武生店
紙カルテ 電子カルテ
当社での、カルテの電子化は、兄貴がシステムエンジニアだったことから約30年前から始めています。
ただ当時のカルテは、住所や名前の個人情報と、購入したフレームの品番レンズの種類とその度数だけで、詳細は紙カルテを見ないといけないシステムです・・・・
販売した時のちょっとした注意事項などは、紙カルテに書き込んでいたので、常に紙カルテは必要なのです。

まだ隣のラックにも大量のカルテが・・・・
電子カルテがあるおかげで、検索が出来て紙カルテが出てきたり、ダイレクトメールや、統計等が出来て便利なのですが・・・・
度数決定における、途中経過の様々な検査の数値は紙を見ないといけないのです。
2年前に電子カルテを作り直したのですが、外注先も基本ソフトがマックのOS系なので、新規でシステムを作り直すか、今のシステムを手直しするか検討した結果、エンジニアさんが基本ソフトを勉強してもらって、1年前にバージョンアップの方向でなおしました。
当店の検査項目は、普通より多いので、データーを入力する作業が増えたのと、紙面も画像データで残す事にしたので、業務は大変になりました。
(検査項目の普通ってなに)
実際に、買い替え時に過去の詳細データが必用な場合はそう多くはないし、メガネの買い替えサイクルは、平均4年と言われており、実際に紙を無くす日は、あと4,5年先になるかと思います。
(遡って入力すればもっと早くなりますが、莫大な時間と労力が必要です)
今、これを書きながら思ったのですが、普通、電子システム化する事は、仕事の効率を上げる事ですが、今やってる詳細データを電子化する事って、入力の手間が増えただけで効率化は出来ていない(汗)
でも今日も検査の時、前の前の時はどうだったか、とか家族の度数と比べたりとか、紙カルテをペラペラ捲って、凄く参考にしている場合が多いような気がします。
ただ、電子カルテの過去のレンズはP1W(遠近両用)ってなっていて加入度が無いのでおかしいな・・・と思って紙カルテを確認したら、BW(ブルーカット)となってたりして・・・・
(俺の字が汚すぎるのか)
手間は格段に増えましたが、これもそれも、お客様に快適な度数のメガネを提供したいと思う気持ちに他なりません!!!
やっぱりブログを書くのは、自分の気持ちを整理出来る気がしますね。
で気持ちを整理した結果は・・・・・・
詳細データーを電子化したのは、自己満足だけのような気がします(苦笑)
(スタッフもこのブログを読んでいるみたいなので、ここで心からお詫びしておきます)
基本OSがマックなので、マック系のアイパットでカルテをクラウドで見れそうですが・・・・
詳細データを電子化しだしたのが約2年前だから、10年遡る詳細データまで見れるようになるためには、後8年かかる計算ですね(汗)
そんな当店の1番のお宝を、明日模様替えの為

大移動です!!!!
あれ・・・・
店舗改装時の時は、中身を入れたまま鍵付きロッカーを移動したっけか???
(その時は男手がいっぱいあったからか)
[コメントする]国家検定「眼鏡製作技能士」1級 第一期生

過去にも、このブログでネタにした、国家検定「眼鏡制作技能士」
https://heart-land.jp/archives/47066
(めがねの国家検定がはじまります)
https://heart-land.jp/archives/46257
https://heart-land.jp/archives/43244
https://heart-land.jp/archives/47093
(明日はお受験)
お受験した、結果が昨日発表されました!!
当店から2名が受験しました!!
(後1名は昇級試験に合格してからの方が良いと判断して、来年受験予定)
同日、同時間に、僕と嫁が同じ問題を受けたのですが・・・
(時間と日にちが違う場合があるので5通りの問題がありました)
試験直後は100点の自信があったのですが。嫁と答え合わせをした時に、2問の間違いを教え子である嫁に指摘されました(汗)
で、解っていたのですが、やっぱり昨日来た通知によると、僕2問、嫁1問間違えて、結果嫁に負けましたが・・・・無事合格する事が出来ました!!!!
間違えた問題は、3Rの問題
https://heart-land.jp/archives/47503
これは、二人共に間違えました
と、コンプライアンスの問題
(コンプライアンスは法令以外にも社内規定(就業規則)も含まれる)
まどちらの問題も、眼鏡の専門知識の問題では無かったので良しとする、と言い訳しておきます。(これだけネタにしたのでもう同じような問題は間違えないはずタブン)
[コメントする]年末恒例行事
当店の年末恒例行事の一つに、来年のカレンダーの袋詰めがあります。
流行り病があっても、時間は正確に過ぎていきます。

しかも、東京メガネ祭り(IOFT等)で仕入れた新作が、色々到着していて、店頭もご覧の有様で、ご迷惑というか・・・・超ガチャガチャしています。
何故バックヤードでやらないの?というご指摘が来そうなので言い訳をすると・・・・
もっともっとバックヤードは戦場になっているからです(汗)
今年も好評の年末感謝祭は開催いたしますので、よろしくお願いします!!
(勝手なお願いは、感謝祭当日は例年込み合いますので、もしゆっくり見たい方は事前購入をお勧めいたします)
上の写真と同じカメラのSDカードのホルダーにあった写真が、これ・・・・

