メガネのハートランド
福井県鯖江市産の眼鏡を販売。認定眼鏡士のいるお店。
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お勉強会

技術的お話

国家検定「眼鏡作製技能士」の実技試験には「視力の測定」「フィッテング」「レンズ加工」があります。

メガネ店はメガネを販売するのはもちろんですが、プライスレスな上記の3点もとても大事なことから、国家試験の実技の項目に入っているのです!!

 

眼鏡は、「だだ見えるだけ」「ただかかっているだけ」「ただフレームにレンズが入っているだけ」でも眼鏡なんですが、快適な眼鏡となると、そう簡単ではないのです!!!

 

当店は当然どの項目にも手を抜く事のないだけでは無く、最高な状態で顧客様にお届け出来るように、日々努力を惜しむことの無いように頑張っています!!

 

今回はその中の「フィッテング」の勉強会です!!

 

閉店後にも及ぶため、まずは腹ごしらえです。

 

折角ですので、老舗料亭のお弁当!!

お弁当も良い仕事してますね~~!!!

(鯖江の中松さん(料亭カフェ茶癒))

(嫁の実家でもあります)

(豪華なお弁当も会議費で経費で処理します)
(ホワイト企業ゆえ残業代もでますよ)

 

腹ごしらえをしてから・・・・

 

横田流フィッター(店長)が講師になり・・・・

僕の顔に練習用フレームを僕の顔にフィッテングしていきます。

 

同時に4人の被検者になる事で、僕自身も色々体感出来て凄く参考になりました!!

 

段々良い感じになって行く事や、ある程度良い感じだったのが違う箇所をフィッテングしたとたんバランスが悪くなったり・・・・(笑)

 

人間の鼻1つと両耳があれば、メガネをかける事は出来ますが・・・・

人間の顔は千差万別で、気持ちよくメガネかけるには、細かい微調整(フィッテング)が必須になります。

 

当店でお買い上げいただいた方のメガネのフィッテング代は、当然メガネ代に含まれています!!

 

他店で購入したメガネのフィッテング代は・・・・・

 

スポーツ用具や靴や洋服などのフィッテングは購入の際に合わせるだけで良い事が多いのでしょうが、メガネの場合使用していると、曲げたり変形したりして都度修正が必要になる事が多い商材な気がします。

(信頼できるメガネ屋さんで!なるべくなら当店で!!)

 

「フィッテング」「レンズ加工」「視力検査」なフライスレスな技術の原価は結構高かったりします。

こういう技術も将来はAIが出来るようになるのでしょうか。

 

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フェイクニュース

技術的お話

いきなり、○×クイズです!!

問題1.

UV(紫外線)カットしていないサングラスは、瞳孔が開いたうえで紫外線が目の中に入る為危険です。○か×か?

問題2.

メガネのUVカットレンズは経年劣化して紫外線を通すようになるから、注意が必要です。

○か×か?

 

一見、UVカットされていないサングラスは危険に感じますネ

UVカットレンズは経年劣化で紫外線を通すように感じますネ・・・・

 

数年前にもネットニュースで流れてきた記事です・・・

ネットニュースで話題になるぐらいなら本当と思ってしまいますよね(笑)

多くの(一部の)メガネ屋さんも鵜呑みにして、注意勧告を出してたりしましたね・・・

 

また最近同じような内容のネット記事が出てたりしてて・・・・

 

当店の4年前のブログの画像を使わせてと、知り合いのメガネインフルエンサーさんがX(旧ツイッター)で取り上げたのが、ネットニュースに取り上げられました!!

 

https://otakei.otakuma.net/archives/2024012003.html?fbclid=IwAR1rwL_2mOlXc9y5qhCwzhk_RwkCAQhLWavrywlTUbu0IBP2hDoL4lyDJU8

 

 

https://article.yahoo.co.jp/detail/e4e2760c1d4aa72735f515451178248eebd33f96?fbclid=IwAR20BFCh8r-hmiPpqGjaUCdARws5i7WZ91dSsd5EDjVqq9NtQdLj8LLIvqs

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/48819bcd5f77ede2f3c0fbcfdb11ca780a3afc30?fbclid=IwAR0pVfiSkp5LzWpDI2HJhgzwU_VwpY18kTgpIOISIi1yEhW-95tXFPCzYO8

 

サングラスが古くなると紫外線を通す??

