眼科さんとの連携
国家検定「眼鏡作製技能士」の目的の一番「眼鏡技術者が眼科専門医と連携しつつ、国民により良い眼鏡を提供し、目の健康を守れるよう、眼鏡作製の技能を高めていくことを目的とし、眼科専門医との連携」を上げています。
https://www.megane-joa.jp/about/
ここから抜粋
今回紹介する事例は、約5年前にクモ膜下出血が原因?かで物が二つ見える複視でお困りで当店を訪れていただいたS様
車椅子でご来店いただき、大きいベースアウト(内斜位)の眼鏡を購入いただいて複視は解消できました・・・・
(当然その前に眼科は受診されていて目に問題は無いとの診断後です)
今回はそのS様が、その1年後に購入いただいたメガネが見えにくくなったとの事で来店いただきました。
前回は車椅子での来店でしたが、今回は杖を使ってですが自力で歩いて元気にいらしゃったのです。
予備検査の段階で違和感があったので、OPDスキャンで見て見ると・・・
(OPDスキャンは全員には使用しておりません)

この状態・・・・
眼鏡作製技能士は、当然診察も診断もしませんが・・・
とりあえず眼科さんを先に受診する事を勧めます・・・
医師では無いので、症状等紹介状的なのはかけませんが、現在の常態と比較出来るように、過去のメガネの測定データ等は参考に出来るようにお客様に渡しています。
(かかりつけ眼科で無い場合は過去の常態は解らないので)
で、10日後再来店いただいた時の画像が

クモ膜下を治療した病院の眼科さんで診てもらって、問題なしの判断で・・・
大きい病院だったので、かかりつけ病院を受診してから来てくれと言われたそう・・・・
眼科を受診した時は自然治癒してたのかもしれませんね
で改めて度数を見て見ると・・・・
今のメガネで問題はなく、見えにくかった視力も回復されていました
折角なので最初に作ったお手元用のメガネを御新調いただきました。
物が見えにくくなった場合、メガネの度数が合わなくなったと思ってメガネ店を訪れる方もいるかもしれません・・・・
急に見えにくくなった場合は、先に眼科の受診をお勧めいたします。
これからも、違和感に気が付かなく受診をお勧めしないで、メガネを売っちゃうことの無いよう精進します!
[コメントする]寒波を終えて・・・
温暖化温暖化と騒がれてますが・・・・
寒い国や寒い地方は温暖化した方が暮らしやすかったりします・・・
日本列島の東側は太平洋なので、日本で出た二酸化「炭素」は太平洋に吸い込まれて海産資源のエサになったりします・・・視線を変えた見方は真逆になったりしますので周りに流されずによく自分で考えてネ(笑)
今年の冬もしっかり寒波は来ましたね

