メガネのハートランド
福井県鯖江市産の眼鏡を販売。認定眼鏡士のいるお店。
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眼鏡士 試験(二年目)受験のススメ

武生店

早いもので、嫁が眼鏡士の一般試験に初挑戦して一年が経とうとしております。

 

https://heart-land.jp/archives/32689

↑昨年の結果

 

明日は昨年唯一落とした実技(検眼)の再試験です。

 

受験対策の講習会もあるみたいですが、それも受けずに全く無の時の試験内容が解る資料が、受験票と共に送られてきたこの内容のみ・・・・

 

試験は、手動式のレフラクトヘッドか、かけ枠によるレンズ交換法・・・

 

大昔のアナログな手動式レフラクターヘッドは、店頭では使用して無くて教える僕でさえほぼやった事がありません・・・・

 

現在店頭で使用しているレフラクターヘッドは、デジタルな最新式なもので、そう理屈が解っていなくても指示道理に入力していけば何となく測れてしまう優れもの(笑)

 

たぶんアナログでもレフラクトヘットを使った方が時間短縮出来そうですが、使った事が無ければ、機械が無いので練習も出来ません・・・・

 

で、さらにアナログなかけ枠によるレンズ交換方を選択・・・・

 

 

去年試験を受けて解った事は、被験者の他覚検査のデーターが有る事・・・・

(タブンだが、純粋な他覚値では無いと思う)

 

去年は全くゼロから度数を探る練習ばっかりやってた・・・

実際の試験でも、ゼロ値から測定してたんだって・・・

どんだけ俺の言う事信じていたのか(笑)

 

試験後に申請すれば(実技のみ?)受験の成績表がもらえる事が解って・・・

(どこにも明記されていません)

 

取り寄せてみれば、驚きの事実が!!!!!

 

 

測定精度よりも、測定過程の方が減点が大きい・・・・

 

あまりに度数が違いすぎると、一発不合格みたいだが、他覚値が解るのならそう違った数値は書かないように思う・・・・

 

 

昨年の嫁の減点割合が多かったのは、「カバーテスト」満点減点!?

 

カバーテストって斜位量まで判断するならともかく、斜位や斜視の有無を確認するだけならそう難しくは無い・・・・

 

どうしたか尋ねると、近方カバーテストで眼鏡を外した状態で行ったそうだ・・・・

 

被験者が強度近視の左右不同視だったそうで・・・

 

測定項目が3番目に来ている近用カバーテスト、

今使ってる「眼鏡」の度数やプリズムの度数、PDが解らない状態なら、俺でもメガネを外してもらって測定してしまう・・・・

 

次に減点割合が多かったのが、最後の球面調整

選択したのが「偏光レッドグリーン」

 

片眼でしっかり雲霧かけて両眼バランスとったなら、さらに両眼バランスに雲霧はいらないような気がしますが・・・・

 

結果より過程が大事な試験ですので、ちゃんとやりましょう・・・

 

 

お客様に実験台になってもらう訳にはいかずに、たまたま営業等で来店したメーカーさんや会計事務所の方に被験者になってもらい練習台になってもらいました!!

ご協力をいただいた方ありがとうございました!!

 

 

何人か測定した嫁の言葉

「クロスシリンダーって面白いね!!」

 

 

俺「毎日お客さんにしてるんじゃ?」

 

やっぱり自動な機械だと、合わせる乱視の位置や球面調整が自動で行われる為、機械の指示どうりに操作すればいいので推理力が養われません。

 

 

 

眼鏡店にお勤めの方で、眼鏡士の資格を持ってない方も、一般試験で眼鏡士の資格が取得出来ます。

まだまだ国家試験ではありませんが、お勉強しても損は無いと思いますので、是非是非!!

 

 

昨年から嫁と一緒に勉強してきたのですが、教えるのはアウトプットとなり、嫁以上に勉強になりました!!

 

明日の試験日はお店のお休みと重なり、約30分で試験が終わるので試験後は一緒に京都でも行ってきます!!!

 

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一眼レフカメラ・・・

技術的お話

https://heart-land.jp/archives/33274

↑分不相応のカメラを買っちゃったのかしら・・・・

 

前のエントリー一眼レフ、キャノンイオスキッス には「シーンインテリジェントオート」なる押すだけでカメラ任せのモードが有ったのに・・・

 

ニコン D500では、プログラムオートがそれにあたると思っていたの・・・

 

このブログの熱心な読者(そんな人いない!?)青っぽい写真や露出が上げすぎの写真が多いなと、お気付きの方も・・・・

 

あれ?と思って商品撮ってみた・・・

 

オーダーいただいていた「グッチ」の新作サングラス

 

そうとう、ア・オ・イ ・・・・

 

ネットで調べてみると、「フルオート」と「プログラムオート」は違って、プログラムオートはそこそこ設定をしないといけないみたいな・・・・

 

D500はそれなりに高いのに「フルオート」機能が付いていない(タブン)

 

素人が手を出すカメラじゃ無かったかも(汗)

 

僕に買われちゃったD500、ちょっとかわいそう・・・・

 

良いカメラで、商品やお客さんを綺麗に撮ろうと思って購入したのに、全然生かし切れておりません(反省)

 

もっともっと勉強しなければ!!!!

