メガネのハートランド
福井県鯖江市産の眼鏡を販売。認定眼鏡士のいるお店。
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眼性疲労軽減眼鏡 特許 その後

技術的お話

 

 

過去のブログにも書いた事がありますが・・・

 

 

眼鏡が地場産業である事から、福井県の助成を受けて、新しいコンセプト眼鏡を開発しております!!!

 

おかげ様で、特許庁から「新規性・進歩性」が有ると認められ、特許が認められました!!!

(内容は、特許庁プラットホームから特許番号検索で(6007383)で検索かければ全文見れます)

 

考え方は、人間の眼は左右二つあって、左右の眼位がちゃんと機能してないと眼が疲れる・・・

 

↓一般的な人の場合

 

↓眼位が広い人(もしくは輻輳力の弱い人)の場合

 

↓解決策

 

 

この考え方を考慮して発明と相成りました。

 

発明?した僕としては、数値的に絶対的答えの無いプリズム度数を、簡単に微調節出来る眼鏡が出来れば、お客様にも、眼鏡店にとってもとても有益な事じゃないかと思うのです!!!

 

が、が、・・・・

 

いろいろ進めていく上で、様々な障害が・・・・・

 

一番の障害が「資金」(笑)

 

二番目が「法律」主に「薬機法」(旧薬事法)

 

三番目が「俺」・・・なさけない

 

四番目が、適切なプリズム量を測定できる眼鏡技術者の少なさ・・・

 

 

そもそも、日本の眼鏡店で行っている「度数測定行為」は「医療行為」にあたらないのか?

 

厚生労働省?の見解は、過去の判例?国会答弁?から

「眼鏡使用者と相談しながら、一緒に度数を決定していく」

医療行為ではない(言い回しは違うかも)となっているはずです。

 

アメリカの場合は、「ドクターオプトメトリスト」が「業務独占の資格」の元、検眼していています。

他の国の事情はよく知りませんが、先進国の中で度数測定において国家試験が無いのは、日本ぐらいだと言われております。

 

日本でも、国家資格化しようという流れになっておりますが、なっても「名称独占の資格」になるのでしょうか・・・・

 

「業務独占と名称独占」は同じ国家資格でも全然違うものですね

 

日本の「認定眼鏡士」が名称独占ならそのまま移行する可能性がありますが、業務独占ならば・・・・

 

規制緩和の現代に、規制を強くするのはいかがかなとも思いますが、現在の日本の眼鏡店の検眼技術の向上には、資格制度は必要かとも思います。

 

今の他覚的な検査機器の進歩には目をみはるものがあります。

 

諸説ありますが、国民の7割は、最新の他覚測定機器の数値から考慮した度数決定であるていど問題が無いと思います。

 

残りの3割も、視力を出すだけなら問題がないのですが・・・・

 

疲れない快適な眼鏡となると、話が変わってきます・・・・

 

片眼づつの他覚的な検査方法だけじゃなく、両眼視を考慮した自覚的な測定技術が必須になります。

 

当店では、福井県の助成を受けて開発している事で、研究成果を県に報告する義務がある為、当店で眼鏡を作るほとんどの方の眼を測定しデータ化いたしました。

(それまでは、複視や疲れを訴える方、カバーテストで動きの大きい人を重点的にしていた為全体の割合が見えてこなかった)

 

一定期間データを集計し検討した結果、一つの目安「シェアードの基準値」を超える割合が約2割・・・

 

その割合って、超高くない!?!?

 

 

様々な障害を越えて、僕の考える眼鏡が商品化されたら、両眼視を考慮出来る眼鏡店が増えるきっかけにならない???

 

現在、僕にとってハードルが高すぎて心が折れかけている(ほとんど折れている)ので全然前進してませんが・・・・

 

国際特許(PCT)は、国内特許を出願して一年以内に出願しないと新規性が無いとみなされるため、勢いで出願してあり、その返事が先日来ました。

 

国際的にも「新規性・進歩性」があると、それなりの評価をいただいております。

 

 

お金を掛ければ(翻訳料・出願料等)、大概の国で特許を取得できる可能性が高いです。

(正式に世界各国に特許出願できる期限があと一年)(日本では既に特許になってます)

 

が、特許を取るのが目的では、自己満足にしかなりません・・・・

 

で、ちんけな僕ちゃんの代わりに、この特許を活かせる方を本気で大募集中!!!

