メガネのハートランド
福井県鯖江市産の眼鏡を販売。認定眼鏡士のいるお店。
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フィッティングのお勉強

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こんにちは!しほです。

6月20日にお休みをもらい フィッティングの勉強に行ってきました。

去年の4月から メガネのフィッティングの第一人者である 横田先生のセミナーを受け始めました。

「メガネの命はフィッティング」 快適に合わせたメガネを生かすも殺すもフィッティングというぐらい フィッティング調整は肝なのです。

フィッティングというのは ひとりひとりの顔に合わせてメガネを微調整して かけやすく見やすく快適にかけてもらえるようにすることです。

北陸のメガネ屋さん仲間は熱心で優しい方が多くて毎月何回も練習会をしてくださって特訓をしてもらいました。

 

学んでいくうちにフィッティングは奥深くそして面白い!

 

そして、とうとうブロンズ認定というものをいただけました。

 

お客様にとってかけやすく見やすいメガネになるように調整できるようこれからも勉強していきたいと思います。

 

 

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初心者?のための眼鏡講座!!

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当社に入社したら、まず教える眼の基礎です!!

 

最近は人手不足なのでしょうか?

当社に魅力が無いのでしょうか?

ズ~~ト職安に募集をかけているのですが、全然応募がありません。

 

聞くところによりますと、最近の若者は、職安には求職に行かないらしい・・・

 

優秀な人材を募集するにも、それなりにお金をかけなければいけないらしいのですが、就職するには企業に魅力が無ければいけないのが第一ですわな・・・・

 

(当社に入社いただいたら、しっかり覚えてもらいます。現在当店眼鏡士2名、タブン夏には嫁も昨年落とした1教科合格して眼鏡士3名になる予定)

 

さて、

昨日このブログを書いてて、まあ解りにくかったので、図解にして書いてみます・・・・

 

屈折異常が無い正視の状態です!

角膜と水晶体のレンズを通して、網膜に焦点が合っております!!

 

日本人に多い近視の状態

網膜より前に焦点が合ってしまっているので、ピントが合いません。

 

で、

マイナスレンズで、焦点を後ろに下げてピントを合わせます!

 

次は遠視の場合、網膜より後ろで焦点が合っていて、網膜上ではピントが合いません。

本来は、プラスレンズを用いて、焦点を網膜上に持ってくるのですが・・・・

 

 

 

毛様体筋という目の筋肉を使って、水晶体レンズを頑張って膨らませる事によって、自力でピントを合わせる事が出来るんです・・・

ただし、水晶体を膨らませてピントを合わせるのは、近くを見る為の機能で、遠くを見る時でさえ頑張って水晶体を膨らませて、近くを見る時は更に頑張って膨らませるので、相当疲れてしまうのです・・・・・

 

この状態が眼精疲労原因の第一位と言っても過言では無いはず。

 

この状態にあって目が疲れる肩こりがする等々の方は、遠視の眼鏡をかける事によって、簡単に改善出来ます。

 

同じ様に、近視の過矯正も同じ様に目が疲れてしまうので、眼鏡の度数を決定する際に、絶対にしてはいけません。

 

 

ここまで読んでくれてる人の為に、ちょっとレベルアップ!!!

 

一番最初に正視の画像↑と言いましたが、厳密にはこの状態はベストでは無いのです!

 

人間の調節機能は、安静時からちょっとだけマイナス調節も出来るのです!!

NHKの試してガッテンでも検証してましたね!!!

 

眼科や眼鏡店にある、オートレフという機械は、雲霧という調節を外す機能がついてます。

 

しっかりぼやけた気球を追いかけてみると、

 

水晶体をちょっとだけ伸ばしてマイナス調整を促しております!!!

(眼鏡の完全矯正の定義、最高視力で最弱度)

 

↑この状態がベストの状態!!!

 

安静時の状態の図解が↓

 

若干だけ網膜より前へ!!!!

(マイナス調整出来る分だけ弱くする)

 

ビジョントレーニングの遠方訓練も、ボ~~と遠くを見ていても効果は薄く、

遠くをグッと見る(山の上にクマが歩いていないかぐらい見る)事が大事です!!!

(意識的にマイナス調整する)

 

更にレベルアップ!!!

