メガネのハートランド
福井県鯖江市産の眼鏡を販売。認定眼鏡士のいるお店。
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技術的お話

スタッフブログ

カテゴリー技術的お話

加矯正 度数変化 ビジョントレーニング

お客様紹介

先日、平成元年生まれ(28歳)の女の子が来店

 

今の眼鏡が見えにくくなったとの事

 

過去のカルテを見ると、ちょうど一年前(2015年)に当店で眼鏡を購入いただいておりました。

 

目の度数を測定すると、確かに近視の度数が進んでいる・・・・

 

2012年にも購入いただいているのですが、この一年での度数の進行がハンパ無い・・・・

 

眼球自体の大きさが変化する成長期ならよくある事だが、28歳の年齢からすると、ちょっと異常な感じ・・・・

 

目の使い方や生活環境を尋ねると、一日中パソコンを見ている職種らしい・・・

 

人間の状況適合力は、素晴らしく、近くばかり見ている環境だと、近くが見やすい目にどんどん適応していくのです!!!

 

いわゆる近視化・・・・で遠くが見えにくくなる・・・・・

 

近くばかり見ていると、眼の中の水晶体というレンズが、調節(膨らんだ)した状態で固定してしまう。もしかしたら眼軸長までもが、近くにピントが合いやすく変化しているのかもしれない・・・・

 

 

普通 誰もが、遠方視力が悪くなんかなりたくない・・・

 

で、どうしたら良いか・・・

 

ここで、ビジョントレーニング!!!

 

眼を動かす6本の眼筋と、それに連動する毛様体筋を、ほぐしたり鍛えたりするトレーニング!!!

(興味がある方は是非店頭にておたずねくださいませ)

 

 

普通ここまでで話が終わるのですが、この子の場合・・・・

 

問診の中で、通常はコンタクトで、コンタクトを外した時だけ眼鏡なんです・・・・

 

で、コンタクトの度数を聞くと、「-3.75」

(最近は使い捨てコンタクトが主流でパッケージに度数が書いてあるので、大体のユーザーが自分の度数を把握している場合が多いのです)

 

その度数は明らかに加矯正(強すぎる)のです・・・・

 

 

「眼科の先生その度数で良いって言った?」と尋ねると、

 

インターネットでコンタクトレンズを注文し、見えにくいと自己判断しちょっとづつ上げていった度数を注文していった結果だそうだ・・・

 

「・・・・・」

 

 

人の見え方は、個人差があり、0.7見えていれば良く見えると言う人もいれば、1.2見えていてももっと見えた方が良いと言う人もいる。

 

この子は明らかに後者だが、あまりにもなのです・・・・

 

 

僕が検眼でよく言うのが、「夜の運転で見やすい度数のレンズを入れるのは簡単ですが、毎日使う用の眼鏡で、夜の運転の時間の割合はどれくらいあるのですか?」

 

室内で過ごす時間が多い現代において、近視の度数は強すぎない方が良いと思います。

 

 

でも、極まれにあるのが「雨降りの夜の運転がどうしてもしずらいのです・・」

 

というクレーム・・・

 

「ハイ。喜んでレンズを(無料で)入れ替えさせていただきます!!!」(笑)

 

 

(本来は目的に合わせた複数の度数の眼鏡を使い分けた方が良いのですが・・・)

 

 

 

 

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色覚検査表

技術的お話

現在、小学校での色覚検査が10年ぶりに復活しました。

 

そのせいで、検査表が不足して、当店に入荷するのも、約半年待ちました。

(学校を最優先にしてもらって、当店のを後回しにしてもらった為)

 

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色覚検査表での検査は、いじめや差別の原因になるとのことで、学校での検査を10年間中止しておりました。

 

確かに僕らが小学校の頃は、この検査があって、どうしても読めない子に対して、悪気無くからかっていた子がいた記憶があります・・・・・

 

ただ、色覚異常と判定されても、なんら生活に不自由を感じる事もなく、何の問題も無いのですが・・・・

 

どうしてもなれない職業もあるのです。

 

色覚異常は持って生まれた個性で、今の科学ではなおす事は出来ません。

(コントラストレンズ等で補正する事は可能です)

 

 

パイロットや警察官になりたいと努力してきて、採用試験で、初めて色覚異常だと知る事は辛すぎます。

 

現在の検査方法は、昔みたいに集団で行う事をしないで、個別に他の児童に解らないようにするらしいです。

 

血液型のように本人がしっかり認知していれば、いいだけの事です。

 

とりあえず当店にも検査表はありますので、検査してみたい方はお気軽にどうぞ。

 

 

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家庭訪問!?