↑4年前に書いた元の記事です!

ちゃんと実証実験をして、根拠のないデマを修正した良い内容ですね(笑)

(多くの方が興味がありそうな内容だと、プレスリリースの仕方によってはバズちゃうんですね(笑))

 

冷静に考えれば、瞳孔が開くような濃いカラーのレンズで、バンバン400㎚ぐらいの波長の紫外線をバンバン通す事が出来たなら、光(学)の概念を変える大大大発明です!!

その技術をもって、屋内で(人口灯無し)植物を育てる事も可能になるはずです!!

食糧問題どころかエネルギー問題をも解決できるはずです(笑)

 

上の方の取り上げられた記事の中で、百均や雑貨店のサングラスは違う事もあるみたいな注意が入っている記事もありますが・・・・本質を理解してない(汗)

 

あっ・・・

最初の○×問題の正解は、いずれも×でした!!

 

じゃサングラスの横から入って来る紫外線は!!と言う方もいるかもしれませんが、サングラスをかけていない事と比べると雲泥の差です。

 

「ブルーライトカットレンズが近視抑制を阻害する」という眼科学会からの発表も、このブログである程度否定してました。

(過去ログを検索してみてください)

(長い物には巻かれた方が良いのでしょうか)

 

コロナ禍の初期の頃にトイレットペーパーがスーパー等から消えた事もこのブログに書いた記憶があります。

人間の脳は、思い込みで行動してしまうように出来ている事をご理解ください。

 

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ヒヤリハットなのガバナンスなの?

未分類

当店では度数測定をする時に色んな角度から検査してその数値を考慮して最適に近いかどうかを判断しながら度数を決定していきます。

 

化学の発達で、最近の測定機器はそうとう進歩しているのは間違いない事実!

(海外の説明に出てくる言葉に変えると「テクノロジー」なので今後はテクノロジーを使おっかな)

一番代表的な他覚的に測定する機器に「オートレフラクター」という機器があります。

メガネ屋さんや眼科さんで測定した方ならほぼ100%が経験していると思いますが、顎を乗せて機器の中の「気球」を見ているだけで、勝手に測定しているアノ機器

 

その測定機の数値のみを信用してメガネの度数を決定してしまうと、見えるけど快適では無いメガネが出来上がるかも知れません・・・・

割合は書きませんが、色々な角度から検証した度数と、その数値だけで判断出来る度数と最終的に同じような数値になる場合も沢山ありますが、それはそれで良いのです!

 

どうしても専門的な話なので、前置きが長くなりますが・・・・

 

先日あった事例、

物が二つ見える(複視)があって、ネットで調べていてこのブログから当店に来店されたお客様(この分かりにくい内容のブログもちょっとは売り上げに貢献しているのかも)

 

予備検査のカバーテストで大きい内斜位(みたい)がある事は確認済み

(もちろん診断していませんよ、眼の動きを見ただけですよ)

 

年齢の割には矯正視力がすんなり出ない何か違和感が・・・・

ここで当店の新兵器の出動です!!

角膜の形状をスキャン出来る装置です。

(これも診察ではありません角膜の形状を確認しただけです)

眼球の中心が扁平な状態を機械は見逃さずに

写真中央下に「近視矯正手術眼98.5%」の表記が・・・

聞くと30年前ぐらいにレーシック手術を他府県で受けているとの事

 

注目するのは、レフの中央値

中央値がS-3.25C-1.00

(3.00㎜付近)S-3.5C-1.0

(5.00㎜付近)s-5.5C-0.75

 

通常レフがはじき出す数値は中央値なので、当店の測定は、当店のスタッフ全員が必ず雲霧した状態から測定する事が義務付けられています。

(近視の過矯正を防ぐためです)

雲霧とは、網膜よりかなり前に焦点を合うような度数、視力で言うと0.5ぐらいまで落としてから測定を始めるのです。

 

結果、今回は、雲霧した状態と思っていた度数でも視力が出にくい過矯正だったのです。

当然調節力(調節ラグ)も測って、2重に過矯正を防ぐシステムになっているのですが、そこもすり抜けてしまいました・・・・

 

装用テストで近方と遠方の確認した時に、近方が見えやすい度数にした時にその度数の方が遠方も見えやすい事に気が付いて、事なきを得ましたが、あわやJALの飛行機事故状態(例えがおかしい)

近視の内斜位だけに近視の過矯正は絶対的にNGなんです・・・・

 

レフの中央値は中心値では無い事をあらためて理解しました!!