何で和服着物の写真が????あるの???
とじっくり考えた結果・・・・
先日の皆既月食時のブレブレの写真でした。
シャッタースピードが遅くなるから手持ちではブレブレでした。
[コメントする]メガネの白化と温泉(ph)
アセテイトやセルロイド系の天然パルプから取り出したセルロースで作られた、メガネ素材(主にプラ枠と呼ばれる)は汗や皮脂が素材にしみ込んで、白く白化するのは有名ですが、今回は金属フレームが白化した例を紹介します。
表題に「温泉」と書いてしまっているので、原因の想像が容易に出来ますが(笑)


いつもビフォーの写真をしっかり撮っておけば良かったと思います・・・
全体が白~~く白化していたのを中和させて取り除いた後、レンズの溝や、鼻パットにまだ残っていた一部だけを写真に残せました。
メガネレンズやフレームは、アルカリ性や酸性に弱い事は有名で、洗剤を使用する場合は必ず中性洗剤を薄めて使うのが鉄則となっています(特にメガネレンズ)
このメガネは水分が残りそうなところ(拭きにくいところ)が特に白くなっていました。
たぶん酸性が強い良い温泉に行ったのでしょう!!!
(先日別の方も購入後数カ月のメガネレンズのコーティングが白く溶けていたんので「凄く良い温泉に行きませんでしたか?」と聞いたら強酸性の温泉に行っていたみたいです)
(東北や北海道に強酸性のいい温泉は多いみたいですね)
先日家族で黒部の秘境の源泉かけ流しの温泉に行きましたが、弱アルカリ泉で、レンズやフレームにそう影響が無かったです・・・・
(様子はこのブログにもアップしました)
(僕自身過去に強酸性泉も強アルカリ泉も入った事がありません)
このフレームの白化したところは、中和して綺麗にするのですが、アルカリ性も酸性もどちらもあまり良くないので、強中性洗剤を使用します!!!!
ペーハーの値は1~14で、低い方が酸性、高い方がアルカリ性でより数値が大きい(小さい)方が強アルカリ(強酸性)なんで、中間の7が中性で、中性には強中性というのは無いのですが(笑)
皆様も温泉に行った時は、眼鏡を真水ですすいでから水分を拭きとる事をお忘れなくお願いします!!!(弱アルカリ泉や弱酸性泉も含む)
[コメントする]お勉強会
お弁当を用意して、営業時間外のお勉強会です!
今回は、「検眼」
ケンガンという言葉は医療用語らしく、医療行為が出来ない我々眼鏡店は、使用してはいけないみたいですので、ここでは「視力測定」がいいのでしょうか?

ホロプターを使用して、今何の検査をしているかを声に出してするのですが、被検者に聞く言葉か、検査の説明かが、言葉だけでは区別が難しかったりします・・・

この自覚検査は、新しく創設された国家試験「眼鏡製作技能士」の実技試験の3つの内の一つです。(他に、加工、フィッテングの3教科)
国家試験は、電動のフォロプターを使用しないで、試見用のかけ枠を使うので、電動フォロプターに慣れ過ぎていると、練習が必用ですが、やっている事は同じです!!
電動フォロプターの方が、デジタルで一瞬でレンズを入れ替えれたり、乱視度数の球面調整を自動で行ってくれるために、時間短縮は圧倒的ですが、基本をしっかり解っていないとどの検査方法でも沼にハマってしまうため、勉強は常に必要です!!!
国家資格の実技の片眼づつの自覚検査は基本通りにすれば、そう難しくは無いのですが・・・・
人間の目は二つ合って、近くも見るし遠くも見る、脳も補正をかけるし、生活環境も違うし、見る目的も違う・・・・・・
国家試験の視力測定(完全矯正値)から後の、どのような目的でどのような度数にするのが大変難しいのです!!!
見えるだけの眼鏡の度数でいいなら、比較的簡単に出来ますが・・・・・
快適に楽に見える度数は、奥が深すぎるのです!!!!
でもご安心ください!!
ほとんどの方は、上の二つの度数(見えるだけの度数と快適に見える度数)にさほど差がありません。
でも・・・それなりの割合で、二つの度数の差がでるのです。
度数が良くても、レンズ加工や、フィッテングで折角の度数を台無しにしてしまう場合もあります。
それから、レンズの設計のマッチングも快適なメガネにするためにはとても重要です。
それには、レンズ設計の知識だけでは無く、ユーザーが要望する状況を正しく聞き取れ把握して、ユーザーに正しく説明出来る力が必用になります。
これは座学だけではなかなか身につかなく、経験値が必要になるところが、承継するのが難しいところですね・・・・
当店では、お客様の見え方見られ方満足度を上げる為、日々努力しております。
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