(出願料等、資金を出してこの特許の海外特許を取りたい方も大募集中)

 

ビジネスとしてより、眼位異常で困ってる(自覚が無い人も)多くの方々の助けになれば!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

PS・

治療方法は特許にならないという大前提があり、今回の特許は治療方法ではないと特許庁は判断しております。

今回の特許は、もの(装置)に対する特許じゃなく、幅の広い方法に対する特許であります。

日本の薬機法に係る事は、特許名目の「眼精疲労軽減」である事。

眼精疲労軽減をうたえば、即、医療機器となり、日本の厚生労働省の医療機器分類表には眼精疲労を軽減するという項目が全くない事。

眼鏡レンズは、一般医療機器として登録されていますが、目的が「視力補正」となっております。(遮光レンズも、ブルーカットレンズも、ネイぺッツレンズも、偏光レンズも、近方アシストレンズも、プリズムレンズ(フレネル膜含)も、あくまで一般医療機器の視力補正レンズで、眩しさを軽減する事は書けても、眼精疲労軽減は書けません)

(眼鏡店のホームページ、ブログ等で眼精疲労が治るとうたっているサイトを見かけますが、厳密に見れば薬機法違反です。厚生労働省からは注意勧告を促すように言われましたが・・・僕に出来る事はありません(笑)(眼の構造や、斜位や眼精疲労の説明はOKなんですが、眼精疲労が取れる・なおる・とうたう(又は連想させる)のがNG、解りにくい・・・)

医療機関でさえ効能効果の広告は、厳しく制限されています。

 

一番良いのが、政府認定機関で治験臨床して、効能効果を証明する事なんですが!!!!!

 

規制の多い医療機器の中で、前例の無い事に挑戦するハードルは、零細企業にとって高すぎます・・・

 

が、挑戦する価値があると思うのは、僕だけでしょうか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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メガネレンズ勉強会!

技術的お話

先日、STFFを引き連れ、レンズ勉強会に参加してきました。
レンズメーカーさんは、NIKONさんと、HOLT(HOYA)さん。

 

ニコンさんからは、新しいコンセプトのレンズで、

①スマホに特化したレンズ「デジケア」(シフトオン)!!

②遠近両用レンズ(全視界ビュー)

③ハイカーブレンズ(シーマックス)

④カラー補正レンズ(ウルトラブライトコートUBC)

 

当社が加盟しているグループのOEM商品ゆえ、呼び名と設計が若干違うみたいです。

 

ホヤさんからは、

Ⅰ遠近両用レンズ(全視界ビュー)のエントリーモデル

Ⅱ青色光カットレンズ(レイガード435)

Ⅲオーダーメイド遠近両用レンズ(インデビジュアルレンズ)

 

ニコンさんの

①のレンズは、現在のインターネット等ITはパソコンじゃ無く、「スマホ」に・・・

スマホの平均利用時間は、一日2時間越・・・

スマホは楽しいけど、目には良くない・・・

近い距離を集中して見るし、LED(液晶)の光が目を刺激する・・・

で、度数と設計とコートで快適にというレンズ

 

②のレンズはニコンさんとの共同開発のオリジナル遠近両用レンズ

 

③のレンズは単焦点レンズで、フレームカーブが強い、そり角がある、乱視が強い等フレームのデザインを考慮したオーダーメイドレンズ

 

④のレンズは、加齢による、光感度を補正したコントラストアップのレンズ

 

ホヤさんの

Ⅰのレンズは、両面シンクロ設計による、低価格で高品質なレンズ

 

Ⅱのレンズは、紫外線領域だけではなく、可視光線のうち、まぶしい光の領域までカットするレンズ

 

Ⅲのレンズは、フルオーダー遠近両用レンズ

 

各レンズメーカーは、遠近両用レンズの開発に力を注いでいます。

 

レンズ研磨機械の発達のおかげで、3Dで微妙なレンズ研磨が可能になりました。

 

それで、ゆれ・ゆがみ・違和感を極力抑えるレンズが出来上がったのです。

 

さらに良いレンズ設計に必要な情報は、使用する眼鏡フレームの玉型・角度等の情報

この情報は眼鏡フレームをトレースする事で、各メーカーは情報を得る事が出来ました。

 

もっと良くするためには、その眼鏡をユーザーがどの状態で顔に掛けているか・・・

目とレンズの距離は、フレームの傾斜角、そり角はどうか等々・・・

 

もうここまで、遠近両用レンズは進化しているのです!!!!