 

(青い写真の原因は蛍光灯モード?になってたせいみたい)

 

 

ちゃんとここまで読んでる人はまず居ないかもしれませんが(笑)

 

メガネレンズにも細かい設定が出来る10万円を超えるレンズが有るんです!!

 

「インディビジュアル遠近両用レンズ」!!!

 

お、二年前のオレちょっとだヶ若い!?

 

こういう機械を使用して、眼鏡をかけた状態での、目の幅、輻輳幅、そり角、傾斜角、等々を算出して、細かく細かく設定したまさに完全オーダーメイドレンズなのです!!!

 

当然お値段の高くなりますが、見え方も最良になるはずです(設定が正しければ)

 

 

このような高額のレンズを購入したのに、ちゃんとフレームと顔を合わせて測ってくれなかったという訴えが、どこか都会の方で有ったみたいです・・・・

 

実際に制作するレンズメーカーのオーダーにも、高価なインディビジュアルレンズなのに細かい設定がされていない注文の割合が○○パーセントぐらいあるんだって・・・・

 

元々の設計が良いレンズだとはいえ・・・・・

 

あ、このブログでは他店の悪口や、他店と比べてみたいな事は書かないようにしてるのに(汗)

 

当店の出来事や当店の取り組みみたいな事はかきますよ(笑)大袈裟に!!!

 

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専門的すぎるコラム

技術的お話

数年前に福井県の助成を受けて開発、特許まで取れた「眼精疲労軽減方法及び眼鏡」

残念ながらまだ、量産品化の目途は立っておりませんが・・・・・

決してあきらめてはいません!!

 

その中で研究開発のために購入した調節機能解析装置のデータで参考になればと思い発表いたします。(一部に税金も入っていますので(笑))

 

春休みに(既に夏休みですが)来店された10代の学生さん達に協力してもらって、この調節機能解析装置でデーター取りを行いました。

(春休み中は、進級もあって多くの学生さんが来店いただきます)

 

この調節機能解析装置は、調節の微動を捉える装置で、安定的に調節を行っていたら緑色に不安定に調節していたら赤色に表示されます。

 

全般に言える事ですが、成長期で10代の方達は調節力も豊富で全体に微動が出やすいです。

 

が、超異常値です。

 

この方は、一年前にも来店いただき、他覚値に問題無いのに自覚検査でも視力が出にくい10歳の女の子。

一年前には眼科に行ってもらって診断してもらい心因性の視力障害との事で、度の無い眼鏡の処方箋でした。(過去にもこのブログで紹介しているかも)(心因性視力障害はネットででも検索してみてください)

今回はその眼鏡が見えにくくなったとの事での来店です。

 

他覚値も自覚検査も一年前と変わらなく・・・

 

この解析装置を使用してみました。

(左目から始めしんどそうだった為右目は簡易版)

 

驚く数値は調節幅が7.46D有る事とfog(雲霧)状態の所でも凄い調節を使っているところ。

(1.5メートル地点の調節が少ないのは1Dぐらい調節しているのが安定する為か?)

 

眼鏡学校時代に座学で教わった感じの僕のイメージでは、見えているけど斜視みたいに脳で抑制がかかった状態で見えないのかな・・・と思っていたけど、このデータだけで見ると調節が異常反応してある意味本当に見えていない気がする。

(別の過去の例には平面のレンズを入れただけで簡単に視力が上がった例も)

 

見るという事は自律神経(遠方は交感神経近方は副交感神経)に支配されていますので、ストレス等で調節や輻輳がおかしくなる場合も

 

僕がかかわった検眼で、心因性視力障害と思われる方は過去に数人

鮮明に覚えているのが、眼鏡学校時代に大阪医科大学に研修に行ってた頃。

視野検査してみると教科書通りの螺旋状視野

 

もう一件が、娘の同級生。

今では立派な近視となって、都会の国立大学へ入学しました。

 

いずれも教科書通りの思春期女子でした。

 

 

次の例は、15歳の男の子

数年前から処方箋で眼鏡を当店で制作してます。

上下左右にそこそこの量の斜位があります。

(両眼視機能(立体視)は正常です)

 