 

近視の過矯正は絶対ダメと書きましたが、近視の未矯正もダメなんです。

 

通常近くを見る時は、水晶体を膨らませて焦点を網膜上に合わすのですが、

近視の目の未矯正状態、又は弱すぎるメガネで近くを見ると、水晶体が頑張らなくてもピントが合っている状態になっているのです。

 

よく僕がお店で説明するのが「歩かないでズット寝ていると楽ですが、足の筋肉が衰えて歩かれなくなるでしょう・・・」

 

水晶体を膨らます目の筋肉(毛様体筋)も使わないと、衰えてしまうのですね・・・・

 

近視の未矯正は、更に近視を進行させる原因にもなっております。

 

しかもボ~~とした像しか見てないと脳細胞に対しても良くありません。

 

皆さんよく言われるのが「メガネをかけると度が進む」

もはや風評被害というか間違った情報ですね!!

確かに強すぎる眼鏡をかけると度は進むかもしれませんが、

適切な度数の眼鏡は、かけた方が度は進まないのが専門家の常識!!

 

更にレベルアップすると、

 

乱視や不同視、不等像視、両眼視、眼位・・等々・・・・

 

上の図のように、目が一つで平面だったらまだ簡単なんですが、目は立体で二つある事によって、より複雑に・・・

 

 

人間の目って素晴らしいっていうか怖いっていうか、多少のズレは、自身の目と脳で合わせちゃうんですね・・・・

 

今の眼鏡測定機器、見えるだけの眼鏡の度数は簡単に測れちゃうんです・・・・

 

 

楽にちゃんと見える度数って奥が深いんですヨ!!!!

 

「あなたのその眼鏡、その度数で本当に大丈夫でしょうか!?」・・・(怖)

 

 

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強度遠視 薄型仕上げ

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近くが見えてる、度数が強い近視の方はけっこう数いらっしゃいますが、近くも遠くも見えにくい強度遠視の方って少ないのです。

 

近視は無調節状態で網膜より前で結合し、マイナスレンズで矯正

遠視は無調節状態で網膜より後ろで結合し、プラスレンズで矯正

 

画像は正視の状態です。

 

良く遠視と老視を一緒にされる方がいますが、老眼は調節力が加齢により弱くなった目です。

 

上手に説明出来ない・・・・

 

焦点距離が遠方から近方に来ると、ピントが合わないから、水晶体(レンズ)を毛様体筋という筋肉を使って膨らませてピントを合わす機能が、調節機能。

 

試験に出ます!!!

 

近くを見る方が多くなった現代人、進化の過程で遠視の人は少なくなったのでしょうか?

 

近視が強いとレンズの厚みが分厚くなりますが、遠視もそうなんです。

 

↑この方の度数は、左は+4.75(等価球面値)もあって加入度が2.75なので、近くの度数が+7.5ディオプトリー!!

 

レンズを軽く薄くするためには、眼鏡のレンズ径を小さくして、ギリギリの大きさのレンズを作れば薄くなります・・・・

 

なんか難しい内容ですね・・・・

書いててもつまらん・・・

 

枠も太目のセル枠にすれば、こんなにスタイリッシュ!!!

(ラインアートフレーム)

 

枠無しのナイロールだって、標準の玉型よりレンズ径を大きくしても、ちゃんとレンズ厚計算が出来れば大丈夫!!!

 

 

露出上げすぎてレンズが見えない(汗)

(ドァンのドライカーボンフレーム)

 

レンズもHOLT(ホヤ)の両面複合設計の見やすいやつ!!!

 

HOYA の高機能レンズもOEM生産してもらう事により、お手軽な価格でお客様に提供する事ができるんです!!

 

当店、ロイヤリティを払って大手眼鏡チェーンのボランティアリーに加盟する事により、実現しております。これもお客様のため・・・・

 

なんか支離滅裂になってきましたが、頑張って勉強してメガネには詳しいので、メガネの事なら何なりとご相談下さいませ!!!

 

恋愛相談等は無理です。

 

追記、プラスレンズの薄型原理、資料あったので貼り付けておきます。

 

 

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度数決定の重要性!!

技術的お話

春休みです!!

 

学生さん等の眼をご紹介!!

 

今春から新社会人になられる、21歳のフレッシュマン!!

 

受け答えもハキハキしていて、気持ち良い若者です!!