 

 

ただし、大前提は、お客様の目の度数を正確に測れているか・・・・

 

こんなに素晴らしいレンズを開発してくれているのに、度数が正確に測れてなかったら台無しです・・・・

 

フルオーダーレンズを発注している眼鏡店でも、細かい設定数値を入れずにオーダーしていたりしている店もあるそうです・・・・

 

 

メガネレンズがどんどん高機能になればなるほど、問われるのは眼鏡店の測定力!!!

 

当店では、目の度数・フレームとお顔の情報だけでなく、両眼視機能情報まで考慮して、頭をフル回転しながらレンズを発注いたしております。

 

 

人間の脳は大変素晴らしく怖いのは、少々合ってなくても、脳が補正をかけてしまう事・・・・

 

きっちり合っているのと、だいたい合っているのとは、快適さ、疲れ方、見え方等に大きく差がでます。

 

 

 

 

 

 

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右目と左目の距離

武生店

眼鏡レンズには、光学中心があります。

 

その位置と目の中心を合わせる事は、大変重要な事です!!

 

左右の目の幅は、PDと言われ、だいたいミリ単位(片眼の場合は0.5ミリ単位)で、左右眼鏡レンズの光学中心の距離にキチンと入るように加工いたします。

(PD(瞳孔間距離)は、”Pupillary Distance” の略)

 

1㎜もズレると当然やり直しです!!

(僕が眼鏡士を取得した時代は、完全手削り加工テストだったので、かなりの技術を要したのですが、最近の加工機はキチット設定すれば、ズレる事はまずありません)

 

 

1㎜もズレるとやり直しと書きましたが、目の測り方によって、1㎜ぐらい簡単に違うのです!?

 

今回、自分の遠近両用レンズを作るにあったって、4つの方法で測ってみました。

 

①オートレフ(片眼遮蔽による架空固視点)

②写真撮影方式(アイメック)

③PDメジャーによる肉眼で読み取り式(遠方固視点方式)

④PD計方式(固視点の距離を計算で出す方法)

 

②と④は片眼の距離が出ますが、①と④は合計の距離

 

ま、全部微妙に違うのです(笑)

 

(眼鏡士の会報で、眼鏡学校の生徒がどの方式が一番正確か?との研究発表が行われていて、ビデオ写真方式が、一番誤差が少ないとの結果だったような)

 

①②③④、たぶんどの測り方も、正解なのです!!

 

人間の目は右を見たい時は右に動き、左は左、上は上に動きます。近くを見る時は目が寄りますし、真っすぐ光学中心だけでのみ見てる事など絶対にありません(笑)

 

あと人間の機能は凄くて、少々のズレなど、脳と眼筋が補正してしまうのです!!!

 

 

じゃ「1㎜もズレると当然やり直し」とは????

 

 

近視の外斜位系の人は、広めのPDの方が良いし、老眼の輻輳力が弱い人は狭めのPDの方が良い等々、

度数・眼位・輻輳力・年齢などを考慮して、多少違うPD数値の中から、最適なレンズのPDを決定しているのです!!

 

その方が、絶対快適な眼鏡に仕上がります!!!!

 

 

(偉そうに書きましたが、当店購入者全員には、2種類以上のPD測定はしておりません)

(必要と感じる場合と、希望者には測定しておりますので、興味のあるかたはリクエスト下さい)

 

 

今回自分用に制作する遠近両用レンズ

 

ちょっとお高いですが、遠用・近用PDだけではなく、眼鏡のソリ角・傾斜角・設計まで細かく指定できるレンズをチョイスいたしました!!!

 

追記

 

レンズが到着いたしました!!

