽いレンズに仕上がります!!

眼鏡を外した途端、調節性内斜位で目が内側に寄ります。

 

ただ、調節性だけではない内斜位が潜んでそうで・・・

眼位手術の話も医師からあったみたいで、両眼視もそう良好では無いので、医師とよく相談していただく事に。

(フレネル膜で眼鏡の上から後付けでプリズムを入れる事も可能です)

 

 

 

海外では、眼鏡の度数を決める行為は国家試験で業務独占となっている国が多くなっております。

アメリカではドクターオプトメトリストの資格が有れば、調節麻痺剤等の眼薬を投与しての検査も可能らしいです。

 

ここ日本では、国家資格はありませんし眼鏡屋はだれでもできます。

(認定眼鏡士という業界資格はあり、国家資格にしようという働きはあります)

 

 

 

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メガネをかけると目が進む!?

技術的お話

普通の人が思っている、間違った情報です!!!

 

絶対、メガネをかけると、目が前に行くこと(前進)する事は絶対に無いです!!!

 

「目が進む」表現から書いてみましたが・・・・全然面白く無いですね(反省)

 

 

確かに、目の適正度数に対して、「強すぎる近視の度数」をかけ続けた場合、進行する可能性は高いです・・・・

 

ただ、検眼器の進歩によって、過矯正(強すぎる度数)の度数が入った眼鏡を新規に制作する割合は、低くなってきました。

(加齢による目の度数変化で、使用している度数が強すぎる場合がありますので、2年に一度ぐらいは目と度数が合っているかのチェックは必要かと)(当店では、今までの度数で良いとおっしゃるお客様にも、必ず度数チェックを行っております)

 

逆に、眼鏡をかけない方が、度数が進む事がある事が発表されております!!

 

「メガネは適切な度のものを使用するのが一番良いといわれています。
適切な度数のメガネを使用する限り、メガネが近視を進行させることはありません。むしろ最近のデータでは、近視があるのに無理してメガネを使用しなかったり、度の弱すぎるメガネを使用したりすると近視が進行しやすいといわれています。
(学校保健では、両眼で0.7以上の視力を保つことが推奨されています。)
近視の進行に合わせて、適切な度数のレンズに交換していくことが大切なようです。」

http://www.tachibana-eye.com/onepoint.html

(たちばな眼科さんのHPから引用)

 

今回の当店での事例を紹介いたします。

 

お父様・お母様も当店で購入いただいておる、14歳中1の女の子

 

今回で二本目の眼鏡になるのですが、1年前にレンズ交換をしてから、度数が大幅に進んでおります。

成長期で、両親共に強度近視なので、これくらいの進行は問題ないのですが・・・・・

 

問題なのが、輻輳近点があまりに遠すぎる!?

(より目をしてどれだけ近くまで見えるかのテスト)

 

前文で「検眼機器の進歩で近視の過矯正は出にくい」と書きましたが、例外的に児童を測定する場合、調節が入った状態で他覚検査をしてしまうと、数値が大きく近視よりになってしまいます。

(幼児の場合は、眼科さんでの測定を推奨しております)

 

当然、強すぎる近視の眼鏡を作成してしまうと、近くが見えにくく、大変問題がある眼鏡になってしまいます。

 

眼鏡店で出来る、調節介入をなるべく入れない測定方法で(雲霧をかけた両眼解放検査)で丁寧に測定しても、決して強すぎる近視の度数ではありません。

(眼科では調節麻痺目薬を点眼して測定します)

 

ここで、当店の秘密兵器「調節機能解析アプリ」の出番です!!!

 

解析結果には「調節緊張(軽度)の傾向があります。」

となっておりますが、これは生年月日からパラメーターが判断してますが、グラフ値は「老眼」に近い感じ!?

 

最初の視力検査の時の問診で、

僕「前の眼鏡は?」

少女「今日は持ってません」

僕「ちゃんと使ってる?」

少女「はい」

 

で、終わってたので、あらためて質問

 

僕「前の眼鏡ずーっとかけてる?」

少女「授業中だけかけたりしてます」

前の度数が、眼科さんの処方箋だったので

僕「眼科の先生ずーと眼鏡かけてねって言ってなかった?」

少女「はい、言ってました・・・・」

 

 

この子の場合、中程度の近視(0.1が見えるか見えないか)だったのに眼鏡をかけて無かったため、近くを見る際全く調節して無かった事から、調節・輻輳作業が苦手になっていた事が考えられます。

 

ここで、ビジョントレーニング!!!

https://heart-land.jp/?post_type=post&s=%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0&x=48&y=4

 

適正なメガネをかけて、ブロックストリングスで、トレーニング

 

最初は、しっかり両眼でビーズを見る事が出来なかったのが、次第になれてきました。

 

「ちゃんと、メガネをかけないとどんどん目が悪くなるわ」と脅しをかけて(笑)

(コンプライアンス的には大丈夫なのでしょうか?)

(思春期の女性に眼鏡を常用してもらう難しさ・・)

 

簡単なトレーニングシートを渡して自宅でもトレーニングしてもらう事に!!

 

ちゃんと小学校時代は学校でビジョントレーニングの時間があったのに・・・・

 

 

翌日、お店に来店いただいた際

 

僕「ちゃんとメガネかけてる?」

少女「ハイ」

僕「近くも普通に見える?」

少女「ハイ」

 

輻輳近点チェックをしてみれば、前日とうって変わって正常値、寄り目もしっかり出来ている!!

 

この子の場合、両親共に強度近視なので、メガネをかけてなかったから近視が進んだのかは判りませんが、メガネをかけて無かったため、輻輳力と調節力が下がっていたのは確かだと思います。

(近視の要因にDNAと環境は多いに関係があります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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