 

選ばれたメガネは、トレンドも押さえた黒縁メガネ

 

メガネフレームはシンプルですが、メガネの度数は普通ではありません。

写真を見てもらえば解る通り

右目は強い乱視

左目はほんとに弱い近視

 

眼鏡が無くても、21年生活していて何の不自由もない視力ですが・・・・

 

視力の左右差や、自身の目が何となくおかしい眼だという事は本人も自覚がありました。

社会人になるにあったって最近「コンタクトレンズ」を右目だけ作ったそうです。

 

右目が乱視からくる軽い弱視

http://www.nichigan.or.jp/public/disease/hoka_amblyopia.jsp

弱視の説明↑

最近は乳児の検診が進んでいるので本気の弱視になるケースは少ないですが、親御さんの注意は必要です。

 

それと眼鏡関係者なら写真から解る、上下斜位と外斜位

 

幸い、近方視時に調節と輻輳が入ると、両眼融像視になり立体視もしっかり出来る機能がありましたが、遠方視は抑制が入った斜視状態でした。

 

 

そこで、お客様の目の状態を説明させていただき、今後どうしていくかを相談します。

 

{当方眼鏡店で、あくまで診察や診断は致しておりません}

 

今まで眼鏡無しで生活出来てきた事、抑制が入った目にコンタクトをしてもあまり意味が無い事、両眼視に慣れるのは相当に大変で、ずっと眼鏡をかけ続けなくては意味が無い事

 

抑制がかかった眼に下手にプリズム等を入れると、複視や眼性疲労が発生する場合があります。

「寝た子をおこすな」という眼科用語があるくらい。

 

「いったん良く考えます」との事でその時は帰られましたが、数時間後に覚悟を決めて来店いただきました。

 

本日お渡しだったのですが、調節解析装置を使用して検査して無かったので、データ取りの為測定させていただきました。

 

ま、予想通りの調節微動が発生しており、右目は調節力自体も弱い結果に。

 

お渡し直後は、まだ右目が遊んでしまっていましたが、頑張って徐々に両眼視が機能しだし、強い違和が感発生・・・・

20年間?慣れていた脳と眼筋が、びっくりしている状態です。

 

次第に遠方不良だった立体視も出来るようになってきましたが、今後は本人の努力次第です。

 

 

 

 

次のお客様は、15歳の男の子

 

最初の来店は2年前、眼科処方箋でかなりゆるい度数で制作

その時も眼位の事だけ親御さんに説明

その一か月後に見えにくくなったとの事で、当店測定度数を上げて若干のプリズムも入れました。

が、その数日後別の眼科さんでの処方箋で、同度数でプリズムは入れなくても良いとの事。

(当店にはアンダー15保障システムがありますので、度数の入れ替えは無料です)

 

で、二年後の今回、当店で測定すると、近視の進行と、外斜位に上下斜位・・・

成長期の子供に下手にプリズム眼鏡はお勧めできません・・・

二年前には導入して無かった、調節機能解析装置で測定すると・・・

画像にして説明出来ると、説得力が増しますね。

 

一度専門医に見てもらってからとなりました。

 

数ある眼科さんの中でも、どの眼科さんが斜位に強いのかは、解りません・・・

ただ、弱視斜視学会に所属している眼科さんは、日本弱視斜視学会ホームページに公開されていますので一つの目安になるのではないでしょうか。

 

 

次のお客様は11歳の女の子

 

眼科さんで眼鏡を作ってもいいよと言われてのご来店

(処方箋無し)

普通に他覚検査しても、矯正視力が出にくいです。

調節解析装置で測定してみると、調節緊張の傾向と

タブン今言う「スマホ老眼」とか「ピントフリーズ現象」

 

フリッパーやビジョントレーニングで、眼筋や毛様体筋を動かしてやると、良好な矯正視力が出るようになりました。

 

今後の目の使い方等を説明させていただいた上での眼鏡制作になりました。

 

眼の調節機能や開散機能は、自律神経に支配されております。

思春期の特に女性は、心意的に視力や視野がおかしくなることもあります。

 

 

次のお客様は、7歳の男の子

 

弱視治療の為の強い遠視の眼鏡です。

眼科さんによるアイパッチ訓練で、両眼とも矯正視力は良好です。

 

7歳ぐらいのお子様は、調節力が強いので調節麻痺の目薬を差して測定するのが普通なので、眼科による処方箋が通常で今回も眼科さんの処方箋です。

 

強い遠視の度数でも、フレームに合わせたレンズ設計で別作HELP加工による薄く軽いレンズに仕上がります!!