高価な高設定のレンズはフレーム形状に合わせた度数設定でレンズ制作するので、レンズは既にフレームに合わせた形にカットされてます。

(通常のレンズは丸生地で来て、店頭でレンズカット加工をいたします)

ただし、どうしても若干大き目のレンズで来ます・・・・

(小さすぎると、レンズが外れてどうしようもない)

 

試しにそのまま枠入れしてみました。

若干の歪はありますが、まあ問題無いレベル。

(歪みにこだわり過ぎると、レンズがゆるゆるで外れやすくなります)

 

ただし、セルフレームの場合は、可塑剤が抜けて将来縮む事を考慮して、もう少しギリギリまで小さく手摺りしていきます。

 

 

クロムハーツ、最新作「SHAGASS」でご自分用に作ってみました!!

 

似合っていますでしょうか?

 

 

 

 

 

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小児メガネの危険性!!

技術的お話

本日、メガネが初めてという小学6年生の男の子に来店いただきました。

 

普通、初めてメガネを作る小学生以下の児童ですと、眼科さんの処方箋を持ってこられる方が多いのですが、兄弟や家族の方が当店で購入いただいているので、来店いただいたみたいです。

 

まず、オートレフラクトメーターという機械で、他覚的に測定すると、ゆるい近視の数値。

(僕みたいなベテランになると、この数値だけでいろんなパターンの疑いが・・(笑))

 

で、問診

 

「黒板が見えにくい?」   「・・・ん~~黒板は見えるんだけど・・・・」

「近くが見えにくい?」   「・・・ん~~近くが見えにくいのかな・・・」

 

子供ですので、はっきり訴えられない

お母さんも、「なんか見えにくいみたい・・・」

 

遠方裸眼視力も、0.7、8ぐらいあるし、

 

近方裸眼視力もそこそこ良い

 

輻輳近点(目がちゃんと寄り目出来るか)も問題ないし

調節近点(どこまで近くで見えるか)もそう問題ない

 

ただ、近方眼位が・・・(あとで解説)

 

両目に雲霧をかけて(プラスレンズを入れて調節を抜く事)慎重に両眼解放で検査してみても、ある程度で視力が上がらなくなる・・・・

 

普通眼鏡店には設置していない、当社の秘密兵器(調節機能解析ソフトウェア)で調べてみようとすると・・・・

 

その機械を動かすPCの電源が入っていない(汗)

やっと、起動したかと思ったら、ウインドウズがアップデイトしだすし・・・(笑)

 

 

測定結果、FK-map(解析結果表示グラフ)が真っ赤っか!?

 

まあ、疑いが確信に変わりましたが、当然当店は医療機関ではありません。

 

「まずは、眼科さんを受診してからまた来てくださいね」と

 

「その際に、先生に調節系みたいな事をメガネ屋さん言ってましたと伝えて下さい」

 

お母さんが「調節系って??」って心配されてましたので、

 

「例えばスマホ老眼みたいな・・・」

 

って図を使って説明すると、

 

「ほら、あんたスマホのやりすぎやわ!!」

 

と怒られていたので、そうじゃない事を弁明をしておきました(笑)

 

 

一番不幸なのが、オートレフの結果だけ見て、近視のメガネを安易に作る事・・・・

 

商売熱心で知識があまり無い眼鏡店なら、近視のメガネを売ちゃいかねません・・・

 

たぶんこの子の目は、遠視が潜伏していて、常に頑張って調節しているので調節筋がフリーズしているのではないかと思われます。

 

最初に書いた眼位も、近見内斜位(調節性の内斜位)を示しています。

(目が必要以上に調節しているので、近くを見る時に寄り過ぎてしまう)

 

フリッパー(プラスレンズとマイナスレンズ)や、雲霧で、ある程度調節を取る事は可能ですが、やはり小児の場合は、眼科で目薬を使用しての検査、治療が本来ではないでしょうか!!

 

あくまで当店はメガネ屋であります。

ただ、快適な視生活を過ごしていただくために、全力で応援いたしております!!!