雪どけして、駐車場に高く積まれた雪の壁はなかなか解けません。
で、捨てるところも無いので、

一台分の駐車スペースで天日干しwww
スコップでの雪かきは、運動不足で出来た50肩にとっては、凄く効果がありました!!
人間の身体は、甘えさせ過ぎると良くありません!!
同じように人間の眼も甘やかしすぎると良くないのです(酷使はもっとダメですが)
遠方を凝視したり、上下左右をしっかり見たりして、眼の筋肉と機能のストレッチをしましょうね!!!
[コメントする]両眼視機能検査
当店はメガネ専門店としての当店の強みの一つに「快適なレンズ選び」があります。
快適なメガネレンズ選びとは①快適な度数選び②快適なレンズ加工③快適なフィッテングで、国家検定の実技試験の内容となっています。
国家検定試験の1級の実技試験・学科試験でも深く踏み込んでいない、一歩上の検査「両眼視機能検査」を当店では取り入れていて、当店の強みの一つにもなっています。
海外の業務独占のメガネ度数検査士には必須科目となっているみたいですが、日本の名称独占の国家検定技能士には、そこまでは今のところなっていません。
それには色々と理由があるのですが・・・ここでは割愛します。
先日「視機能的な検査をしてるとの事で予約をしたいのですが」とお電話で予約をいただきました。(当店は完全予約制ではありませんが、詳しい検査をお望みの新規の方や遠方からいらしゃるお客様は予約をいただくこともあります)
この予約をいただいたお客様、予備検査では、そう大きい眼位のズレも無いし強度でも左右不同視でも無いのですが、輻輳近点だけは遠い・・・・
ある自覚症状はあって眼科での検査も受けてきたいたのですが眼科(眼病)的には問題無いとの事でした。
ホロプターを活用して自覚検査に入るのですが、片眼づつの矯正値にも問題は無く調節力は多少年齢より弱めですが問題はありません。眼位検査に入り眼位自体は問題ないのですが、輻輳余力が少ない(モーガンの標準値と自分の経験値から比較)
ちなみに自覚値の完全矯正値は
RV=S-0.75C-0.25AX90 1.0(裸眼視力0.3)
LV=S-1.75 1.0(裸眼視力0.1)52歳女性
で左右差あると言えばあるのですが・・普通は問題にしない程度・・・
ま、「何も問題がないですよ」と思ってしまいますが、モノビジョンになっていました。
遠方を利き目である右眼で見ていて、近くを左目で見る感じで両眼で融像視してみていな
い・・・
別に片目つづの遠近モノビジョンでも、日常性格には何の問題も無いのです・・・
「ワシは60歳になってもメガネが要らないんじゃ」って自慢されている多くの方が左右で遠方近方を見分けているモノビジョンの方なんですね(笑)
この方に現状の状態を伝えて理解いただいた後に、輻輳余力の足りない分をプリズムレンズで補足して、ブロックストリングス(このブログの過去の記事参照)で簡単な練習をすれば両眼融像立体視も出来たので、何歳ぐらいからモノビジョン的眼の使い方をしていたのか???
さあ原因も解った後のここからが、お客様にとって重要なんですね・・・・
これまでもそう日常生活に問題が無かったモノビジョンを続けるのか、両眼融像視の眼と脳の使い方をするのか・・・・
我々はアドバイスは出来ますが、決めるのはユーザー本人なんですね
「わたし結構目が疲れて、なんかないかと思ってここにきたので・・・」
って言われますので、
「いまから、普通の人が普通に行っている両眼視が普通に出来るようになるまでは、今までサボっていた目も脳も疲れるし、メガネの常用も必須になりますよ」
そうなんです、ちゃんと眼に合わせたメガネを作るだけで、全てが解決して即快適になる訳ではないのです・・・・
人間の脳の補正機能は凄くて、間違ったメガネや眼の使い方にも補正をかけて普通に生活が出来るようにしてしまっているんです。
補正がかかったいる眼や脳にいきなり本来の適正な度数をかけさせても、見えるけど今までと違う違和感がでて気持ち悪くなってしまう事が多くあるので、ユーザーの理解と努力が必要になるのです。
これもユーザーによって個人差があり、そこを見分けるのも眼鏡専門家の技術の一つではないでしょうか。
問題がある眼の場合でも、検査自体の時間より、状況のヒヤリングや、状況の説明に多くの時間がかかってしまうのです・・・これもご理解の個人差が多くありますね(汗)
ビジネスだけを考えれば、ここまで深く考慮してメガネを提案しないほうが楽で時間もかからず設備や知識に投資もいらないのですが(笑)
ご安心ください!割合は書きませんが多くの方がここまで考えなくても大丈夫な眼をお持ちですし、考えないといけない眼をお持ちでも、自身がそういう眼だという自覚があまりありません・・・
単純な視力以外は他人と比較できないのです・・・・・
ただ、快適では無いメガネを知らずに(自覚無し)かけている方も・・・・
当店では色々考慮して快適なメガネになる様に、ご説明してご理解いただいて上でメガネを作製しております!!
[コメントする]クロムハーツ・クリスマスギフト
今年も、クロムハーツからクリスマスギフトが届きました!!
今年(昨年)のギフトはちょっと遅れてたみたいで、年が明けてから届きました
このノベルティは、クロムハーツのVIPユーザーと、我々頑張った一部の正規取扱い店に贈られるもので・・・・どういう条件で選ばれるのは、アメリカ本社の意向で謎だそうです。
当店は取り扱いを開始してから継続していただいています!!
これも一重に当店でクロムハーツをご購入いただいている顧客様のおかげに他なりません!!
今回のノベルティは!!!!