 

特に自然界ではおこらない、レーシック手術眼の場合は特に注意が必要だと改めて感じました。

 

ま、最近はレーシック後の眼に出会う事はあまりありませんが二・三十年前に流行ったレーシックの方々が老眼世代になってきているので、知らないうちに出会っているかも知れませんね。

 

で表題の「ヒヤリハット」って日本語なのね(笑)

ヒヤリとしてハット気が付くみたいな意味なのかな・・・

ガバナンスは管理体制みたいな言葉・・・・

 

要はメガネの度数を決定するためには、使う状況をよくヒアリングして、色んな角度から多角的に考えて決定してますよ!!と言いたいのですが、この事をビジネス用語でなんと言うの?

と言うお話でした(滝汗)

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視力測定(完全矯正値)

技術的お話

めがね屋さんの用語で「完全矯正値」という用語があります。

 

完全に矯正する値・・・・

文字からだと意味がよく解らないですね・・・・

 

定義は、近視(マイナスレンズ)での矯正の場合は「最高視力での最低度数」

遠視(プラスレンズ)の場合は、「最高視力での一番プラス寄りの度数」

図

要は、網膜に対して内側で焦点が合う度数・・・

(分かりにくいですね)

 

ただ、測り方次第ではこの基本となる「完全矯正値」の数値が違ってしまうのです。

(完全矯正値を考慮して装用値となるメガネの度数を確定します)

 

人工的な眼があったとしたら、その眼の完全矯正値はどのような状況でも、誰が測ってもそんなに違いが出ないと思いますが・・・・・

 

人間の眼はそう簡単ではないのです。

 

一番の障害は、調節機能(変化する)がある水晶体を通して測定するために、水晶体の調節をほぼゼロにして測る事が大前提です!!

 

特に若年層は調節力が多くにある為に注意して測定しないといけません

 

当店の視力測定の視標は「ひらがな」と「ランドルト環」([C]のやつ)があるのですが、僕は主に「ひらがな」視標を使います。

理由は耳で確認出来ますし、どの文字をどう間違ったのかで、乱視の矯正にも役立つからです。

(ひらがなが読めない外人さんはランドルトを使いますが)
(自動車免許の更新の場合は最後にランドルトで確認します)

 

それなのに今どきの小中学生は直ぐに「わかりません」と答える(苦笑)

オジサン世代になると間違っていてもタマタマ正解するかもしれないので、一生懸命みて何となく見えれば間違っているかもと思ってても答えるのに・・・・

(俺が小中学校の時のIQテストの時などは、終了まじかの時に問題に取り掛かれなかった問題の解答用紙に適当に数字をババーット書いていったのに(笑)

(それがタマタマ正解していたのか「丸山君は頭のネジが1本多いせいでか間違うね」って言われてた(笑))

 

たぶん今どきの小中学生は、間違う事が嫌で何となく解っても間違いたくなく「わかりません」と答えてる気がする・・・・

そんな時は「間違えてもいいからね」と言っても「わかりません」「どう間違えるかが重要だから答えてね」と言っても、最初ちょっと答えても後には「わかりません」・・・・

 

なぜこんなメンドクサイやり取りをして、時間が余計にかかってもそうしてるのは、意地悪をしている訳では無く、一生懸命遠方の視力表を凝視する事により調節が抜けてくるのに、パット見ただけで「わかりません」と答える小中学生の多い事(謎)

 

逆に高齢者になれば、見えていないのに一生懸命考えて間違って答える傾向が(笑)

(昔のTVのクイズ番組に、答えがムチャクチャな高齢者のみの回答者の番組があったな)

 

小中学校では間違った答えの発表は、恥ずかしいというのが根底にあるのかもしれない

 

え~~最初に書きたかったと思える内容と違う気がするのですが・・・・・

 

結論は当店では色々考えて度数を決めていますので、是非メガネを作る時には当店を御用命くださいませ!!