 

 

追記

 

このブログを書いた翌日に、中一の男の子が来店

 

使っている眼鏡が壊れたのと、見えにくくなったので、度数も変えたいとの事

 

測定すると、昨日と同じようなパターン・・・・

 

この測定器は、他覚値からの検査しか出来ないのが難点ですが・・・・

(メーカーさんには、自覚値(任意の度数)から出来るようにならないか要望中)

やはり、何らかの異常値・・・・

 

♯14B(クロスシリンダー)の検査でも、加入度が必要と出る・・・・

 

ちょっとだけ時間をかけて、雲霧やプリッパーや簡単なビジョントレーニングで、調節をなるだけ取り除いてやると、0.6、7の裸眼視力が出るように!!!

 

お母さんも「学校の検査ではいつもG(タブン0.1以下)だったのに・・・」

 

この子も、まずは眼科を受診してもらってからとなりました。

 

お姉ちゃんも、眼科さんで目薬さして治療していたみたいですので、DNA的に調節が苦手なのかもしれません。

 

あくまで、当店は眼鏡屋さんです。お客様と一緒に度数決定は出来ますが、診察も診断もできませんし、しませんのでお間違いなく(笑)

 

 

あと、眼機能は、自律神経と大きく関わりがありますので、子供の場合は特に精神的不安があると調節機能や、視野に異常が出る場合もあります。

 

 

 

このブログを書いててこの、調節機能解析ソフトは他覚値からしか出来ないと書きましたが、気になって「もしかしたら0からなら出来るんじゃ?」

 

と試してみたら・・・・

 

出来ました!!!!!

 

 

ただし、-5.25の僕の目では、御覧の通りのテスト結果(笑)

(誕生日も適当に入れてます)

 

 

 

 

 

 

 

 

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かくれ斜視!?

お客様紹介

当店は、両眼視機能検査等にも力を入れ、快適な視生活を応援しております。

 

(両眼視機能は、当社ホームページの眼鏡と眼の知識NO7にざっくり書いております。)

 

当店の通常の検査の中にも、ルーティーンとしてすべての方に簡単な眼位測定を入れております。

 

そこでの数値に異常がある場合又は希望する場合、お客様了承のもと精密な測定に入るのです。

(精密な両眼視機能検査は、時間がかかるのと、お客様の眼に相当な負担がかかるのです)

 

今回紹介するのが、強度近視の外斜位の例

 

強度近視でプリズム入りのレンズにした場合、通常けっこうなレンズ厚になってしまいます。

 

が、今回使用したフレームは「VioRou」のコンパクトなフレーム

に、世界一超高屈折なプラスチックレンズ東海光学の1.76

S-7.50C-0.75 5△BIN でも上からみても、ほぼ枠の厚さと変わらない!!!

 

このお客様、通常はコンタクトレンズのみだった為、相当な違和感が出ると思われたのですが、検査後の装用テストでも、お渡し直後でも、すんなり問題無くかける事が出来ました。

 

普通は、数十年間眼と脳が頑張って補正をかけてきたのが、プリズムメガネレンズがある程度補正をかけるので、脳がびっくりするケースが多いのです。

 

 

次に紹介する例が、

 

二十代男性

そこそこの外斜位をお持ちでしたが、輻輳力もそこそこ有るし(シェアードの基準にはちょっと足りてません)若いし、輻輳力の強化のビジョントレーニングで!とも思ったのですが・・・

 

レンズを選択するときに、「とにかくパソコン時が特に疲れる・・・PC用の前掛けレンズが離せないので、PC用のレンズにしてください!!」との事・・・・

 

ん~~それは、LED(液晶)の光のせいだけじゃないんじゃ・・・・

 

外斜位の場合、遠くを見る場合と、近くを見る場合では当然必要プリズム量は変わってきます。

 

眼の疲れが酷そうなのと、装用テストの感じがよさそうなので、プリズムレンズとビジョントレーニングと、PCの青色光カットのコーティングとキャリアカラーの合わせ技で!!!

 

強度近視の場合、レンズの中心よりちょっとずれるとプリズムが発生します。

そのため、常にプリズムを感じているからか、プリズムレンズに慣れるのも早いのかもしれません。

 

ただ、強度レンズの場合、しっかり目の幅等レンズの中心と目の中心をしっかり合わさないと、疲れる眼鏡になってしまいます。

太いプラ枠にする事でレンズの厚みをカバーしました。

 

 

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