技術的お話

家庭訪問と題うってますが・・・・

 

当社STFFの井上さんが、名古屋の「キクチ眼鏡専門学校」で通信教育で学んでまして、先生の吉原准教授が、眼鏡会館で用事があったついでに当店にも立ち寄っていただきました。

 

当店のSTFFの先生だけに、僕の立ち位置も微妙で・・・・

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写真も微妙な、隙間(笑)

 

吉原先生の帰り際、折角なので両眼視機能検査で疑問に思っていた質問をしてみたら、

 

さすが眼鏡学校の先生だけに、的確で解りやすいお答えをいただき、翌日メールで的確な資料までいただきました。(感謝)

 

その中で「Red Lens Test」なる物を教えていただき、早速設備を増強しました!!

 

設備と言っても、ペンライトとそれを止めるマジックテープだけですが・・・

 

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当店の測定は、省スペースシステムで検査しているのですが・・・・

 

被験者のイスを90度廻っていただくと、

 

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5メータ用の視力表も設置してます!!

 

え、周りがガチャガチャで解りにくい!?・・・・

 

狭い売り場スペースで、無理やりの後付けなのでご了承くださいませ・・・

 

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その上にペンライトの設備を増強!!!

 

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自分の眼でも実際に体感して、かなり使えそうな検査方法です!!!

 

吉原先生もおっしゃってましたが、眼位異常があったらプリズムで矯正(又はビジョントレーニング)とは有るものの、その先の絶対的な答えがあいまいといおうかなんといおうか・・・・

 

当店では、遠方斜位量・近方斜位量・遠方余力・近方余力を測定し、システムに入力すると、HeterophoriaのAC/A比(単位調節量当たりの調節性輻輳の起こる量)

Sheardの基準を満たすプリズム値(正常な両眼視を維持する為には、余力が斜位の2倍以上)

Percivalの基準を満たすプリズム値(ゞする為には、全相対輻輳幅の中央3/1の間をド・・・)

を自動計算してくれて、その数値を参考にしてますが・・・

 

斜位量の測り方でも、カバーテスト・プリズム分離方・偏光レンズを用いた方法・レットグリーンレンズでのクロスリングテスト・マドックステスト・と色々あって、数値も一定ではないという人体の難しさ・・・・

 

 

プリズム処方を実践すればするほど、知れば知るほど、難しさが実感できます。

 

眼位異常による眼精疲労を自覚している方に説明するのは、比較的容易ですが、

眼位異常の自覚が無い標準値を大きく外れた方への説明は、凄く迷う所です。

 

眼精疲労からくる、視生活の改善を眼鏡で出来たら、眼鏡屋冥利につきます。

 

当店のプリズム処方したユーザーさんからも、たくさんの良いお声をいただいております!!!

 

両眼視に取り組まれている眼鏡店は少ないらしいく、当店の取り組みを応援しているとも吉原先生のメールにも書かれていました。

 

大袈裟かもしれませんが、社会貢献の一環だと思って、これからも精進していきたいと思います。

 

 

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ビジョントレーニング in 名古屋

技術的お話

友人のフェースブックの書き込みで、このビジョントレーニングの講習の事を知り、行ってきました!!

 

眼鏡屋の朝は遅いのですが、この日は日帰りで名古屋まで行くので僕にして超早起きです・・・

 

時間

8月ですが、朝なので気温もまだ過ごしやすく順調に名古屋まで・・・

(意外とすいてたので、予定より1時間早く着いた)

 

IMG_0932

この写真を撮ってから、撮影はご遠慮くださいのアナウンスがあり・・・

 

約150名の受講者がいたらしく、大変多くの人でした(女子率高い)

 

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教育委員会が後援で、学校関係者が多いのかしら??

 

当店が主に紹介しているビジョントレーニング方法は、輻輳力や開散力の強化や、眼球の動き(眼筋)の強化で、眼精疲労をうったえる方、特に眼位異常(斜位)の方に案内になっているのですが、

今回の講習対象は、眼鏡店向けじゃ無く、学校や病院関係向きの内容で、特に学童児に対する内容でした。

 

発達性読み書き障害(ディスレクシア)の話や、目は心や運動機能とも深く関わっている話、小学校での取り組み、原始反射の話など、全く知らなかった分野の話なので、興味深く聞く事が出来ました。

 

眼鏡店での小学生低学年以下の度数測定は無く、眼科にての測定になるので、直接検査する事は無いのですが、知らないより知っておいた方が良いので、すごく勉強になりました。

 

(当店では、小学生低学年以下の児童は、過度の調節反応を起こす事があるのと、その他の発達障害の可能性もあるので、まずは眼科の受診をお勧めしております)

 

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受講者全員にお土産をいただきました。

 

https://heart-land.jp/archives/31275

↑にも紹介した、ビジョントレーニング定番ブロックストリング

と、鉛筆に付けるグリップと眼球運動と身体の運動を同時に鍛えるお手玉

 

 

 

 

 

 

 

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