鯖江のメガネ ブランディング
福井県鯖江市は眼鏡の世界的産地であります。
総数量でいくと、某国に圧倒的な差をつけられていますが、高級品(高精度)でいくと今のところ世界最高と言っていいでしょう。
日本国内だけでいうと、生産数が96%を占める「めがねのまち」も間違いではないです。
(厳密には鯖江市だけでは無く鯖江方面ですが(笑)
ただこのポップの中に、間違いがあります・・・
(そんなに大きい間違いではありませんが)
写真のステンレス製のメガネのオブジェが現在は「赤色」に塗られているんですね・・・・
このオブジェは鯖江駅の真ん前に設置されていて、僕たち地元民は結構目にするので、結構な違和感が(笑)
当社も所属するボランタリーの本部(東京)が制作した物で、そう目にする事がないので違和感が無かったのでしょう・・・・
(実際最初はステンレスのままでピカピカの銀色でした)
鯖江(福井県)は自治体としても主力の産業の一つで、市役所にも県庁にも専属の部署があるほどです。
地元自治体も眼鏡小売りも鯖江のメガネのブランディングはウインウインの関係にあるわけですが・・・
一部の市民の意識は低く・・・・
(もう過去の話になりつつありますが)
(さらに…)
[コメントする]新規のお客様へお願い
お客様の目を見て眼鏡の度数をお客様と一緒に決めるのですが・・・
そのお客様の使用する環境や状況によって決定する度数は変わってきます。
特に調節力が低下した、第二次成長期(老齢期)の方には、詳しく尋ねる事が多くなります。
(成長期 ➡ 安定期 ➡ 第二次成長期)
安定期のお客さんは、使用する状況はそう重要ではない訳ではないのですが、今までの眼鏡の見え方とどう違う(替える)のかの方が優先度が高くなります。
当店の電子カルテには、二十数年前からのデータを厳重に管理してますので、過去に購入いただいたメガネの度数はメガネを持ってきていなくても判るのですが、新規のお客様は当然解りません。
度入りのメガネをかけてきてくれれば、その度数を調べるのは数秒で解るのですが、コンタクトレンズだけで来店されると、こちらが解る情報がグンと下がります。
特にハードコンタクトレンズを長時間装用後は、角膜のカーブ等がハードコンタクトに影響を受けてしまう事が多いのです。
(使い捨てのコンタクトレンズの場合はレンズ自体が凄く柔らかいため角膜に対する影響は少ないし、コンタクトレンズの度数もパッケージに明記されているので、こちらの知りたい情報が少しは増えますが、パッケージが無ければ度数が解らない場合が多いです。)
文字での説明が難しく前置きが長くなったのですが・・・・
当店で初めてメガネを作りに来られる場合は、出来たら今まで使っていたメガネをお持ちいただいて、コンタクトのパッケージもお持ちいただくと、より納得いくご説明が出来るかと思います。(当店だけでなく初めて行くメガネ屋さん全部に言えますが)
先日同じ日にあった事例 2件のご紹介
二組共新規でコンタクトのみで度数が解らずご来店です。
折角来ていただいたので、眼鏡を持ってきて下さいとか、コンタクトの度数を調べてきてくださいとは、なるべくならないようにします。
持っているメガネ(コンタクト)は何年前に購入したものとか、その眼鏡(コンタクト)はどれぐらい見えているとか、その時度数を変えたとか、その他いろいろ質問して、その度数を絞っていくのですが、メガネが有ればそのメガネの度数は一瞬で解るのです。
今書きながら思ったのですが、逆に質問しすぎて不安になるのでしょうか?
事例1件目
新しく作ったメガネが強く感じるとの事で再来店いただきました。
今回は、購入時に持ってなかった今までのメガネとコンタクトレンズのパッケージを持ってきてくださいました。
結果は、
旧眼鏡・コンタクト共に利き目の方の度数が弱く、バランスが悪かったのですが、それに脳が慣れてしまっているので、クッキリ・立体的に見えるので強く感じてしまっていた事。
決して強すぎる(過矯正)では無いのですが、脳は良くも悪くも、バランスが悪いメガネに慣れてしまっているので、今までと違う事(違和感)と感じてしまうのです。
購入時に説明出来ると納得して理解してもらってから購入いただけるのですが、購入後の説明ではこちらが入れ替えたくないために言い訳してるように聞こえかねません。
今回は、過去のメガネをかけてもらって検証出来たので、ご納得いただけましたが、お客様のご希望なら過去の度数に入れ替える事も無料で出来ます。
事例2例目
新しく作ったメガネが弱くて見えにくい。
コンタクトレンズのパッケージをご持参いただきました。
比べてみると、購入いただいたメガネの度数より強いコンタクトレンズの度数でした。
近視の場合、コンタクトレンズの度数とメガネの度数が同じ場合、コンタクトレンズの方が強くなります(網膜とレンズの距離が離れている方が弱くなります)
当店のメガネの決定度数は、近視抑制を考慮したマイナス調節を意識した度数にしております。
安定眼位↑
マイナス調整時
特に近くを見つづけたパソコン等の後は、調節が完全に抜けないと遠方視力が出にくくなります。
今回の事例2は、コンタクトレンズの度数は変えれないので、説明したうえでメガネの度数を無料で交換いたしました。
当店では一定期間内なら、1回は無料でレンズ交換をお受けいたしております。
(何回でも無制限に交換する事は経営的に出来ません)
(製品が不良品だった場合はこの限りではありません)
(ほんの一部無料交換に応じられないレンズもあります(購入時に説明はします))
(15歳以下のレンズは度数変化の場合等は1年間無制限で交換出来ます)
この2例の場合は、最初に使ってるメガネやコンタクトの度数が解っていれば、再度ご来店いただく手間が無かったような気がします。
この2例とも、こちらから再来店の際に古いメガネやコンタクトのパッケージを持ってきてと伝えなくても持って来てくれたのは、最初の購入時の測定に旧度数が解らないことに不安を感じさせてしまったのでしょうか???
(言い訳では無いのですが、旧度数が解らない場合でも、再検査になる事はほとんどありません)
(見えにくい等のレンズ入れ替えは喜んで受けさせていただいてますが、なるべく当店の女性店員に伝えて下さい)(苦笑)
[コメントする]副虹
2021年8月21日の福井新聞に「幸運運ぶ?二重の虹」というタイトルで副虹の記事が載っていました。
(周りはコロナの記事ばかり)
眼鏡士たるもの、虹の色の順番を解っていないといけません!!
ここ試験に出ます!
(問)虹の一番上(外側)の色は何色でしょうか?
では、一番(内側)の色は何色でしょうか?
光は波長(色)によって屈折率が違うので、虹が見えるのですが、一番外側は屈折率の少ない色が来ます!
(ちょっとしか屈折しない為)
一番内側は屈折率の高い色が来ます
(ぐんと屈折するため)
もうわかりましたね!!
一番外側は屈折率の少ない「赤」が来ます!!!
外側は世界中が同じ答えなのですが、内側は国によって違うのです・・・
(ヒントは紫外線と赤外線)
https://weathernews.jp/s/topics/201807/240205/
この光の色(波長)の屈折率の違いを検眼に利用している記事を過去にかいてますね。
https://heart-land.jp/archives/42444
オズの魔法使いの主題歌
http://www.worldfolksong.com/popular/musical/over-the-rainbow.html
「虹の向こう側」には物理的には絶対いけません・・・
虹は太陽の虚像だからです・・・・
(ここ試験に出るかもしれません)
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