たぶん、ドアのストッパー!!
ゴムで出来ているので、消しゴムかも・・・・・
メガネのディスプレイっとしても使えそうですが・・・・・・
そんな使い方をしたら、怒られそう(笑)
[コメントする]乱視とは・・・
座学で学ぶ乱視とは、

眼球の縦と横の屈折力が違う場合・・・
よく例えられるのが、バレーボールとラグビーボールの違いと
上の図のように、補正前は縦のラインは網膜の後ろに焦点があって、横のラインが網膜の前に焦点が合っています。
この目は、ミックス(混合)乱視の直乱視となりますね(試験に出るところ)
眼鏡店や眼鏡学校で学ぶ場合一番最初の方に学ぶ内容なんですが・・・・
天然(自然)に出来る人体に、こんなに奇麗なレンズが出来る方が奇跡!
生命を作った創造主(進化)は、奇跡のような人体を作り上げましたが、全員が完璧ではありません・・・
今回の事例は、そう単純ではない天然な事例・・・
あくまで病気ではありません、持って生まれた特徴です。
当店では、自覚検査を進めている時に違和感がある場合には、眼球の形状を確認できる装置があります!OPDスキャンという機械で、同心円上の光を角膜に当てて角膜の形状をスキャン測定する機械です。

一見、強度近視の直乱視に見えますが・・・・
左右の度数は、ほぼ同じなのですが、上下の度数(屈折力)が違うのがお判りでしょうか・・・

上下の屈折力が上方は強く、下方はそう強くない・・・
いわゆる、遠近両用レンズのような状態なんですね。
眼から12㎜離れたメガネレンズなら、遠近両用みたいに使えるかも知れませんが、眼球自体のレンズで、視力が最も出る網膜上の中心窩は直径1㎜も無いぐらい・・・
レフがはじき出す数値は、屈折力が強い部分と弱い部分の中央値を表示するので乱視の度数は強く出てしまいますが。そこまで乱視を強くしなくても十分な視力は出ます!!
機械のみがはじき出す他覚値だけを信じてしまうと、快適な度数は出せません!
自覚的に一番視力が出る度数を、丁寧に探し出します。
このお客様、当店は初めてのご来店で過去のカルテのデータがありません・・・
当店で購入いただいた顧客様は、30年以上前から電子データで大切に保存しています。
出来ましたら初めてご来店いただくお客様は、現在使用中のメガネや使用中のコンタクトレンズの度数(使い捨てコンタクトはパッケージに刻印あり)を持って来ていただけると多角的に判断が出来ます。
こういう眼の自覚検査は、経験と実績と引き出しが重要になって、なかなか後輩に教える事が容易ではありませんね・・・・
こういう乱視の事を不正乱視と呼んでいるのですが、角膜が原因の場合は、ハードコンタクトレンズで矯正するのが一般的ですが、今回は角膜以外と考えられて(この機械が無いと解らない)
最新の機械と、人間の経験で最適な度数を探し出します!!
この機械には、見え方的なシュミレーションも出来て・・・

一般的なのは

光が真ん中に集中するのです。(大きさの比率が違ってます)
当店では、お金に換算出来ない「度数検査」「レンズ加工」「メガネフィッテング」にこだわってメガネを販売させていただいています。
視力が出るだけのメガネならどこにでも売ってるかも知れませんが・・・・
快適に見える掛けれる魅せるメガネは、どこにでも売っていないかもしれませんね!!
でもご安心下さい!ほとんどの方はそこまで求めてはいません(うまく表現できない)
当店では、ミシュランガイドでいう3星を取れるようなメガネ店を目指しています!!
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