眼鏡を外した途端、調節性内斜位で目が内側に寄ります。

 

ただ、調節性だけではない内斜位が潜んでそうで・・・

眼位手術の話も医師からあったみたいで、両眼視もそう良好では無いので、医師とよく相談していただく事に。

(フレネル膜で眼鏡の上から後付けでプリズムを入れる事も可能です)

 

 

 

海外では、眼鏡の度数を決める行為は国家試験で業務独占となっている国が多くなっております。

アメリカではドクターオプトメトリストの資格が有れば、調節麻痺剤等の眼薬を投与しての検査も可能らしいです。

 

ここ日本では、国家資格はありませんし眼鏡屋はだれでもできます。

(認定眼鏡士という業界資格はあり、国家資格にしようという働きはあります)

 

 

 

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発信力って・・

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自分達では、頑張って発信しているつもりでも、一般的にはまだまだ知らてれいない当店・・・

 

武生にお店を出して、約40年・・・

 

この場所で営業を始めて22年・・・・

 

バンバン車が走る国道沿いにある店舗ですが、

近所の人でも、

「あらこんなところにメガネ屋さんがあったのね」

「メガネのハートランドさんて何処にあるの?」

 

って今だに言われてます・・・

 

興味が無かったら横を通っても目に入りませんよね・・・

 

 

先日、眼鏡検眼機器メーカーさんと電話していて、「ためしてガッテン」のTVの影響どうでした?」

メーカー的には凄い反響でテンション高めだったですが、当店ではそれほどでも(汗)

 

全く無かった訳では決して無いのですが・・・

実際テレビを見て来たのかどうだか解らないので、何とも・・・・

 

 

実際にそう普及していない検査機器を当店は持っておりますが、まあ誰も知らないですよね・・・・

 

そんな中でも、テレビを見て当店を探して来店された60代女性のお客様

 

テレビを見て当店を探したと聞いちゃうと、検査も力が入ちゃいますよね(笑)

 

測ってみると、ゆるい近視と乱視・・・・

 

眼位検査に(通常は必要性を感じた人にしかしていない)余力検査やTVでやってた調節機能解析まで・・・

 

はっきり言って、やり過ぎました(汗)

 

ただでさえ疲れやすいと訴えてる人に、過酷な検査を・・・・

 

検査結果は、眼位、余力とも正常範囲で、

調節機能測定も、ただの老眼・・・・・

 

レフ値(この場合は0)と屈折値の差が大きいのは、いろいろやり過ぎて、レフ値がうまく反映されなかったためで、本当のレフ値を考慮すれば問題無し・・・・

 

ただ、67歳の方に調節機能解析が必要かと言えば、必要なケースは少ないと思います。

 

言い訳をさしてもらえば、そのテレビを見て来店されたのに、テレビの検査をしないのは失礼かなと思ってしまった訳で、今後の反省点ですね・・・

 

「レフ値がうまく入らなかったので、再検査しますか?」とは、目と脳がフラフラな状態では言えませんでした(汗)

 

もしこの方の体調不良が、目からきているのでしたら、日常生活には不自由しない裸眼視力があっても、無意識に頑張り過ぎてしまう乱視のせいではないでしょうか?

 

{当店はあくまで眼鏡店なので、よりよい快適な眼鏡度数をお客様を一緒に考えているだけです}

 

 

次の例は、37歳女性の裸眼視力が特別に良い方です。

眼鏡関係の方は画像を見て解ると思いますが、

レフ値.右眼(S-0.13C-0.12)左眼(S+1.72C-0.87)

ま、メガネ屋には普通用事の無い、良い視力をお持ちの方です。

 

が、グラフのカラーは、真っ赤っか!!!

 

グラフの上がり方は良いのですが、

右目は遠くも近くも調節ラグがハンパ無い、

左目は、遠くは無理なく見ているのですが、近方は相当無理がかかっております。

 

思わずお客様に、「あ、良い参考データが取れました」って言ってしまった(汗)

 

「小さいころアイパッチ等でトレーニングしましたか?」

と聞いてみても、全く記憶が無いみたいです。

 

左目の遠視がもっと強かったら、幼児の頃トレーニングしないと、左目弱視になりかねないパターンです。

 

幸い左右共視力はしっかり出て、眼位も若干の調節性内斜位を示してますが、問題無し。

 

ただ、10代20代には感じなかった、目の疲れを容赦なく感じて、ご紹介で当店に来店いただきました。

 

こんな目の解決策は簡単なんですが・・・・・

 

「しっかり合った眼鏡常時かけてもらうだけ!!!」

 

 

先の60代女性もそうですが、裸眼でしっかり見えている方(特に女性)にメガネを常時かけてもらう事って簡単では無いのです!!!

 

メガネをかけるというストレスと不便さは、裸眼で見えている方には大変重いのです・・・

 

 

 

春休み、もうすぐ新学期で、お子様がメガネを作ってくれる機会が増えております。

 

次回のブログは、子供の眼鏡について書いていきますね!!!!

 

 

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