 

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近視進行を抑制する方法

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実に簡単な方法があります!!

2,700年前の稲作が伝わる前の時代、狩猟時代の生活をすれば良いのです!

 

スマホを止めて、読書も勉強も止めて、明るい昼間に交感神経を研ぎ澄まし、命をかけて猟に出て暗い夜は副交感神経で寝る・・・・

遠方視力が悪ければ獲物を捕らえる事が出来ずに餓死してしまう世界・・・

 

僕がこの業界に入った約30年前は、近視は水晶体が調節した状態で固まって近視化すると教わったような気がします(うろ覚え)(ある意味間違っている情報です)

 

図

近方を見る時に水晶体が調節して屈折力を上げて近方視

この調節が続くと遠方視した時も調節が抜けずに、網膜に焦点が合わずに近視化する。

この現象を冷静に考えると、調節力以上の近視化はしないはずなんですね・・・

ま、10代の調節力は13Dぐらいあるので検証は難しいのですが・・・

 

現在の考え方は、水晶体の調節が耐えれなくなって、眼軸が長くなる

のが、眼軸長を測れる眼科機器が開発されて実証されつつあります。

 

ま、いずれの説も近くを見る事が生活の主となっている事に由来するのは間違いのない事実で、世界中で近視化が進んでいるのも事実です。

 

現在社会で2,700年前の生活は無理なので、近くを見た後に遠くを凝視する事を推奨します。

目安は2時間近方視した後は20秒遠方視する事。(この時間に1次的エビデンスはありません)

遠方視もボーと見ていてもあまり意味が無く、狩で獲物を探すぐらいの凝視が必要です!

あとは、眼球を上下左右に動かす、眼球運動。眼球を動かす眼筋と水晶体を動かす毛様体筋は連動しているので、眼筋のストレッチにより毛様体筋もニュートラル化していきます。

 

あと、若年層の弱すぎるメガネ(又は視力が悪いのにメガネをかけない)も近視を進行させる要因の一つになります。

よく「メガネをかけると近視が進む」という話を信じている方も多くいますが、確かに強すぎる近視の度数のメガネはNGですが、弱すぎるメガネも問題なんです。

弱すぎる視力(メガネ)だと、遠方にピントが全く合わないので、水晶体や脳は遠方を見ているという自覚が無く指令が行かないので遠方視していないのと同じことなんですね。

 

 

裏技の訓練にはこの方法も!

光の波長(色)によって屈折率が違うので、眼鏡屋さんでは、この視標

を検査の中で必ず使用します。

(波長の屈折率だけを利用するなら、赤と紫を利用した方が違いが大きいのですが、赤と緑は反対色なので、屈折率以外の利点もあるのです)

 

 

もう一度前の図を見てください!

網膜に対して、赤色と緑色が均等に前後している状態が正視状態だとします。

(本当は紫色が緑のちょい前にあるのですが)

 

この正視状態から遠方で赤色(上の図の6と8)がはっきり見えるように目を凝らす事が出来たら、眼軸が伸びた(近視化)事になり、緑色(上の図の9と3)が強く見えるようになれば眼軸が短く(遠視化)になったと考えれますね!!

又は水晶体が変化(近視化OR遠視化)したとも考える事が出来ます!!

 

で僕自身も、訓練して緑色の中の数字(9と3)をフンと凝視して、フン!ファ~・フン!ファ~とフン!とすればファ~と緑側が濃く感じる事が出来るようになったんです!!!!!

(赤緑同じ濃さから緑色が強く見えるようになったら近視抑制です)

 

スゲー!!!!!!

と超感動したのですが・・・・・

 

その後3日間片頭痛が酷かった・・・・・・

全然違う事から片頭痛になったのかも知れませんが、その後怖くて実証していません(汗)

(無理な訓練!?じゃなく誰か実証してくれないかな)

 

2時間近方視の後の30秒遠方凝視はそう無理がかかりませんのでご安心ください(笑)

 

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