成長期の子供に安易にプリズムレンズを入れてしまうのはどうかと思いますが・・・

入れた方が良いと思うレベル、ですが、今一度眼科受診を進めます。

 

たぶんほとんどの眼科では眼位異常はたいした事とみていない気がしますが・・・

(人間誰でも多少の眼位ずれは有って、自身の眼筋で調節しています)

(眼科でも斜視弱視学会に入っている眼科さんを眼位異常に関してはある目安には出来ると思います)

 

この結果から読み取れるのは、利き目の左眼は調節幅が2.91Dに対して右目は24.8D

 

この機械では左右バラバラにしか測定できませんが、両眼融像視した状態で測れればもっと安定した数値になるような気がしますが・・・

 

 

調節系に異常を感じる成長期の若い子の場合は、眼科指導のもと、寝る前に調節麻痺系の目薬を点眼して寝ている間の調節を強制的に数日間取り除き変化を見る事等。

精神的にリラックスさせて自律神経を安定させる等

 

眼位異常の場合は、外科的手術を行い眼位の向きを調整する等。

眼筋の筋力をトレーニングで鍛える等

プリズムレンズを使用した眼鏡をかける等

 

 

ちなみに当社は研究機関でも無ければ医療機関でもありません。

(当然診察も致しませんし(出来ません)治療など出来ません)

 

眼鏡を販売して利益を得ている眼鏡小売店でございます。

ただ、快適な視生活をおくっていただきたいと日々勉強いたしております!!

 

 

 

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HOYA レイガード435

技術的お話

ホヤレンズ さんから、ブルーライトカットレンズ、レイガード435から新色が発売されております!!!

色も、スタイルで選べるカラーバリエーション4色!!

 

見え方、見られ方の体感も出来ますよ!!!

 

 

 

JIS規格では、目に有害とされている紫外線の波長は380ナノメーター です。

 

現在、当店で販売しているプラスチックの紫外線カット率は、一番安価なものまで400ナノメーターまではほぼ100パーセントカットします。

 

近年なぜブルーライトをカットしたレンズが脚光を浴びたか??

 

それは、20世紀中には実現出来ないと言われてた、青色発光ダイオードの発明によるものです!!!

ご存じの通り、日本人の三人が発明しノーベル賞まで受賞しております!!

 

これにより、液晶モニターの裏に配置されているLEDが凄い勢いで進化して、地球全体が明るくなりました!?

 

 

そのLED(パソコンやタブレットの液晶画面)の光が450ナノメーター付近にピークが有る事から、その光から目を守りましょうから・・・・

 

実際青色光を長時間見ていると、メラトニンがどうのこうので眠れなくなるという研究結果もあるみたい

 

「私パソコン等しないからブルーカットは要らないわ・・・」

 

いやいやいや・・・・

 

太陽光は、紫外線から赤外線まで地球上に降り注いでおります!!

 

太陽光は、LED以上の凄いパワーで青色光も!!

 

で、実験です!!

 

紫外線に近い、可視光線410ナノメーターの光を出すペンライト

 

410ナノメーターは人間の目に見える可視光線なので、しっかり青と認識できます!!

 

が、このペンライト目に見えない紫外線も出しておりますので、ちょっとデンジャレス(笑)

 

 

410ナノメーター以下の領域はしっかりカットしてくれます!!!

420領域は65%軽減

435領域も20%軽減

 

通常のUVカットレンズだと、

 

410ナノメーターの光は通過しますね・・・

(目に見えない400領域はしっかりカットしてますよ)

 

↑このレンズ780~1400ナノメータの目に見えない近赤外線は50%もカットしているんですよ!!!(SCIRコート)

波長の長い近赤外線は、身体の奥まで到達するので、美容的にはNGらしい。

 

眼は外部に出ている臓器なので、なにもしないよりは、しっかり保護してやった方が良いと思います!!

 

 

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フィッティングのお勉強

技術的お話

こんにちは!しほです。

6月20日にお休みをもらい フィッティングの勉強に行ってきました。

去年の4月から メガネのフィッティングの第一人者である 横田先生のセミナーを受け始めました。

「メガネの命はフィッティング」 快適に合わせたメガネを生かすも殺すもフィッティングというぐらい フィッティング調整は肝なのです。

フィッティングというのは ひとりひとりの顔に合わせてメガネを微調整して かけやすく見やすく快適にかけてもらえるようにすることです。

北陸のメガネ屋さん仲間は熱心で優しい方が多くて毎月何回も練習会をしてくださって特訓をしてもらいました。

 

学んでいくうちにフィッティングは奥深くそして面白い!

 

そして、とうとうブロンズ認定というものをいただけました。

 

お客様にとってかけやすく見やすいメガネになるように調整できるようこれからも勉強していきたいと思います。

 

 

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